日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

てまえどり

2022年04月16日 | 生活・ニュース

 コロナ禍で自粛生活も感染予防策のひとつとして買い物、と言っても食品の購入頻度を少し下げた。2年余になり我が家ではかなり通常の状態になって来た。といって買う絶対量が減るわけではないので、出かける回数が減っても支出は変わっていないようだ。

 出かけたついでに家内のメモに従って買い物をすることがある。先日、そんな時に見かけたある夫婦の買い物風景。主婦らしく商品棚の奥の方から取り出しては何かを確認している。経験から消費期限だろうと思う。そばの主人が「手前の品で済ませ」、と早くしろという催促をしたが、主婦としての買い物姿勢は変わらなかった。

 買い物の回数を減らせば賞味期限の長いものを選ぶ。例えば牛乳を買うとき賞味期限の3日先が手前にあっても、その奥側が4日先なら奥側を買っている。店が商品を補充するとき、賞味期限が先の物を奥側に置いているのを見かける。どちらもどっちということだろうか。

 こんな掲示が店頭にある。「すぐに食べるなら手前をえらぶ。『てまえどり』にご協力ください」。これは食品ロスを目指す消費者庁、農林水産省、環境省の3省庁連名のチラシ。店の展示方法は客に申し訳ないという気持ちの現れたような掲示でその気の使い方に苦笑する。食品ロスを目指す願いは良く分かる、コロナが終息すれば少しはよくなるかもしれない。農水省は、賞味と消費期限を良く確かめれば食べ物をむだにすることもありません、としている。

 (虚位の575) 消費より賞味確かめかごに入れ
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