日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

雨とつりあう

2022年04月21日 | 自然 季節

 「でんでんむしむし かたつむり(蝸牛)・・・」、こんな歌を今ごろでも歌うのだろうか。蝸牛は日本中どこでも見られ、知らない人はいないと思う。あの右巻き螺旋状の殻は生まれつき背負っているのだろうか、とすれば生まれた時から一人、いや一匹で生きている、とすれば親の庇護は受けないで生き抜いていることになるのだろうか。

 静かに降る雨に誘われてやってきたのか、小さな蝸牛がツワブキの葉に乗っている。いやゆっくりだが動いている。前に、カタツムリの移動速度は10㌢を50秒掛かるのでその速度は毎秒2㌢とあった。蝸牛の大きさにもよるだろうが、見ていて納得する速度、それでも1時間動けば7㍍近くになる。兎と亀の話しではないが、立派なものだと思う。

 蝸牛の大形のものはフンス料理で用いるように食用とされるものもある。写真でしか見たことはないが、エスカルゴというらしいが、殻ごと料理されている。写真で見る限りでは食欲を刺激する感じはしない。マレーシアでカエルが出てぎょっとしたが、口にすると鶏肉の感じだった、エスカルゴはどんな味がするのだろうか。

 夜が明けてまもなく降りはじめた静かな雨は、休み休みにいち日続いた。これで草木が勢いを得て伸びるだろう。木々の青葉に降る雨を翠雨(すいう)と呼ぶそうだ。翠には緑という意味合いがあるそうで、この季節を表すのかもしれない。ツワブキの葉の水玉と蝸牛の姿がよく似合う。

 (今日の575) かたつむり何を食して殻保つ
コメント
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