スリランカ：おばあちゃんの注意力に敬礼☆

　スリランカ，コロンボ。バスに乗って移動中，あれあれ？なんだか怪しげな小荷物があるのです。運転手さん，添乗員さん，これおかしくないですかぃのぅ？とおばあちゃんが注意を喚起：

BBC news, South Asia Sri Lanka bus bombing injures 18 23 February 2008

　すぐさま避難誘導に移り，結局バスは爆破されたものの怪我人18人で済んだ。軍スポークスマンNanayakkara准将はおばあちゃんの注意力が多くの人命を救ったと述べ，的確な避難誘導をした人々を称賛して曰く「彼らは称賛されるべきだ。誰一人，殺される事がなかった」。

　そのほかこの数日のスリランカ関係ニュースをメモしておけば，ヒューマンライツ・ウォッチがUN安全保障理事会にタミルタイガースへの制裁を求めたりしてるようです（BBC Tamil Tiger UN sanctions demand 21 February 2008）。
　少年兵使役問題。尤も，HRWも，少年兵使役の絶対数自体は相当減っていることは認める様子。但しカルナ大佐の側―彼は現在，政府側に立っていますが―も少年兵を募っていたりするようで，問題は未だ解決しないわけ。

　また，北部で政府軍爆撃によって子供が死んだという主張あり：Sri Lanka raid 'kills civilians' 　22 February 2008
　少なくとも5名，しかもうち2名は兄弟だという話。勿論，例によって第三者による確認は不能というわけで，この点，寧ろソマリアのほうがまだましかもしれない。但し5名の死者という情報は，地元病院の筋だそうで，一定以上の信頼性があると思ってよいのでは。