空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

【技術者倫理】「セブンペイ」の問題

2019-07-05 23:10:05 | ノート
 典型例は「チャレンジャー」事故に際してのサイオコール社に見る―というのが慣例だと思うのだが、どうだろう。技術担当副社長に「経営者としての帽子を被れ」と「指導」するあれ。今回の件は、どうもその下を行き、技術担当副社長を会見の場に用意することさえできていなかったようで:



 ―経営者には技術者倫理の講義を、そうだねえ、10年に1シーズンでいいから聞いておけ、というところなのでは。

 ―「技術担当副社長」なんてポストが恒常的にあったかどうかも問題か。
 東電でも、福島事故当時、東大文系出身者しかトップにいなかった―なんて話もあったか。

 ともかく、上層部に入るには技術系であっては不利になりすぎる―なんて風潮が圧倒的っぽい、かなあ。
 で、しかし技術を知ってないと経営的判断ができない場面もおおく、そこで「お勉強」の質が問われてくるかなあ。



「有能な自分が、有能な自分に酔って選定した本を読んでちゃんと勉強したんだから、そんな自分の有能な判断はそこらの末端技術者如きの個別的判断を超えたものであるのは明らかだ」だなんてアタマのジェネラリスト(笑)がはびこっているわけでしょう。いやウチの老害氏がそのパターンだったからそういうのだが。なお客観的には誤変換ではない。






 うちの老害氏も、私が「時間をよこせ」といっても「予算執行の関係でタイムアップだ」とか言って切るのが常だったな。私は可能な限り抵抗したが。あたりまえだろう、こっちは現役で教員やってんだ。そのうえ老人のお守りまで強要されては、研究時間なんぞそうそう取れるはずもあるまい。
 でまあ、手きりの理由として仕事が不出来だとかなんとか示唆してくるわけであったが。







 悲しみが深いのは、この無料おにぎりキャンペーンである。ああ、うん、それをサービスとして提供しようというのも、それに釣られるというのも、なんとも物悲しい。なにしろおにぎりって、我々が、せめてそのくらいでも食べることができたら―という、そんな食べ物だから。

 きっと私が飢え死にするときには、おにぎり一個をたべたいと思って死ぬだろう。


 日本は貧しくなってきている―そんなふうに言われることの多い昨今だが、これはある種、象徴的であるなあ。
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3 コメント

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Unknown (teiresias)
2019-07-05 23:43:10
そして広告にはセブン&アイが出てくるのである。
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妄想 (hilowmix)
2019-07-06 09:20:52
「この仕様だと簡単になりすましができますよ」
「なにを言ってる!パソコンから設定変更ができないとエンドユーザーが困るじゃないか!お客様第一!君たちエンジニアはお客様目線が足りない!社会人失格!」
「はあ…」
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>妄想 ()
2019-07-06 22:16:25
その「妄想」が冗談になってないかもって感じじゃないですかーやだー!
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