AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

2024年ベスト10を選定。(ときめき研究家)

2024-12-31 09:55:27 | ときめき研究家
大晦日なので、恒例どおり2024年のAKBグループ、坂道グループの楽曲からが選曲してプレイリストを作成する。
昨年同様に、シングル曲はだいたい配信で購入しているのだが、あまり聴き込めずにブログ記事が書けなかった曲も多数あった。ましてやカップリング曲にまではなかなか手が回らず、ほとんどがシングル曲になった。私の鑑賞能力や感受性が鈍ってきているのか、それとも単に体力が落ちているせいだろうか。
今年前半は柏木由紀の卒業がトピックだった。これにより「初代チームB」は完全に消滅した。卒業コンサートを見届けて、私のAKBグループ鑑賞に一区切りがついたことは事実だ。しかし、今後も細々でも聴き続けていくつもりだし、書きたいテーマがある限りブログも書き続けていきたい。

『サルビアの花を覚えているかい?』(乃木坂46)。
今年のベスト曲はこれ。デュエット曲で2人とも舌足らずの歌唱が絶品。タイトルは『かぼちゃプリンを覚えているかい?』でもよかった。

『カラコンウインク』(AKB48)。
柏木由紀がセンターのラストシングル。『Everyday、カチューシャ』を彷彿とさせる原点回帰の楽曲を、柏木が若いメンバーたちに囲まれて楽しそうに歌っているのを見られたのは良かった。

『一瞬の花火』(NGT48)。
櫻坂46『桜月』を連想させるようなノスタルジックな楽曲。

『最後の最後まで』(柏木由紀ソロ)。
秋元康が本気を出した当て書きの歌詞は見事で、柏木に感情移入してしまう。いつもこれくらい本気を出してほしい。

『恋、詰んじゃった』(AKB 48)。
将棋ファンとしては「詰んだ」という言葉を安易に使ってほしくない。楽曲としては良い曲だと思う。

『僕はやっと君を心配できる』(HKT48)。
世界中の不幸な出来事に対して「自分事」として受け止めていたら身がもたないだろう。でも、一歩踏み出して想像してみることはできる。

『チートデイ』(乃木坂46)。
楽し気な曲調だが、実は初期AKB48と同じような「妄想デート」ものだと確信。

『歩道橋』(乃木坂46)。
しっとりした曲調は好みだが、人生の岐路を歩道橋に例える歌詞は、やっぱり少し無理があると思う。

『何歳の頃に戻りたいのか?』(櫻坂46)。
過去のある時点に戻りたいとは思わないが、人生を振り返ることは必要だ。そんなことを真剣に考えさせられた。

『I want tomorrow to come』(櫻坂46)。
ミュージカルのような雰囲気に騙された。

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乃木坂46『歩道橋』を聴く。(ときめき研究家)

2024-12-23 20:53:11 | ときめき研究家
年末最後のレビューは乃木坂46の新曲『歩道橋』。
しっとりした曲調で歌い上げる冬らしい楽曲だ。しかし、歌詞を聞いて、どういう状況なのかすぐには理解できなかった。
歩道橋を渡って、向こう側の道を歩くか、それとも渡らずにこのまま歩いていくかを迷っているというような歌詞だ。しかし、同じ道路のどちら側を歩くのかが、そんなに違うのか? 重大な決断を要するような選択なのか? 全くピンと来なかった。

「木枯らしに襟を立てる季節になってもまだ決められない」というフレーズが大ヒントだった。このフレーズから、学校(高校)からの卒業が迫っているのに進路が決められないのかと推理する。歩道橋を渡るのは、上京して都会の大学に行くことの比喩なのだろう。「このチャンスを逃したら信号までは遠すぎる」というのは、大学卒業後に上京するのでは遅すぎるという意味か。今歩道橋を渡らないのは、地元の大学へ行くか、あるいは地元で就職するのか。「このままずっと歩いて行けば、君も失わず、それなりに幸せ」とも歌っているので、地元に彼女がいるのだろう。
それでも彼の気持ちは歩道橋を渡る(=上京=夢を叶えるために行動する)方に傾いているように聞こえる。そして一度渡ってしまったら、簡単には引き返せないと思っているのだ。自分自身の人生を生きるという意味では、道のこちら側も向こう側も同じ人生で変わりはない。しかし、間に幹線道路を挟むことで、距離は近くても簡単には渡れない、別の人生を歩くことになるのだと歌っているのだろう。
つまりこの曲は、太田裕美『木綿のハンカチーフ』や松田聖子『制服』や斉藤由貴『卒業』などに連なる「卒業→上京ソング」なのだ。遠距離恋愛で彼女と付き合い続けることは無理と思っているのは「木綿のハンカチーフの呪縛」にかかっているからだろう。

では、歩道橋の下の道路を見下ろせば、「別の運命」「他府県ナンバーの渋滞」が見えるというのは何の比喩だろうか。都会に向かう道路上に、日本各地の人々が殺到しているということか。自分は徒歩で向かっているのに、車で向かうから渋滞しているというのは羨んでいるのか、蔑んでいるのか、それともその両方か? 
渋滞しているから、道の向こうから車道越しにこちら側の彼女の姿は見えないという意味もあるのだろう。都会の人ごみに紛れて、彼女のことをいつしか忘れていく自分の未来を予感しているのだろう。

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櫻坂46『I want tomorrow to come』を聴く。(ときめき研究家)

2024-12-11 20:22:47 | ときめき研究家
櫻坂46の1つ前のシングル『自業自得』は、何回聴いても感想を書くことができずに終わった。何だかつかみどころのない楽曲だった。一方、新曲『I want tomorrow to come』は一度聴いただけで耳を奪われた。

一言で言うと、ミュージカルの中の1曲のような印象を受けた。ミュージカルを観たことは数えるくらいしかないが、テレビなどで1曲だけ切り取って歌われるミュージカルナンバーに共通するような要素を感じたのだ。静かなソロで始まり、途中激しいリズムの歌唱パート、最後はゆったりとしたコーラスが歌い上げる。1曲の中にドラマがあるような楽曲だ。

何回も聴くと、真ん中のパートはいつもの櫻坂46の楽曲と変わらないことに気づく。最初と最後にミュージカルっぽいパートが付いただけなのだ。それだけで随分豪華な印象になるものだ。例えて言えば、いつもの牛丼にサラダとデザートを付けるようなものか?(あまりいい例が浮かばなかった) 

タイトルは直訳すると「明日が来てほしい」だろうか。歌詞の内容は、暗闇が怖く、眠るともう目覚めないのではないかと恐ろしく、電気を点けたまま寝る「僕」の心情を歌ったものだ。いかにも櫻坂っぽい、ナイーブで自意識過剰な若者の歌だ。死が怖いというのは、生への執着が強いのだとも言える。しかし、散々不安を吐露した挙句、「君」が添い寝してくれたら安心して眠れるというのは、何だか軽い感じがして、やや拍子抜けする。

大晦日のNHK紅白ではこの曲を歌うのだろうと予想する。歌詞よりも、統率の取れた激しいダンスとミュージカル風の楽曲の盛り上がりで、視聴者の目を引くことだろう。

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