空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

(若手・後期若手)研究者問題・雑感:「反日特権」「愛国特権」補遺

2018-05-06 21:40:57 | ノート




 それで配分されえるポストは一応あるらしく―いわゆるタレント教授の類―、希少な資源であればこそ、その領域での競争はそれなりに激しいものなのでしょう。そしてそれらは我々とは基本的に無関係の領域で動いている(だろう)。

 また、それぞれの立場になって考えてみれば、『ああ、アレは「反日特権」って言いたいわな』とか、『おお、あれこそ「愛国特権」だなあ』とか、『あんなんでカネもらえるってのは、うらやましいなあ』とか納得いくはずです。そしてそれらは、「愛国」ないし「反日」で あ る が ゆ え に 配分されるものでは な い で あ ろ う ことを推察し、折を見て、誤解に対して適切に解説してゆくべきでしょう。
 
 他にその種の特権に見える例を挙げれば



 これだって、その種の方面への固定客取り込みの手法のひとつでしょう。なお「てめえら豚はプルトニウム米でも喰ってな!」でおなじみの増山麗奈氏を拾った社民党と対比すること。どうも離党したようですが、自民党がどの程度の「何だかなあ」かは、今後杉田水脈氏が自民党に反旗を翻すかどうかを見定めてみて判断するのも一考かと。

 こうして、「反日特権」っぽい例と「愛国特権」っぽい例を、国会議員になるかならんかという領域で我々は確認・対比検討できるわけである。同様に、学者方面においても同様の考察・検討を加えてみればよいのでは。

 まあその、世間様は山口先生を槍玉にあげようとするのだろうが、あの先生も(普段は研究者というよりあからさまに運動家だが、時折)並みの運動家にはとても到達できないような水準のお話をtwitterでもされることがあった記憶がある。水準は、やはり、越えた方なのだと思っておくほうがよい。『反日である山口は、それゆえに道徳的に私に劣るのであり、したがって私は山口を断罪する資格がある!』と信じるのは思想の自由のうちではあろう。しかし「論争において信に値するのは一流の論敵」とかいったような経験則を思えば、まあその、いろいろと考えるべき点があろうかと。



 …うんまあ、wwwだろうが。

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