Garowe Online Somalia: Al-Shabaab kills people inside mosque Dec 6, 2009 - 12:29:39 PM
よく装備したheavily armedアルシャバブの一団がモガディシュ北西，AfgooyeとBalcadとの間にあるBasraなる町のモスクを襲撃，この事件で7名が死亡し13名が負傷したという。
目撃者によれば，ゲリラたちはモスクに押し入り，なかで集まって礼拝しようとした人々を暴力的に引き出したのだという。
死亡者のうち2名はアルシャバブ構成員（つまり他方の死者は5名）。そのほか13名の負傷者が目撃されたという。これに関してアルシャバブ・下Shabelle管区のSheikh Abdirahman Hassan Husseinは，モスクへの襲撃を認め，これはなかで背教者たちapostatesがイスラムにあらざる儀礼をおこなおうとしていたのだという。
記事の説明に曰く，この殺害事件はワッハービスムを宣するアルシャバブと，Ahlu Sunna Wal-Jamaaのスーフィグループとの戦いの一環である。
ですので，問題のモスクで礼拝していたのはAhlu Sunna Wal-Jamaaないしこれに近いスーフィ教団であるものと思われます。アルシャバブ側にも死者が出たところからして，モスクに参集した側も多少の武装をしていたものでしょう。あるいは民兵組織が，礼拝のついでに反アルシャバブ演説でもしようとしたのかもしれない。
にしても，ことは重大です。アルシャバブはモスクを襲撃したのです―これでは彼らはエチオピア軍を非難できない（「アル・ヒダヤ・モスクの虐殺：ソマリア問題」）。あの時，エチオピア側には言い訳がありえた―平和的なスーフィ団体を誤解したのだ，と。今回，アルシャバブは言い訳不可能です。『自分たちの宗派だけがイスラムだ。それ以外は異教・背教だ。従って殺害されるのも当然だ』。確定的な殺意をもって押しかけているわけですから。
…『背教』の罪でモスクに参集したひとたちを丸ごと襲撃対象にするってこと自体，非常な方針転換でありますねえ。
モガディシュ，もしくは暫定政府事情：
Garowe Online Somalia gets new military, police commanders Dec 6, 2009 - 12:15:55 PM
先日，警察と軍の長を挿げ替えするとのニュースが流れましたが，新警察長官にAli Mahamed Hassan "Madobe"
将軍が（Abdi Hassan Awale "Qaybdid"に替えられ），Mahamed Gelle Kahiye将軍がYussuf Hussein Osman "Dhumaal"将軍に替えて軍司令官となりました。まあその，前任者の業績をたたえる―という通例の文句があったようですが，問題の挿げ替え対象2名は現場におらず，さらには前任者たちを支持するデモがニュース公表後に起こるなんてこともあったそう。
政権内部の権力闘争の一環で起こったものと思われます。
Garowe Online Somalia: 3 killed in Mogadishu violence Dec 6, 2009 - 12:34:51 PM
なお，土曜夜モガディシュで戦闘。いつも言及される戦闘の焦点Daynile近辺でアルシャバブが政府側に奇襲したのだそうですが，3名死亡6名負傷，民間人犠牲者もあり―というのもいつものことですが，ちょっと今回は毛色が違っており，軍報道官Adan Kalmoy大佐曰く，政府側は反乱側から土地を奪ったという。
「政府軍はDaynileにあり―我が軍がここにあるのは初めてのことだが。我々は地区全域の治安を回復すべく計画している」。
アルシャバブはコメントを出していないそうですが―このたびの戦闘は，ジブチで再訓練された政府側兵員が関係した模様です。わー，やっぱり訓練って重要ねえ，という感を持ったことではあります。
Shabelle Media Network Islamists and TFG sign initial peace agreement Posted: 12/5/2009 7:56:00 PM
Shabelle Media Network Ahlu Sunna disproves peace deal with TFG Posted: 12/6/2009 12:08:00 PM
Ahlu Sunnaは親政府の立場であります。さて昨日，当該民兵団と暫定政府との協定が結ばれたか―というニュースが出て，その直後にそれを否定する声明が出た模様。まー，微妙な位置にあるのは確かですよね。
