
月2回の陶芸同好会へ参加し粘土と格闘して10年以上になる。回数は重ねているが逸品はまだできていない。それでも参加できるのは、あれもこれも面白いからだと思っている。施設の指導員は会員の子や孫くらいの若い人が多いこともそのひとつかもしれない。
施設へはそこの送迎バスが出る。海沿いの国道から海抜500にある施設までがいろは坂を6㌔上る。バスの席はいつの間にか指定席のようになり座る席が決まっていた。私は最後部の席を定席にしていたが、ここ数回ほど空席になっていた最前部、運転席の左隣の一人席に移った。新しい発見があった。
まず、いつも運転する自家用の車と比べてみる。座席位置が高いのでそれにつれ目線の位置が高くなる。追送する車の前方の様子が良く分かる。後方の座席に比べ視界が広く180度が見渡せ、対向車線の車の流れも良く見通せる。安全運転のための視界や見通し、車両の流れなど面白いほど分かるが、それだけに疲れも増すだろうと、運転しないが感じる。
よく「上から目線、上から見下す」という。相手をあなどって自分より下に見たり偉そうな態度をとることを指す。この上から目線は許されないが、運転席からの上から目線、最前部の席で眺めていて大きな車の運転者の特権だと思った。それだけに模範運手の担い手になって欲しい、視界の広さ楽しみながらそんなことを思っていた。
(今日の575) 目線替え見通す先に何かある