空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

「ワーグナー気取りかよ」と突っ込みを入れるのが教養人ではあるまいか

2018-12-28 11:47:34 | Weblog


 これに対する文句の付け先氏の返答が



 このやり取りについては、「いやあ、ワーグナー気取りかよ」とか突っ込みを入れるのが教養人しぐさではあるまいか。

 普通はスポンサーないしパトロン(大金持ち)がそのカネの投資先として学者・音楽家…を選ぶのであり、その点で雇われ側は迎合したりしなくちゃいけなくなる(だからこそ、学問のようなものなら、そういう恣意性をできるだけ排除するため、国家がパトロン役を担ったりする必要がそれなりにある)。
 しかしワーグナーは”私に出資する権利をあげよう!”と主張したという。村本氏は、己をワーグナーの如き史上傑出するレベルの大芸人だと主張しているのだ。

 いやあ、そういう気概で仕事しますよね。その点は同意する。

 だから、高須氏は、「いよっ、未来のワーグナー!」とかやればよかったのだ。「38歳(今現在の村本氏のお年頃)までには『ローエングリン』が出てますよね」とかいう嫌味も込めて。

 ともあれ、「ウーマンラッシュアワー」村本氏の才能は、とにかく芸人としてのそれにある。社会運動家・政治運動家としては、おそらく取るに足りないだろう。いやまあ、もう15年もすれば、どこかの政党に拾われて「象徴的候補者」にでもなるかもしれないが。
 とにかく今回の件でも見事であり、思想を仕事に絡めるという高須氏を拒絶して「仕事と思想を絡めるやつの怖さ」と述べるあたり、完璧なブーメラン芸人としての様式美が漂う。




 どうもA hen is trying to keep her chicks dry from the rainに「こいつを可哀相だと思うお前こそが可哀相だと思う。二本あることが正解じゃない」と、多様性を尊重する知識人しぐさを展開したところ「もしかして足が何本もある鳥だと思いました?? 英語で親鳥が雛を雨から守ってるって書いてますよ」と突っ込まれている。chicksをsickと勘違いしたんだろ、と注釈までつけられている。

 中途半端に教養人しぐさをみにつけ、それがまったく似合っていないとか、ボタンの掛け違いもはなはだしいとか、そんなマヌケな姿をさらして笑いをとるのが彼の持ち味なんだろう。いや私は彼をろくろくしらんけど。

 それは恐らく、こういう、ホームズとワトソンにおけるワトソンのようなものではないかなと思う:

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