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名誉市民の田島直人。
大阪府に生まれその後、父の郷里である現岩国市に戻り、岩国尋常高等小(現岩国小学校)・旧制岩国中学(岩国高校の前身)に進学した。兄・田島 元も三段跳の日本チャンピオンになったことがある。織田幹雄とも親交があり岩国中学でよく一緒に練習したという。この兄と織田の影響で田島直人は三段跳を始めたそうだ。
1932年、ロサンゼルスオリンピックに出場し、走幅跳で6位入賞。1936年、ベルリンオリンピックで2度目のオリンピック出場。三段跳で16m00、当時の世界新記録で金メダルを獲得した。これは、織田幹雄・南部忠平に続く日本人選手による3大会連続での金メダルという記録に繋がった。また走幅跳(7.4m)で銅メダルを獲得した。
引退後は陸連関連の役員などを歴任。1990年、岩国市名誉市民となり、同年12月4日死去、78歳。平成16年から山口市で田島直人の功績をたたえて「田島直人記念陸上競技大会」が毎年開催されている。
田島直人の木。ベルリン五輪金メダルの副賞として、オーク(樹種:ドイツカシワ)の鉢植えの苗木を贈らた。「ドイツカシワ」には「もっと伸びよ」の言葉がこめられているそうだ。その苗木は京都大学に植えられ、関係者の適切な管理によって、風雪に耐えて根をはり、現在は樹高20mを越える大樹に育ち、「オリンピックオーク」や「田島直人の木」とも呼ぶ。
その「田島直人の木」が「田島直人 ベルリンオリンピック三段跳び 優勝記念樹」として岩国小学校の運動場を囲む庭木の中に植えられている。まだ数十センチの幼いこの木はこの春ころに在住の方から寄贈があったという。
母校の木陰で児童や校舎を眺め、何を思い出されているだろう。「もっと伸びよ」と呼びかけているのだろうか。
(写真:母校の庭木に育つだろう「田島直人の木」)
これはまた奇遇ですね、というか、我々にとっては岩国検定の大きな応援樹になってくれそうですね。
「もっと伸びよ」何かを案じさせてくれる記念樹になりそうですね。
木に対するいわれが、小学校によくあうように思います。
小さな苗ですが校舎の反対側で育っています。