『絶対インスピレーション』。
SKE48のシングルらしい曲だ。「インスピレーション」というフレーズを何度も繰り返し、ダンサブルなサウンド、メロディーが展開される。
歌詞の内容は、会ったとたんに一目ぼれしたという内容で、『BINGO』など何度も歌われてきたテーマだ。それを「単なる思い込みか?それとも神からのメッセージか?」などと、大げさに述べている。その大げささ、自意識過剰さは『ハートエレキ』や『フライングゲット』などに通じるものがある。「稲妻に打たれた」というフレーズは『美しい稲妻』を思い出させる。
また、一目ぼれしたきっかけが、自動改札で通せんぼされた彼女を見たことというのは、『バンザイVenus』でトイレットペーパーを大量買いする彼女を見たこととニュアンスが近い。そういうちょっと隙のある姿に萌えるということだろう。
『私の歩き方』。
須田亜香里の卒業ソング。
ついに彼女も卒業かと思うと感無量だ。AKBグループを長期に亘り支え続けて来た功労者に間違いない。最後になった第10回選抜総選挙で2位。もし第11回があれば1位になったかもしれない。暑苦しいくらいのエネルギーで前に出るキャラクターは、アンチもいたが、グループ全体の推進力となっていた。
そんな彼女のイメージとは違い、卒業ソングはしっとりした普通のバラードだ。本人が気持ちよく歌えたのならいいが、少し意外な気がした。「青春よgood-bye」というのは、やり切った感慨からの言葉と解釈するが、卒業しても、まだまだ彼女らしく青春を謳歌してほしい。
『New Ager』。
今回一番気に入った楽曲だ。
「青春は生き物なんだ」「愛しいこの瞬間も永遠じゃない」「やりたいこともっとやらなきゃ」「これからは生まれ変わろう」といったポジティブなフレーズが続く。立ち止まらずに未来に進もうという歌詞は、須田亜香里の卒業を惜しみつつも、新たなSKE48として進んで行こうというダブルミーニングなのだろう。
「カーディガンを羽織る」のはAKB48『ギンガムチェック』にも出て来たとおり、暑い季節の終わりを象徴する。「ベンチに腰掛け話し込む」のは、渡辺麻友『三つ編みの君へ』やAKB48『青空カフェ』の印象的な場面を思い出させる。何度も歌われてきた青春の刹那性、それゆえに切なくなる心情を、上手に掬い上げた歌詞だと思う。
曲調もベタな感じがSKEっぽくていい。
『片思いフォーエバー』。
この曲もタイトル曲と同じ、一目ぼれの曲。こちらは女性視点で歌っている。
曲調は全く異なり、ゆったりとしていてあまり印象に残らなかった。
『私の時計』。
林美澪という13歳のメンバーのソロ曲のようだ。ソロ曲なのに、パート分けされているような掛け合いもあって、複雑な印象を受ける。この感じはNiziUの楽曲に似ていると思った。
歌詞は、予定がない休日、何をしようか考えているというような内容。この一瞬も人生の大事な時間、無駄にしたくない。でも自分が何をしたいのか分からない。だから考え過ぎずに、時計に任せて目の前のことを何でもやってみよう。そんなところだろうか。人生が始まったばかりの少女らしい、輝きに満ち溢れた歌詞だ。「時計の針が速くなった」と歌っている須田亜香里の卒業ソングとは対照的な時間の感覚である。
ましてや、人生の残り時間を意識せざるを得ない私には眩しすぎる。同じように「時間を無駄にしたくない」と思っていても、「何でも楽しもう」という彼女と、「楽しめることだけやろう」という私には大きな隔絶がある。
SKE48のシングルらしい曲だ。「インスピレーション」というフレーズを何度も繰り返し、ダンサブルなサウンド、メロディーが展開される。
歌詞の内容は、会ったとたんに一目ぼれしたという内容で、『BINGO』など何度も歌われてきたテーマだ。それを「単なる思い込みか?それとも神からのメッセージか?」などと、大げさに述べている。その大げささ、自意識過剰さは『ハートエレキ』や『フライングゲット』などに通じるものがある。「稲妻に打たれた」というフレーズは『美しい稲妻』を思い出させる。
また、一目ぼれしたきっかけが、自動改札で通せんぼされた彼女を見たことというのは、『バンザイVenus』でトイレットペーパーを大量買いする彼女を見たこととニュアンスが近い。そういうちょっと隙のある姿に萌えるということだろう。
『私の歩き方』。
須田亜香里の卒業ソング。
ついに彼女も卒業かと思うと感無量だ。AKBグループを長期に亘り支え続けて来た功労者に間違いない。最後になった第10回選抜総選挙で2位。もし第11回があれば1位になったかもしれない。暑苦しいくらいのエネルギーで前に出るキャラクターは、アンチもいたが、グループ全体の推進力となっていた。
そんな彼女のイメージとは違い、卒業ソングはしっとりした普通のバラードだ。本人が気持ちよく歌えたのならいいが、少し意外な気がした。「青春よgood-bye」というのは、やり切った感慨からの言葉と解釈するが、卒業しても、まだまだ彼女らしく青春を謳歌してほしい。
『New Ager』。
今回一番気に入った楽曲だ。
「青春は生き物なんだ」「愛しいこの瞬間も永遠じゃない」「やりたいこともっとやらなきゃ」「これからは生まれ変わろう」といったポジティブなフレーズが続く。立ち止まらずに未来に進もうという歌詞は、須田亜香里の卒業を惜しみつつも、新たなSKE48として進んで行こうというダブルミーニングなのだろう。
「カーディガンを羽織る」のはAKB48『ギンガムチェック』にも出て来たとおり、暑い季節の終わりを象徴する。「ベンチに腰掛け話し込む」のは、渡辺麻友『三つ編みの君へ』やAKB48『青空カフェ』の印象的な場面を思い出させる。何度も歌われてきた青春の刹那性、それゆえに切なくなる心情を、上手に掬い上げた歌詞だと思う。
曲調もベタな感じがSKEっぽくていい。
『片思いフォーエバー』。
この曲もタイトル曲と同じ、一目ぼれの曲。こちらは女性視点で歌っている。
曲調は全く異なり、ゆったりとしていてあまり印象に残らなかった。
『私の時計』。
林美澪という13歳のメンバーのソロ曲のようだ。ソロ曲なのに、パート分けされているような掛け合いもあって、複雑な印象を受ける。この感じはNiziUの楽曲に似ていると思った。
歌詞は、予定がない休日、何をしようか考えているというような内容。この一瞬も人生の大事な時間、無駄にしたくない。でも自分が何をしたいのか分からない。だから考え過ぎずに、時計に任せて目の前のことを何でもやってみよう。そんなところだろうか。人生が始まったばかりの少女らしい、輝きに満ち溢れた歌詞だ。「時計の針が速くなった」と歌っている須田亜香里の卒業ソングとは対照的な時間の感覚である。
ましてや、人生の残り時間を意識せざるを得ない私には眩しすぎる。同じように「時間を無駄にしたくない」と思っていても、「何でも楽しもう」という彼女と、「楽しめることだけやろう」という私には大きな隔絶がある。