AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

83年デビュー組35周年イベント観戦記。(ときめき研究家)

2018-11-25 17:28:57 | ときめき研究家
11月20日、銀座博品館劇場でのイベントに参加した。
出演者は、大沢逸美、桑田靖子、小林千絵、徳丸純子、木元ゆうこ、森尾由美、松本明子の7名。全員1983年デビュー組で、イベントタイトルは「不作と言われた私たち」。

参加前のブログ記事で、なぜそのイベントに行きたくなるのか自分の気持ちがよくわからないという主旨のことを書いた。とにかく参加すれば、なぜ行きたくなったのかわかるかもしれないと思い参加した。

イベントは、予想通りトークが中心だった。
オリジナルの歌は1人1曲のみ。それぞれ自分のデビュー曲を1フレーズずつ歌いながら登場し、次の人を紹介する変則『夜のヒットスタジオ』方式のオープニング。
その後、デビュー当時の衣装に着替えて、改めてデビュー曲を1コーラス半歌った。衣装は当時そのものと「再現」したものが混在していたようだ。
その他には、80年代歌謡をメドレーで9曲(『デザイアー』『天国のキッス』『学園天国』『待つわ』『ふたりの愛ランド』『もしも明日が』『浪速恋しぐれ』『め組の人』『ヤングマン』)。誰もが知っている曲ばかりで、なかなか盛り上がった。

トークは「今回のイベントが実現するまで」「当時の芸能界あるある」「当時お互いのことをどう思っていたか」など。よく練られた内容だったとは思うが、私にはやや間延びした印象だった。もう少し歌が多目の方がよかった。

大沢逸美は現在もタレントとして活躍しており、てきぱきと場を仕切っていた。ホリプロらしい息の長い芸能活動だ。
桑谷靖子は定期的にライブをやっているようで、パンチの効いた歌唱は健在だった。ライブでは昔の歌と最近の歌を披露しているとのことだ。
小林千絵は子育てでブランクがあり、体型もずいぶん立派になっていた。トークも「大阪のおばちゃん」を前面に出していた。でも『いつも片思い』のステップは軽やかだった。
徳丸純子は芸能活動をフェイドアウトして現在シアトル在住とのことだが、歌の途中で声がひっくり返り、不安定な歌唱は当時そのままだった。それが彼女の魅力であって、全く変わっておらず.嬉しかった。
木元ゆうこも子育て中で久々のステージだったようだ。トークもたどたどしく、歌唱中には感極まって歌えなくなった。それでも体型はスリムで、ステップも軽やか、親衛隊の声援も飛んでいた。この場を一番楽しんでいるのは彼女だったかもしれない。
森尾由美は定期的にテレビにも出ているし、可愛らしさは健在。キリン柄のホットパンツにはさすがに照れていた。
松本明子は終始自虐的なトークで笑いを取っていた。芸能人としてのどん底も栄華も味わい、現在はとても落ち着いた雰囲気を身に付けていた。

最後に7人全員で松本明子のアルバム曲『くとうてん』を披露して終了。
人生の句読点を題材として、デビュー35周年の彼女たちの心境とシンクロするような選曲だったと思う。
カーテンコールはあったが、挨拶のみ。確かに、この後に歌うべき曲もないだろう。

冒頭書いた「なぜこのイベントに来たかったのか」についての答えは、「同窓会のようなものだから」かなと思った。
50歳を超えた頃から、高校と大学の同窓会に時々参加するようになった。これも何か明確な目的があるわけではない。何となく行こうかなと思うようになった。懐かしさに浸ることだけが目的ではない。かと言って今後新たに積極的に付き合うというわけでもない。他人と自分を比較して優越感や劣等感を味わうこともない。単に現在のお互いの近況を聞き、同年代の仲間として何とか暮らしていることを確認するだけだ。それだけだけど、何かリラックスした時間が過ごせて、少しだけ活力のようなものも生まれる。私にとって同窓会とはそんなものだ。
出演した7人にとっては正に同窓会なのだが、ほぼ同世代の観客にとっても同窓会のようなものだ。テレビの向こう側とこちら側に分かれてはいたが、これだけ時間が経つとどちらでもいいような気がする。そう言えば、客席に松本伊代と早見優が来ていた。豊作の82年組も不作の83年組も、今になればどちらでもいい。
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なぜそのイベントに行きたくなるのか?83年デビュー組35周年。(ときめき研究家)

