AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

NHK朝ドラ『エール』が終了。菊池桃子、薬師丸ひろ子、松井玲奈、森七菜が出演。(ときめき研究家)

2020-11-29 17:51:03 | ときめき研究家
NHKの朝ドラ『エール』が11月28日の放送を以って終了した。厳密に言えば、26日の木曜日で本編は終了。27日は出演者による古関メロディーのミニコンサート。28日は1週間の振り返りだった。
コロナウイルス流行による撮影中断、放送中断、回数の短縮といった異例の展開だったが、とにもかくにも大団円を迎えた。丁寧に描かれていた前半に対して、後半、特に戦後の描き方が非常に駆け足だったのは残念だったが、やむを得ないことだったのだろう。
祐一は、戦時中は軍歌を多数作曲して戦争に協力し、戦後はそのことで罪の意識に苛まれて悩む。しかし結局「人を勇気づける」ことが自分の役割だと吹っ切れて、国民的作曲家になる。その葛藤は結構詳しく描かれていた。時代に翻弄され、流されてしまうのは、誰にでもあることで、他人が責めるべきことではない。自分で自分を許す寛容さも必要だろう。

菊池桃子は主人公祐一(窪田正孝)の母親役で、途中で病気になりながら結構しぶとく生きていたが、次男の結婚を見届けた後、いつの間にか写真になっていた。

薬師丸ひろ子はもう一人の主人公音(二階堂ふみ)の母親役だったが、終盤では出番がなく、最後は生死不明のままで終わった。

森七菜演じる三女は望んでいた小説家になり、その後は岡崎に帰って婿を取り、実家の馬具店を盛り立てた。店は、戦後はグローブ製造に切り替えた。小説を書き続けたのかどうかは定かではない。森七菜本人は、朝ドラ放映中に民放で主演連ドラが始まったり、コマーシャルの楽曲で歌手デビューしたり、飛ぶ鳥を落とす勢いだ。可愛すぎなくて、放っておけない感じが気になる存在だ。

松井玲奈は地味な役割だが、多くの見どころがあった。
職業軍人と見合い結婚し、戦時中は模範的な「銃後の妻」の役割を果たそうとする。戦後は、失意の夫を励まし、ラーメン屋として再起させ、戦災孤児を養子に迎える。そして、主人公夫婦の娘(つまり姪)の相談相手になったりもする。才能に恵まれ、自由に生きる妹たちに対して、普通の女性として、悩んだり迷ったりしながらも懸命に生きる姿を好演していた。ドラマを現実に繋ぎとめる役割を果たしていたとも言える。

ところで、27日のミニコンサートで、上記4名のうち歌唱者として出番があったのは薬師丸ひろ子1人だけだった。相変わらず清らかな歌声で『高原列車は行く』を披露した。松井玲奈はトークと、最後の出演者全員による『長崎の鐘』には参加していた。菊池桃子と森七菜は出演もしていなかった。この3人もソロ歌手としてCDも出している歌手には違いないが、ミュージカル等に出演している錚々たる歌手たちの中で、ソロで歌うのは厳しかったか。

朝ドラ『エール』に関する過去記事はこちら
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日向坂46『アザトカワイイ』を聴く。(ときめき研究家)

2020-11-23 17:27:36 | ときめき研究家
田中みな実や弘中綾香など、「あざと可愛い」タレントが人気になっている時流に乗った楽曲だ。
こういうコンセプトソングは秋元康の最も得意とするところだ。放送作家出身らしく、話題になることが何より大事な価値観なのだ。比較しても意味はないが、阿久悠や松本隆はこんな詞は絶対に書かないと思う。どちらがいい悪いではなく、それは持ち味の違いだ。
カーディガンの袖を長くしてグーをしているとか、下唇を噛むとか、小首を傾げるとか、困り顔とか、いかにも作為的な彼女の一挙手一投足にすっかり魅了されてしまったという、それだけの歌だ。遠くから見ているだけで、声をかけるでもない、いつもの片思いソングだ。「見事に釣られた」と言っているが、何年も前に「釣り師」なる言葉もAKBグループでは流行っていた。須田亜香里や渡辺美優紀や山内鈴蘭などが代表格だった。そういう意味では目新しいのはタイトルだけだ。
でも、今一番力を入れている日向坂46に歌わせると、あら不思議、何だかフレッシュで可愛らしい楽曲になっている。これもまたアイドルポップの醍醐味だ。

日向坂46についての過去記事
『こんなに好きになっちゃっていいの』
『ドレミソラシド』
『キュン』
『ひらがなで恋したい』
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AKB48紅白歌合戦出場ならず。(ときめき研究家)

2020-11-17 21:22:58 | ときめき研究家
報道の通り、AKB48が今年のNHK紅白歌合戦出場を逃した。2009年から11年連続出場していたが、遂に途絶えた。坂道グループは3グループとも出場なので、明暗を分けた。NHKのプロデューサー目線で考えれば、妥当な判断だと思う。CDの売り上げではなく、世の中での人気、話題性、それからNGT問題などを考慮すれば、説明が付く選択だ。
AKB48が今年出したシングルは『失恋ありがとう』と、配信限定の『離れていても』のみ。劇場公演やライブも制限されて、不本意な1年間だったことだろう。せめて年末、多くの国民が観る紅白歌合戦には出たかっただろうが、それも叶わなかった。
しかし、考えてみれば出場しないことで話題になるとは、北島三郎と同じで、AKB48も大物になった証拠と思えばいい。毎年「大人数アイドルグループばかりでつまらない」といった批判を浴びていたが、ここで一度リセットして、また異論が出ないような出場を目指せばよかろう。

