空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

カメルーン:石油企業の船が襲撃される

2008-11-01 16:13:09 | Newsメモ
 石油は魔物ですよネ

BBC Oil crew kidnapped off Cameroon  31 October 2008

 カメルーン・ナイジェリア国境付近Bakassi半島沖で石油会社の船がハイジャック。乗組員(フランス人7名,カメルーン人2名,チュニジア人一人)が誘拐される。話によれば,人質はどこか森の中に連れ込まれたそうで,蚊の大群に悩まされているという。

『陸上に連れて行って蚊帳もなく移動の自由を奪う』ことがこれほど恐ろしい脅迫になるとは,コワい大地だ。

 犯行グループは政府側に1週間の猶予を与え,この内に自分たちと交渉を始めるよう要求。遅れたら,3日に一人の割で人質を殺すからね?と直接的な脅迫を付け足す。

 この半島,石油がでるのだそうで,NigeriaがCameroonに譲ったのは勘弁ならんとお怒りの向きがあるようで,今回の犯行グループはその筋の人々だそうです。その他類似の団体と協調しての作戦だそうで,作戦能力もそこそこある模様。

 こうした反政府団体は,まぁこうした犯罪行為でお金を調達したりしてるのだそうで,この間は銀行強盗をしたそうです。
 ボートで浜辺の都市にのりつけ,銀行に押し入って金庫を爆破。んで金めのものを持ち去るという荒っぽい手口で,…やっぱりルパン三世とかスペースコブラとか,そーいう悪の美学的なものは平和で安定した社会あってのことと再認識。

―どうして銀行強盗するのかって? 楽しいからさ
―金庫を開けることがね。中に金が入ってるだなんて,考えもしなかった

 やっぱりカッコイイ犯罪者はこぅでなくっちゃ!

 粗雑な悪はやっぱり粗雑な悪に過ぎないわー。なによ『金庫を吹き飛ばした』って。

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