空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

ヘイトクライムの恐れ―8歳の少年を突き倒す

2018-01-31 21:09:22 | Newsメモ
 更新43分くらいで読む:

BBC Paris officials investigate suspected anti-Semitic attack on schoolboy 31 Jan 2018

An eight-year-old boy wearing a Jewish skullcap, or kippa, has been attacked in a suburb of the French capital, Paris, in what officials suspect is the latest case of anti-Semitic violence

 パリ郊外。ユダヤ教徒特有の帽子をかぶっていた8歳の少年が15歳くらいの少年二人に攻撃された。突き倒してぶん殴った、くらいのattackとはいえ、わざわざ8歳の少年を狙ったあたり、ちょっと深刻かも。

 一応、別にユダヤ教徒だからといって侮辱するようなことをいったわけでもないらしく、『アホ餓鬼が「タブーをおかす俺たちイカスかもwww」くらいに思って、学校で「それはやっちゃだめよ」といわれてることをやってみた』みたいな可能性は大いに残る。

 しかしまあ、そーゆーのでも

President Emmanuel Macron has condemned it as "an attack on the republic".

 共和国の敵認定されかねないので注意だ。

 何にせよ、すでに反セム主義(反ユダヤ教徒運動)が流行りつつあるような感じで:「France's Jewish community has voiced fears over rising anti-Semitism」「Also on Twitter, Israel's ambassador to France, Aliza Bin Noun, said she was "disgusted by the resurgence" of anti-Semitic violence」、何れにせよ、注意が必要。

 というか、記事の末尾に挙げられているアレ気な事件の山は、我々(日本在住者)水準で行くと、下手すると内閣の進退に関わりかねないレベルの問題ぞろいで、深刻さは思うべき。

 項目だけあげると、今回の8歳の少年が突き倒されて殴られる;1月、15歳の少女が学校帰りに暴行を受ける;1月、食料品店が推定放火で全焼。以前、ナチ鉤十字の落書きをされた経歴あり;昨年9月、ユダヤ人家族が押し入られて殴られ、強盗される―脅し文句は「おめーらユダヤ人だろ? なら、カネ持ってるよな?」;昨年4月、65歳の女性ユダヤ正統派教徒が隣人のムスリムに殺害される。

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