少し前に聴いていた乃木坂46の新曲『Actually』がカップリング曲も含め難解な曲ばかりだったのに対し、こちらは分かりやすい曲ばかりでホッとする。どちらがいい悪いではなく、世の中には両方必要なのだろう。
『心にFlower』。
現代社会の喧噪の中でも、心には穏やかな潤いと希望と優しさを持っていたいという内容。古典的だが、いつの世にも必要とされている曲なのだと思う。80年代に『いつも心に花束を』(島崎路子)という何とも穏やかな曲があったことを思い出した。もっと昔、橋幸夫と吉永小百合の『いつでも夢を』も、最近の東日本大震災後に作られた『花は咲く』も、似たようなコンセプトだろう。綺麗ごとかもしれないが、このような曲には励まされる。
サビ部分で「見えない花を心に飾って 清らかな心を忘れないで」と、比喩の直後にその比喩の解説をしているところが面白い。でもそれによって味わいが浅くなっている訳ではなく、同じ意味を重ねることで力強いメッセージになっているのだ。この一節は、メロディーも含め気に入っている。
『生まれ変わっても』。
この曲については既に感想を書いた。大場美奈の卒業ソング。彼女のファンにとってはしみじみと思い出に浸れる曲なのだと思う。
『じゃないロマンティック』。
ファーストキスで歯と歯がぶつかり、思ったようなロマンティックな雰囲気ではなかった。でも、それが現実、あなたを好きなことに変わりない。というような歌詞だ。
歯と歯がぶつかるのは、しぶガキ隊『バージンショック』の本歌取りか。
ファーストデイトがロマンティックにならないのはSKE48『女の子の第六感』はじめ、古典的なテーマとも言える。曲調も含め、いかにもSKE48らしい楽曲だ。
『仲間よ』。
AKBグループでは何度も歌われてきた、刻苦努力を推奨する歌だ。タイトルは「仲間よ」となっているが、個人個人の努力を推奨している点が特徴だ。「鳥は群れで飛ぶが羽ばたき方はそれぞれ」というのは、SKE48という群れとメンバー個人の関係を暗喩しているのだろう。
正直な感想は、例えば『転がる石になれ』『ファーストラビット』のような楽曲と比べて、インパクトを感じなかった。
『電線は消えても』。
この曲の歌詞はちょっと難解だ。何を言いたいのか読み取れない。
街の景観をよくするために電線を地下に埋める動きがある。たぶんそのことをモチーフにしているのだろうが、そのことを肯定的に見ているのか否定的に見ているのかが判然としない。
また、昔愛した「君」のことを歌っているが、「今でも君が待っているなんて知らずに」と言ったかと思えば、「愛はあの日のままそこにあると感じた」とも歌う。自分はまだ好きだが、彼女の気持ちには確信が持てないということなのだろうか。そのことと消えた電線がうまく噛み合っていない気もする。
曲調は穏やかでほのぼのした気持ちになるが、歌詞がうまく消化できずにモヤモヤしてしまう。
『心にFlower』。
現代社会の喧噪の中でも、心には穏やかな潤いと希望と優しさを持っていたいという内容。古典的だが、いつの世にも必要とされている曲なのだと思う。80年代に『いつも心に花束を』(島崎路子)という何とも穏やかな曲があったことを思い出した。もっと昔、橋幸夫と吉永小百合の『いつでも夢を』も、最近の東日本大震災後に作られた『花は咲く』も、似たようなコンセプトだろう。綺麗ごとかもしれないが、このような曲には励まされる。
サビ部分で「見えない花を心に飾って 清らかな心を忘れないで」と、比喩の直後にその比喩の解説をしているところが面白い。でもそれによって味わいが浅くなっている訳ではなく、同じ意味を重ねることで力強いメッセージになっているのだ。この一節は、メロディーも含め気に入っている。
『生まれ変わっても』。
この曲については既に感想を書いた。大場美奈の卒業ソング。彼女のファンにとってはしみじみと思い出に浸れる曲なのだと思う。
『じゃないロマンティック』。
ファーストキスで歯と歯がぶつかり、思ったようなロマンティックな雰囲気ではなかった。でも、それが現実、あなたを好きなことに変わりない。というような歌詞だ。
歯と歯がぶつかるのは、しぶガキ隊『バージンショック』の本歌取りか。
ファーストデイトがロマンティックにならないのはSKE48『女の子の第六感』はじめ、古典的なテーマとも言える。曲調も含め、いかにもSKE48らしい楽曲だ。
『仲間よ』。
AKBグループでは何度も歌われてきた、刻苦努力を推奨する歌だ。タイトルは「仲間よ」となっているが、個人個人の努力を推奨している点が特徴だ。「鳥は群れで飛ぶが羽ばたき方はそれぞれ」というのは、SKE48という群れとメンバー個人の関係を暗喩しているのだろう。
正直な感想は、例えば『転がる石になれ』『ファーストラビット』のような楽曲と比べて、インパクトを感じなかった。
『電線は消えても』。
この曲の歌詞はちょっと難解だ。何を言いたいのか読み取れない。
街の景観をよくするために電線を地下に埋める動きがある。たぶんそのことをモチーフにしているのだろうが、そのことを肯定的に見ているのか否定的に見ているのかが判然としない。
また、昔愛した「君」のことを歌っているが、「今でも君が待っているなんて知らずに」と言ったかと思えば、「愛はあの日のままそこにあると感じた」とも歌う。自分はまだ好きだが、彼女の気持ちには確信が持てないということなのだろうか。そのことと消えた電線がうまく噛み合っていない気もする。
曲調は穏やかでほのぼのした気持ちになるが、歌詞がうまく消化できずにモヤモヤしてしまう。