空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

支持率調査メモ(2017-10-10時点)

2017-10-11 19:41:05 | Weblog
産経新聞 希望の党、東京で支持率急落 小池百合子氏も不支持が上回る JX通信調査 2017.10.10 11:22

JX通信は7、8両日に東京都内の衆院選情勢調査を実施

比例東京ブロックの投票先を聞いたところ、希望の党と答えた人は前回調査(9月30日、10月1日)の29%から18%に急落

小池氏の支持率は37%で、不支持率は54%に上った。前回調査では支持48%、不支持43%だったが、1週間で支持・不支持が逆転した。9月23、24両日に実施した調査では支持率が58%に達しており、小池氏の支持率が急落傾向にある状況を示している

読売新聞 希望失速、立憲民主と「反安倍」分散…読売調査 2017年10月09日

読売新聞社が7~8日に実施した全国世論調査で、衆院比例選の投票先は、希望の党が13%と前回調査(9月28~29日)から6ポイント低下した

結党間もない立憲民主党は7%で、「反安倍」層の分散により希望が失速した格好

内閣不支持層の比例選投票先では、希望の党が24%(前回34%)に下がる一方、立憲民主党が14%となり、支持を分け合う形が鮮明

今回の調査でも、無党派層に限ると自民は10%で、先月の解散直後の17%よりも下がった

 浮動票について



 なので、自民党さんも安心できない情勢ではある。だが、常識的に考えて、特に地方の小選挙区では与党側の優勢がほぼ確定したか―なにしろ野党側の足並みがそろわなすぎる。

東洋経済 比例選投票先世論調査「自民32%・希望13%」 読売調査、希望の党に「期待しない」は58% 2017年10月09日

 読売さんの調査による記事だが「東京都の小池百合子知事が代表を務める希望の党に「期待する」は36%で、「期待しない」の58%を下回った。全体の4割近くを占める無党派層では「期待する」43%、「期待しない」50%。都内有権者では「期待する」が25%だった」。

 希望の党の支持が急速に失われている感がつよい。「小池知事が希望の党の代表を務めていることについては、「都知事の仕事に専念すべきだ」が71%(前回62%)に上昇した。「今のまま、希望の党の代表と都知事の兼務を続けるべきだ」は19%(同21%)、「都知事を辞職して、衆議院選挙に立候補すべきだ」は7%(同12%)

民進党の前代表代行の枝野幸男氏らが結成した立憲民主党に「期待する」は、全体の28%で、「期待しない」が64%に上った

 ポイントは「全体の」であり、強力なアンチ層の存在が確認できる一方、強固な支持層の存在も推知していいだろう数字ではないか。要は「希望の党」に入れてもらえなかった楽天イーグルス状態の選手もとい議員たちなのであり、一般市民の判官びいき的支持も多少期待できる。浮動票が多数あることに注意すべきだろう。

 さて、実際のところ、このとおり―



 ―まずは自分が食えないと話が始まらない、という切実な必要がある(政治家になるのに、自分の食い扶持が欲しいからです、と宣言するのはどうかと思うが)。なので:

businessinsider 「売り手市場が続いてほしい」——20代が希望の党より自民党を支持する理由 2017年10月11日

「上の世代は一度政権交代して失敗したら戻せばいいと言うけど、私たち20代前半にとってはその数年が大きい」(21歳女子学生)の言葉は重い

 …安倍嫌いのひとたちの欲望に付き合ってるヒマはないだ、というわけなのだ。
 だから、とにかく、「もっと食えるようになる」という力強い未来図を示してくれたところが支持されるのだろうに、なんで「安倍を嫌うべき理由」を延々のべるだけなのかなーある種のひとたちーと、ほんとに疑問に思う今日この頃。

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4 コメント

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学生さんええこと言うのう (hilowmix)
2017-10-14 08:26:16
そう考えると、再チャレンジしやすい社会作りこそ改革派勝利への第一歩ではなかろうか。
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Unknown ()
2017-10-14 12:24:17
ご尤も:再チャレンジしやすい社会作りこそ改革派勝利への第一歩ではなかろうか

そしてそれは、若者の利益にもかなう。
だって、昨今の若年者の過労死・過労自殺問題は、「ここからはずれたら、お前の人生は…!」という強迫が背景にあるだろうから。
この強迫観念を除く、再チャレンジの道がひろくひらけているなら、もっといろいろ余裕も出来て、犠牲もすくないだろう…と思いたい。
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Unknown ()
2017-10-14 12:30:30
問題は、この点にかけても、現政権のほうがまだしも点数がよいだろうところ。
一応、微妙に質は悪いながらも、雇用自体は増えているという。
「質が良くなければ回復とは言わない」という反アベの人に対する答えのひとつは、「民主党時代にはそれすらなかったんだ」が定番のようなかんじ。

多様な議論を多様にとりあげ、多数派(この場合は与党か)に配慮せしめるのが政治の現場の交渉のひとつだろうところ、最近の野党は「もりかけ」一辺倒で多様性を欠き、まだしも「客」が多い与党のほうがまだしも「客」の幅に応じた多様性を示す(しかし、当の客以外の多様性に対応できていない)…というのが現状かなあ、と30秒くらいで思ってみたんですけど…。
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なんで (hilowmix)
2017-10-15 11:05:00
野党の皆さんはこのあたり主張されないのかなあ。
「庶民の味方」と名乗るのならモリカケだの原発ゼロよりそっちのほうがききそうなのに。
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