これまでのAKB48グループの紅白出場を振り返ってみる。
2007年(初出場) 『会いたかった』『なんてったってアイドル』。
2009年 『RIVER』『涙サプライズ』。
2010年 『Beginner』『ヘビーローテーション』『ヘビーローテーション』。
2011年 『風は吹いている』『フライングゲット』『Everyday、カチューシャ』。
2012年 『UZA』『ギンガムチェック』『真夏のSounds good!』。
2013年 『恋するフォーチュンクキー』『ヘビーローテーション』。
2014年 『心のプラカード』。
2015年 『会いたかった』『フライングゲット』『ヘビーローテーション』『恋するフォーチュンクッキー』。(前田敦子、大島優子が登場)
2016年 『RIVER』『君はメロディー』。(メンバーを投票で決定、山本彩が1位)
2017年 『大声ダイアモンド』『365日の紙飛行機』『11月のアンクレット』。(楽曲を投票で決定)
2018年 『恋するフォーチュンクッキー』。(BNK48と共演)
2019年 『恋するフォーチュンクッキー』。(世界の48グループと共演)

こうして見ると、その年のヒット曲を歌ったのは2017年が最後だったのだ。
2021年は、世の中の人が誰もが認めるようなヒット曲がほしい。
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アメリカ大統領選挙が大混乱。(ときめき研究家)

2020-11-07 22:07:28 | ときめき研究家
11月3日に投票が行われたアメリカ大統領選挙の結果がまだ判明しない。
投票日当日のうちに開票が終わり、結果が確定する日本の国政選挙が当たり前だと思っている私には非常に奇異な事態に思える。
州によって投開票のやり方が違うとか、郵便投票が投票日の消印有効だとか、結果が遅れる理由はあるのだが、何より現職の大統領が「選挙の公正」を否定するような発言をしていることが驚きだ。
日本では「選挙の公正」は保たれていると信じられている。それはAKBグループの「選抜総選挙」でも同じだった。その信頼が崩れるとしたら、何を信じればいいのだろう。

自慢ではないが、選挙権を得てから、国政選挙、地方選挙、AKBグループの「選抜総選挙」のいずれも棄権したことは一度もない。それが当然のことと思っているから、子供達にもそうさせている。投票に行かずして政治への不満を言うなど論外だ。
アメリカ大統領選挙は、混乱はしているが、投票率は高いようだ。最終確定はしていないが、66%という報道があった。この点は素晴らしいと思う。

このブログに何回も書いているが、モーニング娘。の『ザ☆ピース』には、「選挙の日ってうちじゃなぜか投票行って外食するんだ」という歌詞がある。さりげなく参政権行使の晴れがましさを歌い、子供達に投票は当然するべきものだという教育をしている。そもそも選挙権は、先人が血のにじむ努力をして勝ち取った権利なのだ。棄権などしては申し訳ない。この歌詞を書いたつんくは、そういうことを直接言わず、さらりと表現しているところが素晴らしい。
選挙のことを歌った歌を、他には知らない。
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白石麻衣が乃木坂46を卒業。(ときめき研究家)

2020-11-01 16:53:09 | ときめき研究家
10月28日、白石麻衣が無観客卒業コンサートで乃木坂46を卒業した。卒業発表後、コロナの影響で卒業コンサートがなかなかできずにいたが、ついに有観客コンサートを諦めざるをえなかったのだろう。AKB48で言うなら前田敦子の卒業コンサートができないということで、当時そんなことは考えられなかった。コロナで世界は変わってしまったのだ。
しかし、無観客コンサートの生配信を68万人が観たということだから、有観客コンサートよりも何倍も多いファンが見届けることができたとも言える。アクセスが集中したせいか配信のトラブルが発生したようで、それも含めて伝説を作ったとも言える。

有観客と無観客で、何が違うのだろうか。
白石本人にとっては、直接観客の反応を見ながら、手を振ったり、笑いかけたりできる方が気持ちが高まるだろう。トークで語りかけたり、煽ったりもできるだろう。ましてや最後となる卒業コンサート。最後は泣きながらファンに挨拶をするのだろうし、もちろん有観客でやりたかったに違いない。
一方で、歌唱やダンスの完成度という点では、パフォーマンスに集中できるため、無観客の方が高くなるとも言えるのではないか。鑑賞する立場で言えば、現場で人に揉まれながら、豆粒のような白石や他のメンバーを見て、悪い音響を聴くより、自宅で上手に編集された映像をのんびり鑑賞できるのはメリットだ。

スポーツの試合も、ずいぶん長い間無観客で行われ、途中から徐々に観客を入れ始めている。
何人もの選手が「観客の声援が力になった」というようなことを話していた。大相撲の炎鵬もその一人だった。思い切った技を繰り出して大型力士を倒し、観客の喝采を浴びる小兵力士の実感だろう。
サッカーや野球の試合でホームチームにアドバンテージがあることは知られており、やはり「見られる」こと、とりわけ現場で見られること、声援を受けることにはパフォーマンスを向上させる力があるのかもしれない。あるいは、対戦相手のパフォーマンスを下げる効果があるのか?

会社の会議も同じだ。
1つの会議室に集まり、顔を見ながら議論をする機会は減った。複数会場をリモートで接続し、あるいはZOOMで自宅から参加する者もいる。
会議としては以前と同じように進行し、物事が決まって行く。そのやり方に慣れなければならないのは分かっている。しかし実感として、対面での会議とは何かが違う。その何かとは何か、うまく説明できないでいる。

白石麻衣の卒業コンサートのことで、そんなことを考えた。
セットリストをネットで調べてみると、1曲目は白石のソロ曲『オフショアガール』。もし有観客だったら、1曲目から総立ちの会場のボルテージが目に浮かぶ。
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