a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

無実な日々 …11

2014-08-28 20:27:06 | 東京公演
2014年8月25日


無実


13

ミセス・ハーバーザットは能力の発揮を求めない

「どうして笑うんだ。
どうして笑うんだ。
なんで俺のことを笑いとばすんだ。
俺は逃げて来た、
南から、南から、
そうだ、俺たちは南から来た、
暑くて、人間が蠅みたいに死んでく、
自殺するまでもない。
南では、あんたたちのことを笑ってる、
南じゃ、俺たちがあんたらのことを笑ってる、
俺たちがあんたたちを、
俺にしてみりゃ、
ここのことがわけわかんねぇよ……」


赤毛の女が入水した海辺で、
ミセス・ハーバーザット(志賀澤子)はエリージオ(大多和民樹)に出会う。


今日の稽古場には、翻訳の三輪玲子さんが来てくれました!!
ドイツ語のニュアンスを聞いたり、言葉についての質問が出たり。
そして稽古を観てもらいました!!!

9月に出版されるローアー三冊目の本のうちの一作は三輪さんが翻訳しています。
わたしたちの稽古始めで読んだ声、を思い浮かべながら『泥棒たち』を訳したのだそうです。

今回の舞台は、特に声とテンポは重要。
公家はシンフォニーだと。
さあ、そうなるように、稽古稽古!!!



無実 UNSCHULD
Dea Loher作 Yosinori Kouke演出 Reiko Miwa訳
9.11-21 ブレヒトの芝居小屋
★9/15 アフタートーク 三輪玲子×公家義徳



東京演劇アンサンブル
制作:小森明子

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東京演劇アンサンブル 創立60周年記念公演2
無実



デーア・ローアー/作
三輪玲子/訳(論創社刊『無実・最後の炎』より)
公家義徳/構成・演出

音楽/坂上真清 熊地勇太
舞台美術/池田ともゆき 
照明/大鷲良一 
映像/高橋啓祐
衣裳/稲村朋子
音響/勝見淳一
振付/菊地尚子
宣伝美術/久保貴之 奥秋圭
舞台監督/入江龍太
制作/小森明子 太田昭


2014年9月11日 (木) ~2014年9月21日 (日)
9月11日(木)19:00
9月12日(金)19:00★
9月13日(土)14:00
9月14日(日)14:00
9月15日(月)14:00
9月16日(火)休演
9月17日(水)19:00★
9月18日(木)19:00
9月19日(金)19:00
9月20日(土)14:00
9月21日(日)14:00

チケット料金
前売:一般3,800円、学生3,000円(税込)
★=Low Price Day=2,500円
当日=4,500円
東京演劇アンサンブルwebチケットセンター

会場 ブレヒトの芝居小屋


アフタートークのお知らせ

各日、公演終了後に行います。
チケットの半券をお持ちであれば、
どなたでもご参加いただけます。

9月15日(月・休)
三輪玲子=訳×公家義徳=演出




出演
エリージオ (黒人の不法入国者) 大多和民樹
ファドゥール(黒人の不法入国者)  小田勇輔
アプゾルート(盲目のダンサー)  永野愛理
ミセス・ハーバーザット(身寄りのない女)  志賀澤子
フランツ(遺体処置係)  尾崎太郎
ローザ (その妻)  奈須弘子
ミセス・ツッカー(ローザの母)  真野季節
エラ (老いゆく女性哲学者) 原口久美子
ヘルムート(その夫、金細工師)  篠澤寿樹
殺された少女の父 竹口範顕

殺された少女の母 町田聡子
自殺者1 篠原祐哉
自殺者2 熊谷宏平
若い男の医者 三木元太
大統領 本多弘典

東京演劇アンサンブル
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