AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

島崎遥香がテレビ東京『ローカル路線バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅』に出演し「ぽんこつ」ぶりを遺憾なく発揮。(ときめき研究家)

2020-09-27 12:51:57 | ときめき研究家
「北原里英がテレビ東京『ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z』に出演。」という記事を載せたばかりだが、同じテレビ東京の『ローカル路線バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅』に島崎遥香が出演した。

この番組は、太川陽介率いるバスチームと、村井美樹率いる鉄道チームが、同じ目的地を目指して1泊2日で競走するという内容である。今回で5回目になるが、今回は函館から小樽を目指し、途中4か所のチェックポイントでミッションを遂行するという趣向だった。

島崎遥香は、太川陽介、はなわとバスチームの一員として出演し、見事勝利した。
テレビで彼女を見るのは久々だったが、一段と痩せたようで、大丈夫か?と思ったが、なかなか存在感を発揮していた。旅番組は初めてと言っていたが、持ち前の「ぽんこつ」キャラを発揮して、随所で印象を残していたので成功だろう。
ルート選択には一切余計な意見は言わず、リーダー太川陽介に従っていた。バスの中で疲れると爆睡し、旅のミッションである海鮮丼完食が難しいと見るやご飯の半分以上をはなわに食べて貰う。ジップラインへの挑戦はスカートだから無理と回避したのに自撮り棒での写真撮影役も1回目は失敗するというなかなかの「ぽんこつ」ぶり。それでも悪びれずに、ルート聞き込み中の太川らをよそに1人だけソフトクリームを所望する。一方で、牛の搾乳は子供の頃に経験があるとのことで、確かに上手だった。
はなわが「彼女はじゃんけん大会で優勝したから運を持っている」など随所で持ち上げてくれ、彼の気配りには好感度が上がった。
北原里英と比べたら、かなり強い印象を残したと思う。どんな個性であれ、芸能人には個性が重要だ。

番組の随所でAKB48の楽曲が使われていた。
島崎の「ぽんこつ」な場面には、「私に期待しないで~」という『永遠プレッシャー』の冒頭のソロ。バスの乗継がうまく行って順調に進行している場面には『走れペンギン』のワクワクするイントロ。選曲したスタッフのセンスの良さに感心した。

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STU48『思い出せる恋をしよう』を聴く。(ときめき研究家)

2020-09-20 16:37:45 | ときめき研究家
『無謀な夢は醒めることがない』以来、約半年ぶりのSTU48の新曲だ。カップリング曲も含め、一見地味だが聴き込むほどに味が出る曲が揃っている。

『思い出せる恋をしよう』。
初恋は続かないと言うけれど、いつか別れてしまうとしても後々まで思い出せるような素敵な恋をしようという内容だ。若いカップルの歌にしては、いつか別れること前提で、悟ったような歌詞が不自然だ。若い時は「今」のことで精一杯で、後からどう思い出すかなんて意識は働かないのではなかったか。
だから、この歌の真意は「思い出せる恋をせよ」という、大人からのアドバイスなのだと思う。

「初恋は実らない」というのは、アイドルポップで何度も歌われている定説だ。このブログでも論じたことがある。
考えてみれば、恋に限らず初めてのことは上手くいかないのは当然だ。初めてのおつかい、初めての自転車、初めての自炊、初めての飲酒。やり方がわからないのだから、失敗しながらおぼえて行くのだ。
この歌のカップルは、それでもちゃんと両想いになっている。それだけで大成功と言える。だから先のことばかり心配せずに、今を存分に楽しめ、作詞家はそう諭しているのだ。

「指先を遠慮がちに繋ぎ 歩いたあの日を憶えてる」という2番のAメロ部分が秀逸だ。あえて散漫なメロディーに乗せることで、2人のぎこちなさがリアルに描写されている。自分の体験ではないのに、何だか鮮明に思い出せるような感覚だ。これこそが歌詞とメロディーのシンクロの醍醐味だ。
そんな素敵な思い出は何十年経っても絶対に忘れないものだ。「思い出は味方なんだ」という作詞家得意のフレーズがある(『抱きしめちゃいけない』『So long』『負け惜しみコングラチュレーション』)が、正にその通りだと思う。

