某2chスレッドに書き込もうとしたのだけど,長文の書き込み確認権利関係書が出てきたので怖くなって逃げてきました(挨拶)。
日本語報道だと「米軍機」「空爆」「ミサイル着弾」ほどであって,ミサイル発射の主体など不明の様子。ですが外国報道ですと,この飛行機は例によってAC-130であって,基本武装は銃砲のはず。
AC-130に巡航ミサイルの運用は可能だろうか?
といいますか,トマホークが用いられたという報道を見ますね:
AP US Strikes Somali Town, Targets al-Qaida
しかも潜水艦によるものだといいます。
また,BBCのcorrespondent氏によれば,問題のSheikh Hassan Turki氏は攻撃以来消息不明である由:Somalis protest over US bombing 4 March 2008。或いは死亡したものでしょうか。無事であれば,今こそ米軍の作戦失敗を誇示するチャンスですが。
なお当該記事の主題は,地元住民の抗議行動ですが,それは全くもって当然の事かと思います。
さて今回問題のジュバランドは森林あり,河川ありで軍用重車両―戦車などの使いづらい土地の様子。この方面への進攻については,エチオピア軍は首を縦には振らなかったという話です。
ですので,アル・シャバブ勢力としては,比較的自由な行動が出来たということなのでしょう。それゆえでしょうか,擾乱攻撃に止めておけばいいものを,2月9日前後の現地指導会議の結果,積極的攻勢に話が決まったようなのです。
折りしもその頃には米軍艦船がキスマユ沖にやってきており―Sheikh Hassan Turkiは先週,自己を宿敵と見做す者の目の前で果敢な行動を示した―町をひとつ,制圧した―わけです…。
…ええっとすいません,自業自得? もしかして?
Bay県では相当上手にヒットアンドアウェイ戦法を展開してますのに…。何を死の天使の目の前で根拠地作りしてるんです…。
その他メディアで,少し参考にしたり流し見したりした記事を挙げて見ます:
Al Jazeera Qatar US warplanes target Somali town MARCH 03, 2008
World War 4 Report US launches cruise missile attack on Somalia 03/04/2008 - 03:50
見比べるのも面白いかも,です。
追記です。日本語記事にもこの件は降りてきてました。毎日が米国防省情報を伝える格好の「米国:アルカイダ攻撃…潜水艦がソマリアに巡航ミサイル」,CNN Japanの「テロリストの潜伏先狙いミサイル発射、ソマリアで米潜水艦」。日本語記事はそのうち消え去るでしょう。
3月25日追記。『アフリカ・ラティーナ』さん3月23日付け「アメリカがソマリアのイスラーム主義勢力の町を爆撃」は2008年3月3日,BBCの記事を抄訳紹介している(当該BBC記事については「アメリカ軍,ソマリア南部で空爆,ミサイル攻撃を実行」を参照)。
『アフリカ・ラティーナ』さんの記事に曰く,
>地元の長老によれば、ソマリア南部のイスラーム主義勢力の支配下にある町が米軍機によって放たれた3発のミサイルで爆撃された
>彼らは、AC-130爆撃機を使用した」とAFP通信に語った
この報道には続報があるのでして(「米軍,巡航ミサイルの標的を公表:ソマリア」),ともあれミサイルはソマリア沖に展開した潜水艦からの発射だと明らかにされたのです。
そもそもAC-130にはミサイル運用能力はありません―Wikipediaの知識ですが。
指摘するべき問題点は,所謂「対テロ戦争」の一環,インド洋阻止活動の一環であるはずのインド洋展開米海軍がソマリアへの直接ミサイル攻撃をしたところにあるかと思います。それでこそ,日本で報道すべき意味がありましょう―ジブチ発のAC-130では,日本とのかかわりが解りにくいのです。
またインド洋展開艦隊が関わってこそ,ソマリアが対テロ戦争の第3の前線であることが際立つかと思うのです。
そうした点から論じる論者は寡聞にして知りません。
―アフリカ・ラティーナさんにトラックバックを送ってみようと思いますが,向うさんはトラックバックもコメントも消え去る傾向が強く,システムの整備をされたほうがよいのでは思うのであったりします。
日本語報道だと「米軍機」「空爆」「ミサイル着弾」ほどであって,ミサイル発射の主体など不明の様子。ですが外国報道ですと,この飛行機は例によってAC-130であって,基本武装は銃砲のはず。
AC-130に巡航ミサイルの運用は可能だろうか?
