空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

ワンガリ・マータイと催涙ガス

2008-04-02 17:28:45 | Newsメモ
 ノーベル平和賞受賞者ワンガリ・マータイ参加のデモに警察が催涙弾を打ち込む:

BBC Nobel winner tear-gassed in Kenya 1 April 2008

 エイプリルフールにしてはブラックに過ぎますが。
 ノーベル平和賞受賞者に暴力行使というのは外聞が非常によろしくない。日本からしてみれば「Mottainai」で知名度が高いところ,ケニアの日本人的印象にまた一つ悪化要因がというところ。

 ことの起こりはムベキ大統領が閣僚を増員しようと図ったこと。通例30人を越えるのだそうですが,44人に増やそうという話。人権活動家Kamanda Mucheke曰く,「この国は出血し続けているのであり,我々は国家再建により多くの資金を必要としている。大臣に支払うためにではない」。

 マータイさん曰く「我々が貧しい国であることを思えば,たかだか15人の大臣で十分なのであるのに,彼らは数を増やそうとする。彼らは奉仕しようと言うんでなくて,富を得ようと言うのだわ」。

 なお権力共有で合意したオディンガ氏は大臣数を34据え置きないしより少なくしようという意向の由。

 追記:閣僚任命に関して合意がなされた由:BBC Kenyan leaders agree on cabinet 3 April 2008
 公式発表は4月6日の予定。

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