空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

国連機関はプントランドにて行われた教育行政会議に参加する

2009-10-17 15:59:35 | プントランド関連
「ソマリア向けの奨学金の割り当て,なんでうちに来ないんだよッ!?」そんな悔しい思いをしていたプントランド。まあその,一丁前の政府扱いされてこなかった悲しさですが,だからこそ。UNICEFの人が,それもプントランド主都,ガローウェで行われた会議に出席してくれるだなんてこと,彼らには重要なニュースなのでしょう。

Garowe Online Somalia: UN agencies attend education conference in Puntland Oct 15, 2009 - 1:21:02 PM

 10月15日。教育相Abdi Farah "Juha"が同国教育に関する会議をひらき,教育省関係者・国連関係者・援助関係者に最近の成果を報告したよう。これは教育相が本年1月に着任して以来,初めてのこと。

 教育省は大きなステップを踏んでいるのであり,公教育に新規のカリキュラムを適用し,教育関連諸機関との協同を進めていると。こうした会議はケニア・ナイロビで年一回行われていた―ソマリア関係を扱う国連機関はナイロビにあるのである!―が,この会議はプントランドで行われたのである。

 UNICEF側の代表者はMatthew Olins氏。こちら側からは,も少し教育予算を増やしませんか,外国機関からのアクセスが簡単になるよう,ウェブ体制を立ち上げてはどうか, と要請。


 プントランドは,独立に国際機関と交渉してよろしいという特権を十分生かしているようです。ある意味ライバルなソマリランドが,延び延び延びになってる大統領選問題で民主主義国家的信用度を落とし続けている昨今,プントランドの進展ぶりは(牛歩ながら)頼もしく思えます―とともに,プントランド人の強烈な自負の念が垣間見られるような,そんな感じがします。

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