『翼はいらない』
まずは、
岡本章夫&ゲイスターズ(「8時だヨ!全員集合!」のバックバンド)か?! ダン池田とニュブリード(「夜のヒットスタジオ」「オールスター家族対抗歌合戦」「スターどっきりマル秘報告」等で活躍)か?!って思ったよ。
トランペットをはじめとして、あのベッタベタの奏法加減、そして、あのような 裏リズム等のダサダサアレンジ、他にも楽器の組み合わせ方…。
くっせぇ~。
でも、この曲に関しては、それが良かったように思う。1970年代から1980年ちょいぐらいにかけての音、響き…。
正直、古っ! でも、その古くささが、good!good!
フォーク,『翼をください』,学生運動…。時代の色と臭い…。とにかく、″ギリギリカラー(映像)?″みたいな雰囲気がね、この曲からは、にじみ出ていて、とても良かったな、と。
あと、もう1個、浮かんだこと。それはね、
″なんか、ゴルフ雑誌に似てるな″…と。
『翼をください』と『翼はいらない』の関係のことだ。
ホラ、ゴルフ雑誌ってね、例えば、今月号の特集が、「右手が命!」だったとして、その半年後に「左手が命だよね~」って、平気で 大特集…うってきたりするでしょ。「スイングは、ボディターン!」の半年後、「思いきって、体重移動しちゃいなよ!」って、でかでかとやるでしょ…。なんか、あれを思い出しちゃった。
で、ポイントは、その両方ともが、成り立ってる…ってコト。そして、意外に近いことを言ってる?…ってコト。
『翼をください』対『翼はいらない』の関係も これ、そうなんじゃないか?と…。
ところで、『翼をください』… 実は、僕、あんまり、これを 現実逃避的とは受け取ってないんだ。
「しあわせ」という永遠の夢・・・ただ、そういった世界を純粋に追いかけたい! と、ま、そういう…個人的,私の周り的な希望のことだったんだと思うんだよね、どこまでもね。ただ、これは、政治利用されやすいわね~。時代背景も手伝って、これ、楽曲としては、ちょっと不幸かも?って、ま、思ってたりもしててさ…。
で、『翼はいらない』なんだけど、これも 結局は、「しあわせ」というゴールを想った歌だと思っている。ただ、時代の(体感)スピードが違うがゆえ、より堅実に,ちょい現実的思考に…とは、まあ…なるよね。
″翼があったらいいな、どんなだろ?(空想100%)″ と、″たら…れば…。でも、ま、いっか。ゆっくりと…チョビチョビ…あ!夢だけは忘れずに、歩こ歩こ″ ぐらいの差なんだと思うんだよね~。
目指してる世界は、位置は、たぶん 同じ。ただ、″行きたい!″と ″探しながら行こっか!″ぐらいの違いは、あるかな~? とか、僕は、そう思ったのです、ハイ。
ただ、願わくば、1972年あたりの世界に、この『翼はいらない』を放り込んでみたい。そして、人は、″どんな反応をするんだろ?″って、この目で見てみたいかな?
あと、最後に「つばさーはいーらないー」問題について…。
確かに、ダサい。そして、間延びしてるよね~。
たぶん、本当は、「つばさーは・いらないー」って したかったんだろうな?とは、思う。
また、これと比較する部分が、「翼があったら」と「翼が生えたら」ってのが、その感覚に拍車をかけてるかな?と。「翼はいらない」との差…。ま、運的なものも…あるんだけどね~。
ぶっちゃけ、「あ」「生(は)」vs「い」の比較感覚ってのも、あるんじゃないか?と思っている。
簡単にいうと、「あ(a)」「は(a)」という完全開放音無敵説だ。しかも それの ″のばし″ やしね。「a aー」ってね。どうしても、「i iー」とは、″気持ち良さ″という点で、差が出ちゃう。
(「a」に比べた場合の)「i」という若干ストレス…。僕は、それが、「つばさーはいーらないー」が、微妙にダサく聴こえてまう原因の1つじゃないかな?って思ってたりもしています。
ただ、そういうのを逆手に取って、メッチャ成功してるなー!って例もあるよね。ま、僕が勝手に思ってるだけなんだけどね。で、その作品とは、
松田聖子の「青い珊瑚礁」…です。
これ、冒頭から、しばらく鼻歌ってもらうと、実感してもらえる…とか思うんだけど、あの曲は、「あ~」から始まって、まさに「a」だらけの印象で、スタートするんだよね。
で、その理由を僕なりに分析するとね、ここっ!っていう絶妙ポイントで、「i」などのちょいストレス発音の言葉を中に混ぜ込んでいるからだと思っている。「南の~」なんかそうだよ。
「m i n a m i n o」「a o i i k a z e」「w a t a s i n o」…ってさ、たぶん、あの人は、意識して使ったと思うんだな。
「i」…を「a」もしくは、「o」(「a」の次に自由開放感があるとされる口の形)で、サンドイッチ! 挟みまくってるよね。
余計に、「a」や「o」が目立つ工夫をしてるんだよね~。より開放、より解放、より自由…。
何のため?
