AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

AKB48の近況。劇場リニューアルとカバーアルバム発売。(ときめき研究家)

2024-11-22 21:26:50 | ときめき研究家
AKB48に関する情報をたまたま2つ目にした。
1つは秋葉原のAKB48劇場がリニューアル中であること、もう1つはカバーアルバムの発売予定だ。

秋葉原のAKB48劇場は現在改装工事中で、12月8日のAKB48の19周年の日にリニューアルオープンするようだ。
改装前の劇場には20回ほど行った。最初はナッキーさんに誘われた「ひまわり組2nd」公演だったと思う。最後に行ったのは2015年4月だ。もう10年近く行っていない。
ドン・キホーテビルの8階で、1階からエスカレーターで昇って行く必要があり、導線が悪かった。劇場客席のど真ん中には有名な「柱」が2本あり、前方数列を除くほとんどの席からステージを観る邪魔になっていた。リニューアル工事でそれが解消されればいいのだろうが、柱そのものは構造上除去できないと思われる。ロビーも含めてレイアウト変更の工夫で何とかできないかというところだろう。
リニューアルされたら一度行ってみたい気もするが、もうほとんどのメンバーの顔と名前が分からない。以前のように楽しめるか自信がない。
劇場リニューアルに併せて、「新公演」が披露されるとのことだ。長い間「新公演やるやる詐欺」に遭い続けて来たのも、今となっては懐かしい思い出だ。結局、この10年間で実際に披露された新公演は「M.T.に捧ぐ」公演だけではなかったか? HKT48の「今、月は満ちる」公演はどうなった?
そういう話題にも関心が薄れてしまった自分に気づき、少し寂しい気持ちになった。

カバーアルバムの方は、12月25日発売とのことで、既に収録曲14曲が開示されている。アルバムタイトルは「なんてったってAKB48」。これまでもライブ等で過去のアイドルの楽曲を歌うこともあったので、カバーアルバムは面白いコンセプトだと思う。願わくば、充分レッスンを積んだうえで録音されたパフォーマンスであってほしい。技術的に上手でなくてもいいが、自分なりに持ち味を出して歌いこなしている「プロのアイドル」らしい歌唱を期待する。

オリジナル歌唱者と収録曲()内は発売年。
 キャンディーズ「年下の男の子」(1975年)
 ピンク・レディー「UFO」(1977年)
 松田聖子「チェリーブラッサム」(1981年)
 原田知世「時をかける少女」(1983年)
 小泉今日子「なんてったってアイドル」(1985年)
 中森明菜「DESIRE -情熱-」(1986年)
 おニャン子クラブ「じゃあね」(1987年)
 Wink「淋しい熱帯魚」(1989年)
 SPEED「Body & Soul」(1996年)
 モーニング娘。「LOVEマシーン」(1999年)
 ももいろクローバー「行くぜっ!怪盗少女」(2010年)
 乃木坂46「君の名は希望」(2013年)
 新しい学校のリーダーズ「オトナブルー」(2020年)
 HoneyWorks「可愛くてごめん」(2022年)

1970年代から現代まで、大ヒットした超有名曲を年代順に並べ、アイドルの歴史を概観する内容だ。偏らずバランスの取れた王道の選曲と言える。
少し意外だったのは、松田聖子が代表曲とされる「青い珊瑚礁」や「赤いスイートピー」ではなく「チェリーブラッサム」だったこと。私は好きな曲だが、他の選曲の傾向とは異なる。昨年亡くなった作詞家の三浦徳子作品を1つ入れたかったのだと勝手に推測した。
あと、「セーラー服を脱がせないで」ではなく「じゃあね」なのも意外だが、それは秋元康の好みだろう。ちなみに14曲のうち秋元康作詞の楽曲は、「なんてったってアイドル」「じゃあね」「君の名は希望」の3曲である。
最後の「可愛くてごめん」だけは知らない曲だった。ネットで鑑賞したら素晴らしい楽曲で驚いた。ナッキーさんによると、多くのアイドルのライブで歌われている楽曲だという。「ぶりっ子でごめん」という歌詞もあり、アイドルの矜持を歌っているとも解釈でき、このアルバムの掉尾に相応しいと納得した。

このブログでアイドルの歴史を概観した記事「教科書に載せたいアイドル史の100曲」はこちら。今回の14曲とは7曲が共通している。

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AKBグループ、坂道グループのNHK紅白歌合戦出場履歴(ときめき研究家)

2024-11-13 20:44:19 | ときめき研究家
前の記事で、HKT48は2014年に一度だけNHK紅白歌合戦に出場したと書いた。
その後、気になって、AKBグループと坂道グループの各グループがいつ出場して何を歌ったのか、一表にしてみた。
もちろんNHK紅白歌合戦への出場が人気を表す全てではない。しかし、眺めてみると感慨深いものがある。