よく装備したheavily armedアルシャバブの一団がモガディシュ北西，AfgooyeとBalcadとの間にあるBasraなる町のモスクを襲撃，この事件で7名が死亡し13名が負傷したという。
目撃者によれば，ゲリラたちはモスクに押し入り，なかで集まって礼拝しようとした人々を暴力的に引き出したのだという。
死亡者のうち2名はアルシャバブ構成員（つまり他方の死者は5名）。そのほか13名の負傷者が目撃されたという。これに関してアルシャバブ・下Shabelle管区のSheikh Abdirahman Hassan Husseinは，モスクへの襲撃を認め，これはなかで背教者たちapostatesがイスラムにあらざる儀礼をおこなおうとしていたのだという。
記事の説明に曰く，この殺害事件はワッハービスムを宣するアルシャバブと，Ahlu Sunna Wal-Jamaaのスーフィグループとの戦いの一環である。
ですので，問題のモスクで礼拝していたのはAhlu Sunna Wal-Jamaaないしこれに近いスーフィ教団であるものと思われます。アルシャバブ側にも死者が出たところからして，モスクに参集した側も多少の武装をしていたものでしょう。あるいは民兵組織が，礼拝のついでに反アルシャバブ演説でもしようとしたのかもしれない。
にしても，ことは重大です。アルシャバブはモスクを襲撃したのです―これでは彼らはエチオピア軍を非難できない（「アル・ヒダヤ・モスクの虐殺：ソマリア問題」）。あの時，エチオピア側には言い訳がありえた―平和的なスーフィ団体を誤解したのだ，と。今回，アルシャバブは言い訳不可能です。『自分たちの宗派だけがイスラムだ。それ以外は異教・背教だ。従って殺害されるのも当然だ』。確定的な殺意をもって押しかけているわけですから。
…『背教』の罪でモスクに参集したひとたちを丸ごと襲撃対象にするってこと自体，非常な方針転換でありますねえ。
モガディシュ，もしくは暫定政府事情：
Garowe Online Somalia gets new military, police commanders Dec 6, 2009 - 12:15:55 PM
先日，警察と軍の長を挿げ替えするとのニュースが流れましたが，新警察長官にAli Mahamed Hassan "Madobe"
将軍が（Abdi Hassan Awale "Qaybdid"に替えられ），Mahamed Gelle Kahiye将軍がYussuf Hussein Osman "Dhumaal"将軍に替えて軍司令官となりました。まあその，前任者の業績をたたえる―という通例の文句があったようですが，問題の挿げ替え対象2名は現場におらず，さらには前任者たちを支持するデモがニュース公表後に起こるなんてこともあったそう。
政権内部の権力闘争の一環で起こったものと思われます。
Garowe Online Somalia: 3 killed in Mogadishu violence Dec 6, 2009 - 12:34:51 PM
なお，土曜夜モガディシュで戦闘。いつも言及される戦闘の焦点Daynile近辺でアルシャバブが政府側に奇襲したのだそうですが，3名死亡6名負傷，民間人犠牲者もあり―というのもいつものことですが，ちょっと今回は毛色が違っており，軍報道官Adan Kalmoy大佐曰く，政府側は反乱側から土地を奪ったという。
「政府軍はDaynileにあり―我が軍がここにあるのは初めてのことだが。我々は地区全域の治安を回復すべく計画している」。
アルシャバブはコメントを出していないそうですが―このたびの戦闘は，ジブチで再訓練された政府側兵員が関係した模様です。わー，やっぱり訓練って重要ねえ，という感を持ったことではあります。
Shabelle Media Network Islamists and TFG sign initial peace agreement Posted: 12/5/2009 7:56:00 PM
Shabelle Media Network Ahlu Sunna disproves peace deal with TFG Posted: 12/6/2009 12:08:00 PM
Ahlu Sunnaは親政府の立場であります。さて昨日，当該民兵団と暫定政府との協定が結ばれたか―というニュースが出て，その直後にそれを否定する声明が出た模様。まー，微妙な位置にあるのは確かですよね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます