大晦日なので、恒例どおり2021年に発売されたAKBグループ、坂道グループの楽曲からがベスト12を選定する。
2020年は発表された楽曲自体が少なかったが、それに比べれば2021年はまずまずの楽曲が発売された。去年は「ベスト5」しか選定できなかったが、今年は「ベスト10+2」にできたことが嬉しい。
しかし紅白出場は2020年と同様に坂道3グループのみ。AKBグループにとっては厳しい結果となった。
1位『友情ピアス』(乃木坂46)。
新たなデュエットの名曲が生まれた。大園桃子、遠藤さくらの歌唱は舌足らずで心細いが、これぞアイドルという魅力に溢れている。ピアスのエピソードが泣ける。
2位『あの頃の君を見つけた』(SKE48)。
松井珠理奈が卒業した後のSKE48再出発のシングル。原点回帰で、ノスタルジックな学園生活の甘酸っぱい感傷を歌っている。「自転車を押して歩いた距離が青春」とは、AKBグループらしい青春定義。
3位『酸っぱい自己嫌悪』(日向坂46)。
未熟さゆえの取り返しのつかない失敗を、酸っぱい思いで振り返っている。アコースティックなサウンドが切ない。青春とは後悔するもの。
4位『君と僕と洗濯物』(櫻坂46)。
一人暮らしの部屋に突然彼女が訪ねて来て、洗濯物を干してくれるという、何とも都合のいい妄想を満喫できる楽曲。『青空が違う』に続く「一人暮らしの部屋来襲」シリーズだ。時系列に疑問があり、あれこれ推理したのも楽しかった。
5位『あの頃のロッカー』(SKE48)。
初期の名曲『手をつなぎながら』を想起させるような楽曲。「心のロッカー片付け」という歌詞から連動している。SKE48のテーマソング、応援歌のようでもある。
6位『音の割れたチャイム』(SKE48)。
『あの頃のロッカー』と対になるような楽曲だ。この曲は、初期の名曲『チャイムはラブソング』を想起させる。
7位『我が友よ、全力で走っているか』(NMB48)。
この曲はNMB48の青春回顧ソング。今年はなんだかこんな曲が多かった。というか、私がこんな曲に惹かれるのか。彼女たちも、私も、今も全力で走っているとは思うが、全力で走れるスピードは遅くなっているのかもしれない。
8位『夢は何歳まで』(日向坂46)。
夢を見ていい年齢制限を尋ねていて、ユニークなプロテストソングだ。この曲のような焦りは理解できる。しかし本当に叶えたい夢ならば、年齢制限などないのだ。還暦の私だって未だにがらくたのような夢を隠し持っている。
9位『気にならない孤独』(STU48池田裕楽)。
「歌唱力No1」になった池田裕楽のソロ曲。確かに上手い。曲調はZONE『secret base~君がくれたもの』によく似ている。歌詞の世界観は乃木坂46『君の名は希望』に通じる。
10位『櫻坂の詩』(櫻坂46)。
櫻坂46の新たなテーマソングなのだろう。色々な深読みができそうな歌詞。コロナ禍を超えて、久々にライブができた櫻坂46メンバーとファンの心情にはぴったりの歌詞だろう。
番外1『ドラマティックに乾杯』(山本彩)。
ドラマ主題歌で、ドラマの内容にも合っていた。山本の歌唱は相変わらず達者だった。彼女にはシンガーとして息長く活躍してほしい。
番外2『歳月の轍』(乃木坂46生田絵梨花)
この曲についてはまだ感想を書いていない。乃木坂46のベストアルバムに収録された新曲のうち1曲で、生田絵梨花の卒業ソングだ。8年前のソロ曲『あなたのために弾きたい』と対になるような曲だ。ピアノ弾き語りのように始まり、徐々に他の楽器も加わり盛り上がっていく。彼女の10年間を振り返る卒業ソングという枠を超え、普遍的な青春の軌跡を歌う、渾身の名曲、名演奏だ。
2020年のベスト5はこちら。
2019年のベスト10はこちら。
2018年のベスト10はこちら。
2017年のベスト12はこちら。
2016年のベスト12はこちら。
2015年のベスト12はこちら。
2014年のベスト12はこちら。
2013年のベスト12はこちら。
2012年のベスト10はこちら。
2020年は発表された楽曲自体が少なかったが、それに比べれば2021年はまずまずの楽曲が発売された。去年は「ベスト5」しか選定できなかったが、今年は「ベスト10+2」にできたことが嬉しい。
しかし紅白出場は2020年と同様に坂道3グループのみ。AKBグループにとっては厳しい結果となった。
1位『友情ピアス』(乃木坂46)。
新たなデュエットの名曲が生まれた。大園桃子、遠藤さくらの歌唱は舌足らずで心細いが、これぞアイドルという魅力に溢れている。ピアスのエピソードが泣ける。
2位『あの頃の君を見つけた』(SKE48)。
松井珠理奈が卒業した後のSKE48再出発のシングル。原点回帰で、ノスタルジックな学園生活の甘酸っぱい感傷を歌っている。「自転車を押して歩いた距離が青春」とは、AKBグループらしい青春定義。
3位『酸っぱい自己嫌悪』(日向坂46)。
未熟さゆえの取り返しのつかない失敗を、酸っぱい思いで振り返っている。アコースティックなサウンドが切ない。青春とは後悔するもの。
4位『君と僕と洗濯物』(櫻坂46)。
一人暮らしの部屋に突然彼女が訪ねて来て、洗濯物を干してくれるという、何とも都合のいい妄想を満喫できる楽曲。『青空が違う』に続く「一人暮らしの部屋来襲」シリーズだ。時系列に疑問があり、あれこれ推理したのも楽しかった。
5位『あの頃のロッカー』(SKE48)。
初期の名曲『手をつなぎながら』を想起させるような楽曲。「心のロッカー片付け」という歌詞から連動している。SKE48のテーマソング、応援歌のようでもある。
6位『音の割れたチャイム』(SKE48)。
『あの頃のロッカー』と対になるような楽曲だ。この曲は、初期の名曲『チャイムはラブソング』を想起させる。
7位『我が友よ、全力で走っているか』(NMB48)。
この曲はNMB48の青春回顧ソング。今年はなんだかこんな曲が多かった。というか、私がこんな曲に惹かれるのか。彼女たちも、私も、今も全力で走っているとは思うが、全力で走れるスピードは遅くなっているのかもしれない。
8位『夢は何歳まで』(日向坂46)。
夢を見ていい年齢制限を尋ねていて、ユニークなプロテストソングだ。この曲のような焦りは理解できる。しかし本当に叶えたい夢ならば、年齢制限などないのだ。還暦の私だって未だにがらくたのような夢を隠し持っている。
9位『気にならない孤独』(STU48池田裕楽)。
「歌唱力No1」になった池田裕楽のソロ曲。確かに上手い。曲調はZONE『secret base~君がくれたもの』によく似ている。歌詞の世界観は乃木坂46『君の名は希望』に通じる。
10位『櫻坂の詩』(櫻坂46)。
櫻坂46の新たなテーマソングなのだろう。色々な深読みができそうな歌詞。コロナ禍を超えて、久々にライブができた櫻坂46メンバーとファンの心情にはぴったりの歌詞だろう。
番外1『ドラマティックに乾杯』(山本彩)。
ドラマ主題歌で、ドラマの内容にも合っていた。山本の歌唱は相変わらず達者だった。彼女にはシンガーとして息長く活躍してほしい。
番外2『歳月の轍』(乃木坂46生田絵梨花)
この曲についてはまだ感想を書いていない。乃木坂46のベストアルバムに収録された新曲のうち1曲で、生田絵梨花の卒業ソングだ。8年前のソロ曲『あなたのために弾きたい』と対になるような曲だ。ピアノ弾き語りのように始まり、徐々に他の楽器も加わり盛り上がっていく。彼女の10年間を振り返る卒業ソングという枠を超え、普遍的な青春の軌跡を歌う、渾身の名曲、名演奏だ。
2020年のベスト5はこちら。
2019年のベスト10はこちら。
2018年のベスト10はこちら。
2017年のベスト12はこちら。
2016年のベスト12はこちら。
2015年のベスト12はこちら。
2014年のベスト12はこちら。
2013年のベスト12はこちら。
2012年のベスト10はこちら。