『アンビバレント』。
日頃はあまり使わない言葉だが「二律背反」を意味するタイトル。
しかしこの歌は、対等な2つの要素が二律背反しているのではなく、基本的には他人の顔色を窺わず自立した孤独を選ぶ少女の歌だと思う。背反する要素として「でも一人では生きられない」と歌ってはいるが、どちらを選ぶかと問われたら、迷うことなく孤独を選ぶのだろう。そういう意味では、これまで欅坂46が歌ってきた『サイレントマジョリティー』『不協和音』『ガラスを割れ』などの主題と共通している。
主題歌ではないが、平手友梨奈主演の映画『響-HIBIKI-』の主人公を思い出してしまう。孤高の天才作家でありながら、動物園で無邪気にはしゃいだり、好きな作家と握手して喜んだりもする。この歌を聴くと、どうしてもその映画のことを連想してしまう。
『302号室』。
2年間一緒に住んでいた彼女が部屋を出て行く日の歌。別れる理由は具体的に歌われていないが、彼の方は未練たっぷりのようだ。1番では「合い鍵は返さなくていい」、2番では「合い鍵はどこかに捨てて」、最後には「合い鍵は要らないように鍵はかけない」と歌う。未練たっぷりなのはわかったが、都会ではあまりに不用心だろう。
そういう別れの歌なのに、アップテンポで弾むような曲調だ。それゆえにかえって寂しい感情が伝わるような気がする。
この歌の状況、曲調から、斉藤由貴の隠れた名曲『お引越し、忘れ物』を思い出す。
『日が昇るまで』。
今泉佑唯のソロ曲。彼女の卒業ソングなのだろう。
彼女の卒業の経緯を知らない。「ゆいちゃんず」でも活躍した人気メンバーだっただけに、惜しい気もするが、彼女なりの理由があるのだろう。この歌の歌詞も意味深だ。「みんな行ってしまった 私だけが取り残された」とは、彼女が卒業するのではなく、皆が先に進むのについて行かないという決断のように思える。一方で「歩き出してもいいですか?」とも歌い、彼女は違う道を歩くのだと暗示している。
歌唱は情感的でねっとりしている。
『音楽室に片想い』。
放課後に、片想いの彼女が弾くピアノを音楽室の外で盗み聴き(?)している歌。正に片想いの幸福感をピュアに描いている。
古典的な状況だが、可愛らしい曲調、歌い方で、楽しくなってくる。
『ハッピーオーラ』『I’m out』『Student Dance』については、書きたいことが見つからない。
日頃はあまり使わない言葉だが「二律背反」を意味するタイトル。
しかしこの歌は、対等な2つの要素が二律背反しているのではなく、基本的には他人の顔色を窺わず自立した孤独を選ぶ少女の歌だと思う。背反する要素として「でも一人では生きられない」と歌ってはいるが、どちらを選ぶかと問われたら、迷うことなく孤独を選ぶのだろう。そういう意味では、これまで欅坂46が歌ってきた『サイレントマジョリティー』『不協和音』『ガラスを割れ』などの主題と共通している。
主題歌ではないが、平手友梨奈主演の映画『響-HIBIKI-』の主人公を思い出してしまう。孤高の天才作家でありながら、動物園で無邪気にはしゃいだり、好きな作家と握手して喜んだりもする。この歌を聴くと、どうしてもその映画のことを連想してしまう。
『302号室』。
2年間一緒に住んでいた彼女が部屋を出て行く日の歌。別れる理由は具体的に歌われていないが、彼の方は未練たっぷりのようだ。1番では「合い鍵は返さなくていい」、2番では「合い鍵はどこかに捨てて」、最後には「合い鍵は要らないように鍵はかけない」と歌う。未練たっぷりなのはわかったが、都会ではあまりに不用心だろう。
そういう別れの歌なのに、アップテンポで弾むような曲調だ。それゆえにかえって寂しい感情が伝わるような気がする。
この歌の状況、曲調から、斉藤由貴の隠れた名曲『お引越し、忘れ物』を思い出す。
『日が昇るまで』。
今泉佑唯のソロ曲。彼女の卒業ソングなのだろう。
彼女の卒業の経緯を知らない。「ゆいちゃんず」でも活躍した人気メンバーだっただけに、惜しい気もするが、彼女なりの理由があるのだろう。この歌の歌詞も意味深だ。「みんな行ってしまった 私だけが取り残された」とは、彼女が卒業するのではなく、皆が先に進むのについて行かないという決断のように思える。一方で「歩き出してもいいですか?」とも歌い、彼女は違う道を歩くのだと暗示している。
歌唱は情感的でねっとりしている。
『音楽室に片想い』。
放課後に、片想いの彼女が弾くピアノを音楽室の外で盗み聴き(?)している歌。正に片想いの幸福感をピュアに描いている。
古典的な状況だが、可愛らしい曲調、歌い方で、楽しくなってくる。
『ハッピーオーラ』『I’m out』『Student Dance』については、書きたいことが見つからない。