それは、空の青さ、海の青さ、砂浜の白さ、風のさわやかさ(=松田聖子のイメージ)を際立たせるためだと思う。
だから、あの曲は、名曲に成り得たんだと思ってる。最高のプロモーション曲。
僕、あれは、確信犯だと思っているんだな。作詞の あの人は、絶対にやってるよ~。上手いわ~。
「翼はいらない」ってのは、基本的に 否定タイトルだからね、いろいろとやりにくい部分もあったと思うよ。もろもろね。とりあえずは、「a」のあまりの連発は、少し避けた方がいいような気がする…とかね。ま、いろんな意味で、いろんな意味で、挑戦曲だと思ったよね。
まずは、
岡本章夫&ゲイスターズ(「8時だヨ!全員集合!」のバックバンド)か?! ダン池田とニュブリード(「夜のヒットスタジオ」「オールスター家族対抗歌合戦」「スターどっきりマル秘報告」等で活躍)か?!って思ったよ。
トランペットをはじめとして、あのベッタベタの奏法加減、そして、あのような 裏リズム等のダサダサアレンジ、他にも楽器の組み合わせ方…。
くっせぇ~。
でも、この曲に関しては、それが良かったように思う。1970年代から1980年ちょいぐらいにかけての音、響き…。
正直、古っ! でも、その古くささが、good!good!
フォーク,『翼をください』,学生運動…。時代の色と臭い…。とにかく、″ギリギリカラー(映像)?″みたいな雰囲気がね、この曲からは、にじみ出ていて、とても良かったな、と。
あと、もう1個、浮かんだこと。それはね、
″なんか、ゴルフ雑誌に似てるな″…と。
『翼をください』と『翼はいらない』の関係のことだ。
ホラ、ゴルフ雑誌ってね、例えば、今月号の特集が、「右手が命!」だったとして、その半年後に「左手が命だよね~」って、平気で 大特集…うってきたりするでしょ。「スイングは、ボディターン!」の半年後、「思いきって、体重移動しちゃいなよ!」って、でかでかとやるでしょ…。なんか、あれを思い出しちゃった。
で、ポイントは、その両方ともが、成り立ってる…ってコト。そして、意外に近いことを言ってる?…ってコト。
『翼をください』対『翼はいらない』の関係も これ、そうなんじゃないか?と…。
ところで、『翼をください』… 実は、僕、あんまり、これを 現実逃避的とは受け取ってないんだ。
「しあわせ」という永遠の夢・・・ただ、そういった世界を純粋に追いかけたい! と、ま、そういう…個人的,私の周り的な希望のことだったんだと思うんだよね、どこまでもね。ただ、これは、政治利用されやすいわね~。時代背景も手伝って、これ、楽曲としては、ちょっと不幸かも?って、ま、思ってたりもしててさ…。
で、『翼はいらない』なんだけど、これも 結局は、「しあわせ」というゴールを想った歌だと思っている。ただ、時代の(体感)スピードが違うがゆえ、より堅実に,ちょい現実的思考に…とは、まあ…なるよね。
″翼があったらいいな、どんなだろ?(空想100%)″ と、″たら…れば…。でも、ま、いっか。ゆっくりと…チョビチョビ…あ!夢だけは忘れずに、歩こ歩こ″ ぐらいの差なんだと思うんだよね~。
目指してる世界は、位置は、たぶん 同じ。ただ、″行きたい!″と ″探しながら行こっか!″ぐらいの違いは、あるかな~? とか、僕は、そう思ったのです、ハイ。
ただ、願わくば、1972年あたりの世界に、この『翼はいらない』を放り込んでみたい。そして、人は、″どんな反応をするんだろ?″って、この目で見てみたいかな?
あと、最後に「つばさーはいーらないー」問題について…。
確かに、ダサい。そして、間延びしてるよね~。
たぶん、本当は、「つばさーは・いらないー」って したかったんだろうな?とは、思う。
また、これと比較する部分が、「翼があったら」と「翼が生えたら」ってのが、その感覚に拍車をかけてるかな?と。「翼はいらない」との差…。ま、運的なものも…あるんだけどね~。
ぶっちゃけ、「あ」「生(は)」vs「い」の比較感覚ってのも、あるんじゃないか?と思っている。
簡単にいうと、「あ(a)」「は(a)」という完全開放音無敵説だ。しかも それの ″のばし″ やしね。「a aー」ってね。どうしても、「i iー」とは、″気持ち良さ″という点で、差が出ちゃう。
(「a」に比べた場合の)「i」という若干ストレス…。僕は、それが、「つばさーはいーらないー」が、微妙にダサく聴こえてまう原因の1つじゃないかな?って思ってたりもしています。
ただ、そういうのを逆手に取って、メッチャ成功してるなー!って例もあるよね。ま、僕が勝手に思ってるだけなんだけどね。で、その作品とは、
松田聖子の「青い珊瑚礁」…です。
これ、冒頭から、しばらく鼻歌ってもらうと、実感してもらえる…とか思うんだけど、あの曲は、「あ~」から始まって、まさに「a」だらけの印象で、スタートするんだよね。
で、その理由を僕なりに分析するとね、ここっ!っていう絶妙ポイントで、「i」などのちょいストレス発音の言葉を中に混ぜ込んでいるからだと思っている。「南の~」なんかそうだよ。
「m i n a m i n o」「a o i i k a z e」「w a t a s i n o」…ってさ、たぶん、あの人は、意識して使ったと思うんだな。
「i」…を「a」もしくは、「o」(「a」の次に自由開放感があるとされる口の形)で、サンドイッチ! 挟みまくってるよね。
余計に、「a」や「o」が目立つ工夫をしてるんだよね~。より開放、より解放、より自由…。
何のため?
それは、空の青さ、海の青さ、砂浜の白さ、風のさわやかさ(=松田聖子のイメージ)を際立たせるためだと思う。
だから、あの曲は、名曲に成り得たんだと思ってる。最高のプロモーション曲。
僕、あれは、確信犯だと思っているんだな。作詞の あの人は、絶対にやってるよ~。上手いわ~。
「翼はいらない」ってのは、基本的に 否定タイトルだからね、いろいろとやりにくい部分もあったと思うよ。もろもろね。とりあえずは、「a」のあまりの連発は、少し避けた方がいいような気がする…とかね。ま、いろんな意味で、いろんな意味で、挑戦曲だと思ったよね。