公園の紅葉、ようやく終焉に近づいた。夏の猛暑の影響と遅れ気味だったが、最盛期にはインバウンドも含め名所の人出は多かった。所によっては住民の日常生活に支障も現れる賑いだったというから、日本の秋の紅葉は世界的な評価を得ていることになるのだろう。こうした自然の維持にはこれからも大きな苦労が求められる。
こうした時期の葉の色で子どものころの記憶にあるのは「はぜの木」。はぜ、は「櫨」と思っていたら「黄櫨」もあることを知った。この木の紅葉は赤という方がその色に近い。今は開発で消えたが繁茂した竹林の中に数本の櫨の木があった。色変りした櫨の葉の赤と竹の緑の葉のコントラストはなにかが現れるのではないかと思わせるくらい不気味だった。今思えばこれが自然ということだろうか。
これを書きながら知ったのは、櫨は別名「ハゼモミジ」と呼ぶそうだ、葉の形は異なるが見た目にはモミジの葉が色づいたように見える。この木の樹液はつくとかぶれる人が多いし木の下を通ってもそうなる人があるという。幸い櫨のあるとこで遊んでもかぶれなかった。あの赤い変色には何か仕掛けを感じさせる。
我が家の狭い庭にも小さな葉の色変りがやっと届いた。今夏の猛暑と言われた影響だろうが、ようやくやって来たかと安心している。短い秋がすっ飛んいったようだが、今週末からは冬らしい天気、予報では最低気温零度の予測も出ている。隣の県ではインフルエンザー注意報が出ている。気をつけたい。
(今日の575) 紅葉が消えて寒さが本格化
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