といいますか,トマホークが用いられたという報道を見ますね:
AP US Strikes Somali Town, Targets al-Qaida
しかも潜水艦によるものだといいます。
また,BBCのcorrespondent氏によれば,問題のSheikh Hassan Turki氏は攻撃以来消息不明である由:Somalis protest over US bombing 4 March 2008。或いは死亡したものでしょうか。無事であれば,今こそ米軍の作戦失敗を誇示するチャンスですが。
なお当該記事の主題は,地元住民の抗議行動ですが,それは全くもって当然の事かと思います。
さて今回問題のジュバランドは森林あり,河川ありで軍用重車両―戦車などの使いづらい土地の様子。この方面への進攻については,エチオピア軍は首を縦には振らなかったという話です。
ですので,アル・シャバブ勢力としては,比較的自由な行動が出来たということなのでしょう。それゆえでしょうか,擾乱攻撃に止めておけばいいものを,2月9日前後の現地指導会議の結果,積極的攻勢に話が決まったようなのです。
折りしもその頃には米軍艦船がキスマユ沖にやってきており―Sheikh Hassan Turkiは先週,自己を宿敵と見做す者の目の前で果敢な行動を示した―町をひとつ,制圧した―わけです…。
…ええっとすいません,自業自得? もしかして?
Bay県では相当上手にヒットアンドアウェイ戦法を展開してますのに…。何を死の天使の目の前で根拠地作りしてるんです…。
その他メディアで,少し参考にしたり流し見したりした記事を挙げて見ます:
Al Jazeera Qatar US warplanes target Somali town MARCH 03, 2008
World War 4 Report US launches cruise missile attack on Somalia 03/04/2008 - 03:50
見比べるのも面白いかも,です。
追記です。日本語記事にもこの件は降りてきてました。毎日が米国防省情報を伝える格好の「米国:アルカイダ攻撃…潜水艦がソマリアに巡航ミサイル」,CNN Japanの「テロリストの潜伏先狙いミサイル発射、ソマリアで米潜水艦」。日本語記事はそのうち消え去るでしょう。
3月25日追記。『アフリカ・ラティーナ』さん3月23日付け「アメリカがソマリアのイスラーム主義勢力の町を爆撃」は2008年3月3日,BBCの記事を抄訳紹介している(当該BBC記事については「アメリカ軍,ソマリア南部で空爆,ミサイル攻撃を実行」を参照)。
『アフリカ・ラティーナ』さんの記事に曰く,
>地元の長老によれば、ソマリア南部のイスラーム主義勢力の支配下にある町が米軍機によって放たれた3発のミサイルで爆撃された
>彼らは、AC-130爆撃機を使用した」とAFP通信に語った
この報道には続報があるのでして(「米軍,巡航ミサイルの標的を公表:ソマリア」),ともあれミサイルはソマリア沖に展開した潜水艦からの発射だと明らかにされたのです。
そもそもAC-130にはミサイル運用能力はありません―Wikipediaの知識ですが。
指摘するべき問題点は,所謂「対テロ戦争」の一環,インド洋阻止活動の一環であるはずのインド洋展開米海軍がソマリアへの直接ミサイル攻撃をしたところにあるかと思います。それでこそ,日本で報道すべき意味がありましょう―ジブチ発のAC-130では,日本とのかかわりが解りにくいのです。
またインド洋展開艦隊が関わってこそ,ソマリアが対テロ戦争の第3の前線であることが際立つかと思うのです。
そうした点から論じる論者は寡聞にして知りません。
―アフリカ・ラティーナさんにトラックバックを送ってみようと思いますが,向うさんはトラックバックもコメントも消え去る傾向が強く,システムの整備をされたほうがよいのでは思うのであったりします。
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