少年と手榴弾：パキスタン，ペシャワール

　パキスタン，ペシャワールで子供三人が手榴弾の爆発で死亡。13歳の男の子が，hand grenadeを玩具にして遊んでいたところ，暴発したのです。一緒に9歳，4歳の妹も死亡：

BBC South Asia Grenade kills Peshawar children　17 April 2007

　少年の母の話では，彼女はgrenadeをスクラップだと思い，スクラップ業者に持っていってくれと少年に言ったのだそうです。そしたら少年は，すぐ持っていかずに，それで遊び始めてしまい，ついには爆発。

　父親が言うには，それは血の復讐blood feudのために自宅に持っていたものなのです。彼の言うように自衛のためには，こうした武器を保有していなければならないわけです―各家庭ごとに。

　つまりこの一帯では，手榴弾やロケット弾や地雷は普通のありふれた家財common household itemsであるわけです。もちろん同時にまた，血の復讐で悪名高い地域でもあるわけで。やっぱり一般市民が武装する世界って，あんまりよくないんじゃないかなと思う米大学最悪の大量銃撃殺人事件が起こったこの頃であります。長崎市長が意味不明な事情で射殺されたりもしましたしねー…。