2018-11-11 20:47:42 | ときめき研究家
11月20日、銀座博品館劇場でのイベントのチケットを入手した。
出演者は、大沢逸美、桑田靖子、小林千絵、徳丸純子、木元ゆうこ、森尾由美、松本明子の7名。全員1983年デビュー組で、イベントタイトルは「不作と言われた私たち」。
1980年組の松田聖子、河合奈保子、柏原芳恵の全盛期。中森明菜、小泉今日子、松本伊代、早見優、石川秀美、堀ちえみなど、きら星のようか魅力あふれる1982年組が続々とブレイクし、しのぎを削っていた時代で、新しいアイドルの入り込む余地はなかった。83年組に魅力がなかったというより、運が悪かったのだ。1年後の1984年になると、菊池桃子、岡田有希子、荻野目洋子、長山洋子(現在演歌歌手だが当初はアイドル)など、より若いアイドルも伸して来た。
83年デビュー組では、今回の7名のほか、伊藤麻衣子と岩井小百合がいればほぼ完璧だ。

このイベントを知って、行こうか行くまいか、かなり迷った。
そもそもなぜ行きたいと思うのか、自分でもよくわからなかった。わからないまま、残席が少ないこともあり慌てて購入したが、未だに自分の気持ちがよくわからない。

現在の彼女たちに会いたいのか?そういう生身派的な欲求はない。そもそも、7名のうち誰かの熱心なファンだったわけではない。

当時の曲を聴きたいのか?彼女たちのデビュー曲は全て知っている。森尾由美のデビュー曲『お・ね・が・い』は名曲だ。桑田靖子の鋭利な歌声、逆に徳丸純子のほんわかした歌声は今も記憶が鮮明だ。久しぶりに彼女たちが当時の曲を歌ってくれるのだろうから、それは楽しみだ。しかし、曲を聴きたいだけなら、当時の音源でいつでも聴くことはできる。むしろ、今回当時と同じようなクオリティーの歌唱が聴けるかどうかは確証が持てない。7人が7人とも、現在も歌の仕事を続けている訳ではないだろう。

新曲とか7人のコラボを期待しているのか?たぶんそれはないだろう。昔の曲を1人2曲ずつ、カラオケで歌うだけだと予想する。
おそらく、歌よりトークに多くの時間を使うのだろう。7人とファンが当時を思い出せるようなエピソードが披露されるのだろう。それが楽しみかというと、そうではない。通常のコンサートでも、私はトークより歌を聴きたい方だ。もしかしたら歌は1人1曲なのではないかという悪い予感もする。

昔のアイドルの楽曲をレパートリーとしている現在のアイドルがいるようだ。いわゆるカバーである。オリジナルと比較して違いを楽しむことができ、興味深いと思う。
一方、昔のアイドル自身が、年月を経てかつての楽曲を歌うのはセルフカバーだ。今回のイベントもセルフカバーということになろう。もちろん当時と比較して楽しむことはできるが、別人が歌うのとは違い、「劣化」していればあからさまにそれを見せつけられることになる。昔が魅力的であればあるほどだ。それなら家で昔の音源を聴いている方が安心できる。

結局、何を期待して行くのか未だにわからない。

菊池桃子30周年コンサートに行った時もそうだった。(当時の鑑賞記
何のために行ったのか、その答えを見つけるために行ったようなものだ。そういう1日があってもいい。

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