『短日植物』(ふうちほ)。
薮下楓と石田千穂のデュエット曲。欅坂46内ユニットだった「ゆいちゃんず」を思い出してしまうような曲調だ。可愛らしくもあり、フォーク調のノスタルジックな曲調に心を鷲掴みにされる。
そういう曲調でありながら、歌詞の内容は失恋の歌だ。夏の終わりに、儚くも終わった恋を思い出している。
「短日植物」という言葉が洒落ている。日照時間が短くなると咲く植物のことをそう呼ぶらしい。この曲ではコスモスのことを指しているようだ。

『青春各駅停車』(青い向日葵)。
メンバー5人によるガールズバンド「青い向日葵」のユニット曲。この曲も「ゆいちゃんず」っぽい。
青春の青臭いじたばたを歌っていて心に響く。人生の先を急ぐのではなく、1駅1駅確認しながら、自分の目指す駅をゆっくり探したいというテーゼには共感できる。でも「途中下車」はするなと歌う。途中下車もいいものだと思うが、この歌では「人生を投げ出してしまうこと」の比喩なのだろう。
この曲は、バンドで生演奏、生歌唱するのをぜひ鑑賞してみたい。

『あの日から僕は変わった』(滝野由美子、田中晧子、中村舞、薮下楓)。
この曲だけ曲調が異なる。リズムを強調したサウンドで、歌詞は虚無的な心情を歌っている。

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北原里英がテレビ東京『ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z』に出演。(ときめき研究家)

2020-09-12 15:29:58 | ときめき研究家
テレビ東京の『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』は大好きな番組で、1回も欠かさず観ているどころか、再放送があればまた観るし、DVDに録画保存もしている。
オリジナルの太川陽介と蛭子能収のコンビが最高だったが、25回で降板し、現在は『Z』として田中要次と羽田圭介コンビが出演している。『Z』の当初は真剣さに欠けているのが嫌いだったが、だんだん慣れて来てそれも持ち味だと楽しめるようになった。

この番組の良いところは、仕込みが一切なく、3泊4日で路線バスだけを使って目的地に到着できるかという1点のみを追求していることだ。旅先でのふれ合いやグルメの要素もないことはないが、それはあくまでオマケである。ひたすらバスに乗り、バスがなければ歩き、ゴールを目指す姿がそれだけで面白い。

番組には毎回女性ゲストが1人、「マドンナ」として登場する。3泊4日のスケジュールが取れ、時には過酷な歩きも辞さないので、超売れっ子では無理だ。それでも、これまでかなり知名度のあるタレントが毎回選ばれている。この番組に出演できることは大変名誉なことなのだ。
(元)アイドルで言うと、オリジナルでは芳本美代子、遠藤久美子、森尾由美、新田恵利が出演した。『Z』では大島麻衣が出演しており、元AKBグループでは2人目となる北原里英が先日出演した。一般的な知名度では過去のマドンナたちと比べてやや弱い気もするが、とてもオイシイ仕事だったはすだ。

マドンナには幾つかのパターンがある。
1つ目は、ゴールを目指して非常に積極的に役割を発揮するタイプ。過去では真琴つばさが典型。
2つ目は、逆に「歩きたくない」「お腹がすいた」など我儘を言うタイプ。過去ではさとう珠緒が典型。
3つ目は、そのどちらでもなく、レギュラーの2人にただ付いて行くタイプ。これだとせっかく出演したのに印象を残せない。
実際には、4日の間には3つのパターンが混在して現れるのが普通だ。その時々で気分は変わるし、出演者3人の関係性の中で言動が変わってくることもある。
それで北原はどのパターンだったかと言うと、残念ながら主に3つ目のパターンだった。新潟(NGT48)ではキャプテンだったとか、バス移動も多かったとか、せっかくそういう話題も振ってもらい、「マドンナ」ではなく「キャプテン」と呼ばれていたのだから、1つ目のパターンでグイグイ引っ張って行けばよかったのではないか。

まあしかし、北原本人のキャラクターは、AKBグループ在籍中も含め、それほど強烈な個性を放つものではなかったのだろう。指原莉乃がHKT48に移籍して強烈なリーダーシップとプロデュース力を発揮したのと同じことを、新潟で発揮する機会はあったのだ。もちろん違う形でNGT48への貢献はしたのだろうが、それがどのくらい一般的に認知されているのか心もとない。また、NGT48の近況がああだから、リーダーシップと言ってもあまり強調できない事情もあろう。
象徴的な場面があった。バス停で話を聞いた一般人のおじさんが、「田中さんと羽田さんはわかるけど、失礼だけどあなたは?」と北原に名前を尋ねたのだ。そのシーンをそのまま放送するのもシビアではあるが、北原にとっては自分の現状を再認識し、発奮する材料になったであろう。