表を見ていくつかのことに気が付いた。
1.AKB48は12回出場している。そのうち8回、複数曲のメドレーを歌っている。
2.一方、乃木坂46は9回出場しているが、メドレーは1回もない。それどころか、毎回違う曲を歌っている。
3.SKE48、NMB48はどちらも3回しか出場していない。もっと出場していた印象だった。
4.一方、欅坂(櫻坂)46、日向坂46はそれぞれ7回、4回出場。今後も伸ばす可能性が高い。

AKB48がメドレーが多かった理由は、次のように考える。
当時は1年に4枚のシングルを発売し、その全てがミリオンセラーという絶頂期だった。
もちろんそれはAKB商法(握手会商法)で嵩上げされていたのだが、甲乙つけがたい良曲ぞろいだったのも事実。
そんな中、1曲に絞るのではなく多くの曲を1コーラスでも披露したい、放送したいという両者の意向が一致した結果だろう。
一方、乃木坂46は、1曲ごとのダンスを含めた完成度が高く、メドレーには馴染まないのではないか。

姉妹グループに関しては、AKBの姉妹グループは、主力メンバーはAKB48の選抜メンバーとしても出場していることから、
姉妹グループでも重複して出場させなくてもいいのではないかという意識も若干はあっただろう。
完全に独立している坂道グループとはその点が異なっている。

ちょうど今年の紅白歌合戦出場者が発表される時期だ。今年はどのグループが出場するのだろうか。

(11月20日追記)
11月19日、2024年の紅白歌合戦出演者が発表された。
昨年同様、乃木坂46と櫻坂46の2グループのみだった。日向坂と櫻坂は交互に選ばれるのではないかという仮説も考えられたが、違った。櫻坂と日向坂に序列がついた感がある。
AKB48は20周年となる来年は出場のチャンスだ。一般の人にも周知されるようなヒット曲がほしい。
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HKT48『僕はやっと君を心配できる』を聴く。久々のメッセージソングは響くか?(ときめき研究家)

2024-11-12 21:08:15 | ときめき研究家
AKBグループは時々社会的な問題意識に言及したメッセージソングを発表して来た。
特に初期は『誰かのために』『ロックだよ、人生は』『街角のパーティー』『夢の鐘』『目撃者』『僕にできること』など、数も多かった。 2011年の記事リンク 
AKB48『僕たちは戦わない』(2015年)。 当時の記事リンク 
STU48『花は誰のもの』(2022年)。 当時の記事リンク 
上記以外にも、今思い出せない楽曲があったかもしれない。
今回のHKT48『僕はやっと君を心配できる』は、久々のメッセージソングだが、切り口が少し変わっている。世界で起きている不幸な出来事を、安全な部屋の中からネットやテレビのニュースで見るだけでは、本気で心配や共感できるはずがない。だから部屋を出て外の風に当たることが必要だ、というのがこの曲のメッセージだ。相対的に平和で安全で自由な(と思い込んでいるだけかもしれないが)日本にいて、ガザやウクライナの惨状を自分ごととして受け止めるには余程の想像力が必要だ。そして想像できたとして、彼らのためにできることは限られている。そういうもどかしさ、もっと言えば無力感も滲み出ている。それでもこういう楽曲を聴いて、何かできることはないかと考えるだけでも、何も考えないよりははるかにいい。
この楽曲では「夢」や「愛」に光を見出そうとしている。そして若者には時間があるとも歌っている。それも1つの答えかもしれない。多くの若者に聴いてほしい曲だ。

カップリング曲の中では『最強アイドルよろしく!』が気になった。
歌い出しの歌詞が「ドームツアーはまだ遠くの夢だけど いつ日かきっと紅白に出るぜ」。
はて? HKT48は紅白歌合戦に出たことがあったはず。ドームツアーだってやったことはあるのでは?
確認してみると、HKT48は2014年のNHK紅白歌合戦に初出場し、『メロンジュース』を歌っている。その年はAKB48(歌唱曲『心のプラカード』)、SKE48(歌唱曲『不器用太陽』)、NMB48(歌唱曲『イビサガール』)も出場しており、今から思えば48グループの人気のピークだったと言える。ちなみに、翌2015年にはAKB48(歌唱曲『スペシャルメドレー』)とNMB48(歌唱曲『365日の紙飛行機』)の2グループ出場にとどまり、一方で乃木坂46が初出場し『君の名は希望』を歌っている。
その後、HKT48主力メンバーのAKB48としての出場はあるが、HKT48としての2回目の出場は実現していない。ずっと2回目の出場を悲願にしていたと思う。しかし考えてみれば、現在のメンバーのほとんどは2014年には在籍していなかったので、初出場を目指しているようなものかもしれない。
しかし、素直に聴けば、『最強アイドルよろしく!』はHKT48のことを歌った自己言及ソングではないのだろう。まだ売れていない創作上のアイドルグループのことを歌った楽曲なのだ。そういう楽曲があってもいいし、自己言及ソングだと決めつけてしまう当方に問題があるのだ。でも、どうしてもHKT48自身のことと結び付けて考えてしまうのを止められない。秋元康の術中に嵌っているのだろう。
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