「ゆず湯」にどうぞと、採りたての柚子をもらった。柚子のイメージはごつごつした表皮と思っていたら、優しい姿のそれもあることを知った。頂いたものは酸味も香りもごつごつと変わらないという。袋を開けると唾液が誘われる。ここまで書いて、イメージが違いすぎるのでネットを見ると、数種類の姿や形の異なる柚子が載っている。そういえば、これまでにも頂いたことを思い出す。
江戸時代の頃より柚子を浮かべた湯船に入浴すると「風邪を引かない」といわれる。今冬は最近にない勢いでインフルエンザが広がっているという医師の話し、それに予防ワクチンも不足しており、冬至には早いがゆず湯で風邪予防としよう。血行促進効果があり、冷え症に腰痛等を和らげるという。長風呂の好きな人には色々な効果ありそうだ。
冬至の日には柚子を浮かべた銭湯の映像が紹介される。今年のその日は12月22日、この日は一年で夜か最も長い日でもある。昼が短くおまけに冬、寒いときには寒いから暖まるには風呂が一番だろう。三世代同居のころの五右衛門風呂には祖父母の影響もあり幾つも浮かんでいた。ゆず湯はひびやあかぎれも治すと言っていた祖母の話を思い出す。
これを書いているとき知人から電話、寒さの話しになったとき「ゆず湯からあがったとこ、これから晩酌」という。知人は風流な一面を持つ人だが早くも「ゆず湯」で暖まっているとは気づかなかった。カラスの行水といわれる私のバスタイム、どれほどの効能が得られるか分からないが、例年通り柚子を浮かせてみよう。
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