「短い文章を書いて投稿し、自己研鑽を図ろう」、こうした趣旨の同好会「岩国エッセイサロン」へ入会したのは2006年の9月例会だった。初めての出席で初歩の初歩を教わった。その日の夜に、度胸試しとして1作目を投稿した。それは規定の投稿様式に苦労しながらだった。なんと、それから11日目に掲載された。朝早く会の代表から祝意の電話を貰ったことを記憶している。
毎月の例会は毎日新聞社の「はがき随筆」入選作を参考にして意見交換をするという私にとっての学習方法だった。題材のとらえ方、表現の仕方、語句の使い方や注意点、やがてテーマが絞り込まれているか、文中に発見や思考が記されているかなど、盛り込むことなど、経験豊富な方から学んでいった。そうするうちに投稿の巾が広がっていった。
初掲載から今年末で18年3カ月経ち342編掲載された。このうち今年は25編掲載された。これの多少は分からないが、これまでの私の掲載年間記録23編を超え、年間最多の掲載年となった。掲載は数ではない、その中身が備わっているかが問われることは分かっているが、載っても載らなくても投稿を楽しむ一人として、やはり記録しておくことも喜びになる。
はじめは切手を貼った封書での投稿だったが、今はメール送信に変わり、投稿という小さな世界にも時代の変遷を感じる。同好会入会の折り「投稿が掲載されるということは一定のレベルにあると思い、自信を持ってさらに挑戦を続けるよう」言われた。マンネリでなく新鮮さを失わないよう続けたい。
(今日の575) 掲載の何倍没があるだろう
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