日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

赤い灰皿缶

2018年03月27日 | 町かど

 禁煙の話しが出ると「喫煙者がゼロになったら代わりの財源はどこから」という疑問に連なる。日本のタバコ税は諸外国に比べ高くない、値上げして喫煙者の減少と健康増進を勧める、など理由はいろいろ言われるが、取りやすい財源と昔から言われる。タバコ増税は3年連続で値上げが決まっている。

 東京五輪・パラリンピック開催条件の一つ、テロ対策については一気にそして強引に決まったが禁煙については遅れている。検討されている内容は、昨年の内閣改造で厚労大臣が変わり、それまでの案に比べ大幅緩和で五輪対策としての効果に疑問が出ている。受動喫煙対策もだが、街中でのポイ捨て対策にも力を入れて欲しい。

 ある施設の職員や外来者の駐車場、その入り口にパイプ椅子に固定された吸い殻入れの赤く塗られた缶が置かれている。その施設は敷地全域が禁煙らしく、道を隔てた駐車場で喫煙となっているようだ。雨や風の日にここまで来て喫煙するのは大儀、ならば吸わないことにしよう、という禁煙促進缶になりそうだ。いいアイディアと見ながら通る。

 喫煙の効用として集中力が高まる、気分が落ち着く、ストレス解消効果があるなどあげられる。禁煙者はこうした効用はまやかしと笑う。40歳少し前まで3日で2箱くらいの喫煙だったが禁煙宣言せずに禁煙した。宣言していないのでいつでも喫煙できるという気安さがそうさせた一つと思う。赤い缶横で二人の人が語らいながら白い煙を吐いている。交代勤務のころ、煙漂う喫煙室での語らいが懐かしい。
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