高須さんがローラの辺野古の発言に対して僕ならCMおろしますといってるらしい。興味ない女からわたしならあなたをふります、と言われてる感じ。おれはそもそも高須さんのその考えは好きではないので高須クリニックがスポンサーの番組一生出なくていい。断る。仕事と思想を絡めるやつの怖さ。
— 村本大輔(ウーマンラッシュアワー) (@WRHMURAMOTO) 2018年12月25日
これに対する文句の付け先氏の返答が
スポンサーが選ぶ側です。
— 高須克弥 (@katsuyatakasu) 2018年12月25日
逆はありません。 https://t.co/GpqNNnR9Lk
このやり取りについては、「いやあ、ワーグナー気取りかよ」とか突っ込みを入れるのが教養人しぐさではあるまいか。
普通はスポンサーないしパトロン(大金持ち)がそのカネの投資先として学者・音楽家…を選ぶのであり、その点で雇われ側は迎合したりしなくちゃいけなくなる(だからこそ、学問のようなものなら、そういう恣意性をできるだけ排除するため、国家がパトロン役を担ったりする必要がそれなりにある)。
しかしワーグナーは”私に出資する権利をあげよう!”と主張したという。村本氏は、己をワーグナーの如き史上傑出するレベルの大芸人だと主張しているのだ。
いやあ、そういう気概で仕事しますよね。その点は同意する。
だから、高須氏は、「いよっ、未来のワーグナー!」とかやればよかったのだ。「38歳(今現在の村本氏のお年頃)までには『ローエングリン』が出てますよね」とかいう嫌味も込めて。
ともあれ、「ウーマンラッシュアワー」村本氏の才能は、とにかく芸人としてのそれにある。社会運動家・政治運動家としては、おそらく取るに足りないだろう。いやまあ、もう15年もすれば、どこかの政党に拾われて「象徴的候補者」にでもなるかもしれないが。
とにかく今回の件でも見事であり、思想を仕事に絡めるという高須氏を拒絶して「仕事と思想を絡めるやつの怖さ」と述べるあたり、完璧なブーメラン芸人としての様式美が漂う。
こいつを可哀想だと思うお前こそが可哀想だと思う。二本あることが正解じゃない https://t.co/XIoTftRrSL
— 村本大輔(ウーマンラッシュアワー) (@WRHMURAMOTO) 2018年11月23日
生まれて初めてウーマン村本さんで声上げて笑った pic.twitter.com/jnsw3zpO7P
— にこ( ´ω` ) (@ikuyuk) 2018年11月27日
どうもA hen is trying to keep her chicks dry from the rainに「こいつを可哀相だと思うお前こそが可哀相だと思う。二本あることが正解じゃない」と、多様性を尊重する知識人しぐさを展開したところ「もしかして足が何本もある鳥だと思いました?? 英語で親鳥が雛を雨から守ってるって書いてますよ」と突っ込まれている。chicksをsickと勘違いしたんだろ、と注釈までつけられている。
中途半端に教養人しぐさをみにつけ、それがまったく似合っていないとか、ボタンの掛け違いもはなはだしいとか、そんなマヌケな姿をさらして笑いをとるのが彼の持ち味なんだろう。いや私は彼をろくろくしらんけど。
それは恐らく、こういう、ホームズとワトソンにおけるワトソンのようなものではないかなと思う:
40000ジョークの中から選ばれた世界で一番笑えるジョーク第2位がホームズとワトソンのネタなんだけど、笑える笑えないは別としてあまりにも「ホームズとワトソン」らしくてこの二人は概念として永遠に冒険しているんだろうって思わさせられて最高だからみんな見て pic.twitter.com/7yDqjFb0rL
— 乃木?? (@nogipus) 2018年8月27日
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