これからも大好きなこの番組に、素敵な(元)アイドルが出演することを期待する。
私はずっと前から浦野一美の出演を切望しているのだが、知名度が不足しているだろうか。リーダーシップは存分に発揮できるだろうし、名前を知らないオジサンにはグイグイ自己PRして名前を覚えさせようとするだろう。

(追記)
太川陽介と蛭子能収のコンビが一時期やっていた1泊2日のミニ版には、生駒里奈と松井珠理奈が出演していた。2人のうちでは、生駒は2つ目のパターンで太川陽介を怒らせたりしながら、なかなか頑張っていた。
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山里亮太『あのコの夢を見たんです。』を読む。ネタバレあり。(ときめき研究家)

2020-09-05 18:11:30 | ときめき研究家
山里亮太の短編小説集『あのコの夢を見たんです』がテレビ東京でドラマ化されると聞いた。以前から気になっていた本だが、これを機に購入して一気に読んだ。
実在するアイドルや女優をモチーフにした妄想を小説にした内容だ。アイドルファンなら誰もが夢見るようなことを実現していて羨ましい。私も学生時代、小泉今日子や早見優と「架空対談」をして、ミニコミ誌に掲載したりしていた。
妄想なので全編に山里本人と思われる人物が登場する。しかし、妄想とは言っても、人様に読ませる創作物であり、更にご本人にも読ませて感想まで書いてもらうという雑誌の連載企画だったようなので、個人的で猥らな妄想は一切含まれていない。
16人をモチーフにした16編。この中で何編がドラマになるのか、そしてモチーフとされた本人が出演してどんな演技を見せるのか、とても楽しみだ。

16編の出来栄えはまちまちだ。似たような話もいくつかあった。しかし、どの作品もモチーフとなったアイドルや女優への愛情に溢れ、彼女の経歴や特徴を活かした内容となっていて楽しめる。例えば、桜井日奈子をモチーフとした『OKAYAMA』では、彼女を形容する「岡山の奇跡」という言葉だけから奇想天外な妄想を膨らませている。

特に気に入った話は以下の3編だ。

まずは欅坂46キャプテン菅井友香がモチーフの『アナザーブルースカイ作戦』。
読み始めてすぐに気づくのだが、ストーリーは欅坂46の楽曲『青空が違う』そのものだ。ノベライズと言ってもいい。夢を叶えるために上京している恋人を突然訪ねる少女の歌で、私も好きな曲だ。菅井も歌唱メンバーに含まれている。
彼が叶えたかった夢とは何なのか、私はしっくり来る解釈を思いつかなかったが、山里は「芸人になる」という解釈を加えて物語を構築している。そして、歌では歌われなかった「その後」に、あっと驚く展開があり、そこには山里本人も一口絡んでいる。
面白いとは思ったが、「楽曲『青空が違う』をモチーフとしました」くらいの注釈は付けておくべきではないだろうか。その歌を聴いたことがない読者は、全て山里の創作だと勘違いしてしまう。

次に、松岡茉優をモチーフにした『鏡』。
どんな役でもこなす変幻自在の女優である松岡茉優。その秘訣は魔法の鏡だった、というファンタジー。ひときわ短い作品だが、上手くまとまっている。
話の中で、「アンパンマン」の実写化で彼女が主演したという妄想も出て来るが、もしかしたら本当に演じていたのかなと思い、思わずネットで検索して確かめてしまった。事実ではなかったが、松岡茉優ならアンパンマンも演じられそうだ。テレビドラマでは、その場面も実現されるかもしれない。

そして、渡辺麻友がモチーフの『BAKU』。本の最後に収録されている。
夢を見ることを禁止された社会で、反体制地下活動のリーダーが渡辺で、山里はその活動に加わる高校生だ。渡辺が活動を率いる原動力は、透き通る声と歌唱という設定であり、山里も私と同じで渡辺麻友の魅力の本質は歌唱にあるのだと考えているのだろう。楽曲『ヒカルものたち』を想起させるようなシーンも描かれている。
しかし、残念ながら、この話はドラマ化されることはないだろう。なぜなら、渡辺麻友は既に芸能界を引退しているから。山里も非常に残念だろう。

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