a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

びーふすとろがのふ。

2010-09-11 02:13:19 | 東京公演


昨日の炊き出しは、
ロシア料理シリーズ、
初めて作る、ビーフストロガノフ。

刻んだニンニクを、
バターでいため、
香りが出たら、
玉ねぎスライスと、
牛肉、小麦粉を投入。
茶色くなるまで、よ~く炒めて、
ブイヨンスープを入れます。
あとは、
中農ソース、ケチャップ、
塩、こしょう、で味を調え、
生クリーム&牛乳を最後に入れて、
とろみをつけます。
思ったより、
白っぽくなったし、
考えたら、
ビーフストロガノフって、
どういう意味かも知らんし、
外食で食ったことなかった…。
劇団では、今後、
これをビーフストロガノフにしよう。


あとは、
オーソドックスなツナサラダ。

昨日のフルーツを、
フルーチェと混ぜたもの。


ということで、
最後のゲネプロ終了です。











最後のダメ出しも終わり、
いよいよ足が公演初日です。
なかなか複雑に絡み合った人間関係が、
時に痛くもあります。

これまでの東京演劇アンサンブルとは、
一味違った作品に仕上がっています。
ぜひ、足をお運びいただければと思います。

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東京演劇アンサンブル公演
避暑に訪れた人びと

原作/マクシム・ゴーリキー
改作/ペーター・シュタイン&ボートー・シュトラウス
翻訳・ドラマトゥルク/大塚直
演出/入江洋佑

2011年9月11日~20日
19時開演=11日・13日・14日・15日・17日
14時開演=12日・16日・18日・19日・20日

ブレヒトの芝居小屋(西武新宿線・武蔵関駅より徒歩7分)

当日=5,000円
前売 一般=4,500円 学生=3,500円
15日=ハーフチケットデー=2,500円

劇団HP
http://www.tee.co.jp/stage-shoukai-image/hisho/hisho.html

マーボとボルシチ

2010-09-10 00:28:58 | 東京公演
うちの劇団では、
公演前のゲネプロでは、
食事を出すことになっております。

ブレヒトの芝居小屋で公演するときは、
ほぼ、僕が炊き出しをすることになっております。
檀一雄さんからいただいたという、
とっても立派なガス台がありまして、
料理しがいはあります。

今回の芝居が、
ロシアが舞台ということで、
無理やりロシア料理を入れてみました。

メインはマーボ丼(辛さ超控えめ、声が心配なんでね♪)、
ボルシチ、を作ってみました。

マーボは、まぁ、
ひき肉と、豆腐と、ニンニクの芽、
テンメンジャン、豆板醤、ごま油などで味付けして、
片栗粉でとろみをつける、
という簡単なもの。


ボルシチは、
肉、野菜をただただ煮込み、
コンソメと、塩、こしょう、
あと、野菜ジュースを足して、
最後にバター、
という感じ。


大鍋で料理するんで、
けっこう適当な感じで調味料入れても、
まぁまぁ、おっけー。
子どもたちがうまい、うまい、
じゃなくて、
劇団員たちがうまい、うまい、
って言ってたから、まぁ、良かったかな。

今回は出演者も裏方も多いので、
40人分くらいかなぁ。

さ、今日も、ロシア料理(?)もどきだな、作ろ。

いよいよ、
11日、初日です!!
http://www.tee.co.jp

あと4日。

2010-09-07 23:43:28 | 東京公演
『避暑に訪れた人びと』公演初日まで、
残すところあと4日です。

立ち稽古は通し稽古が続き、
照明のシーン作りも終わり、
今日から、照明が入っての稽古になっております。

ゴーリキーの原作戯曲は4幕物ですが、
ベルリンのシャウビューネは、
これをさらに78の小シーンにわけたテキストになっています。
次から次に場面が変わる様は、
さしずめ映画のカット割りのように、
めまぐるしく次のシーンへ移っていきます。

13人の男女が織りなす人間模様は、
ただの色恋沙汰では済まされません。
ロシア革命前夜とも言える20世紀初頭のある避暑地。
何もしない人たちと、
何かをしようとする人たち。
その姿はやはり、
時代を越えて、
同じ思いにさらされる。

今を生きる私たちに、まっすぐ突き刺さってくる。

自分たち自身の問題を、
自分たちで考える。
あたりまえのことだが、
この作品に取り組むことは、
生きにくい現代社会と向き合うとともに、
この劇団で芝居を続けていくことそのものとも、
向き合わざる得なくなっていく。

稽古場は、追い込み。
ここまで、ずっと追いこまれてきてるけど…。
でも、ここでもうひと踏ん張り。
さらなる良い舞台になりますように。
どうぞみなさま、
ご期待ください!!