ひどいヘイト発言：新潟知事選

産経新聞 野党系候補の応援演説で首相らを批判　佐高信氏「安倍のバカなバカ騒ぎ」、山口二郎氏「腐った男いらない」 2018.6.8 21:15

「評論家の佐高信氏や法政大学法学部の山口二郎教授らが８日夜、新潟知事選の立候補者、元県議の池田千賀子氏（５７）＝立民、国民、共産、自由、社民推薦＝の応援に駆け付け、新潟市中央区のＪＲ新潟駅前で安倍晋三首相や、ほかの知事選候補者を批判する演説を行った」

「佐高氏は「安倍晋三は拉致問題を食い物にして首相になり、無責任なことやってる。本当に拉致問題を解決したいなら平壌に乗り込め。そして帰ってくるな」と絶叫。聴衆からは「そうだ」と大きな声が上がった」

　ちょっとすいません、それは『北朝鮮は外交にやってきた隣国の指導者を拘束して帰国させないような常識ハズレの悪党国家だ』と主張し、しかもそうした前提を聴衆が共有している、ということですか。
　あるいは、拉致被害者たちと引き換えに拘束されて来い、という主張だろうか。
　いずれにしても、北朝鮮がテロ国家だという前提で話をしている―外交交渉に来た他国の外交団を監禁するような国だと。

　マズイ、それはマズイ。
　深刻にマズイ。

　ひどいヘイト発言だ。
　北朝鮮は、わざわざやってきたアメリカの外交団を放置して意図的に面子を潰すとか、相手国の首脳部を侮辱して反応を見る悪い癖はあるが、それはそれなりに理性が通じる相手だということを示唆する。それを無分別なテロ国家扱いするのはなんぼなんでも。

「佐高氏は「安倍のバカなバカ騒ぎを打ち破るためにも絶対に勝たないといけない。自民党に天罰を、公明党に仏罰を」と声を張り上げた」、ああ、これは「公権力を私的に使用したいという欲求」の一種だな。

熱烈な支持者は大喜びしてその場は盛り上げるけど、無党派層が引いていく演説の典型例がこちらになります。 / 【新潟県知事選】野党系候補の応援演説で首相らを批判　佐高信氏「安倍のバカなバカ騒ぎ」、山口二郎氏「腐った男いらない」 (産経ニュース) #NewsPicks https://t.co/ChNw6w1mAv

— 選挙プランナー松田馨 (@km55ep) 2018年6月8日

野党も与党もその支持者もネガキャンを良く見るけど、ネガキャンは対立候補を支持する人たちを選挙戦を通して傷つけて対立を煽る結果になるんじゃない？それをすればするほど「選挙後」の政治的、政策的協力を心理的に難しくする訳で、それが日本や地域の未来にとって恩恵はあるのかなぁ。

— 968（くろはち） (@ywtda01) 2018年6月8日

　国政選挙で自民党がネガキャンしたときの体たらくを覚えていないんでしょうな。なおあのときは民主党政権が成立した。