空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

ネコ・パブリッシング 『SHARKS 世界サメ図鑑』

2010-02-21 17:30:00 | 本・論文・研究メモ
 時に映像・音声の点で補うために 東北新社『Deep Blue』(DVD)など買ってみました。素晴らしい映像・音楽であり,(部外秘)なんか聞きやがるお隣さんもその神々しさに打たれて静かになるかもだ(謎)。

 買ったよー:

ネコ・パブリッシング 『SHARKS 世界サメ図鑑』本体3619円

 税を含んで3800円ですか。お店の人に「どこにあります?」などと聞いて(いやほんとに見当たらなくてさ)入手。なので『わざわざ探しにくる人があるくらいの本なのかもだ』と店員さんに思ってもらえたかもだ(営業活動)。

 ラブカの猛悪な面構えに,なんか本能的な恐怖感を覚え『もしかしてコレ殲滅してしまうほうが世界のためじゃなかろうか』とか慄きながら読めー。

 ま,なんだ,値段分はあるな(もちろん,買う余裕があることが前提だが)。丁寧につくってあるようで,ちょっと背伸びした小学校高学年~一般対象ってとこだろうか。うん,全年齢でイケる。ルビが多くふってあるのはこの点,大いにプラスだ。

 各サメの概説部分なんか,『いやぁ,実はほとんど何もわかってなくてですね』という具合で,ほどよく知的好奇心を刺激されもする。―うん。これ,教育的配慮で,小学~中学の図書室は積極的に入れるべきだと思う。

 誤植等なきにしもあらずで,今気づいたところを:

41頁「ヘラツノザメ」の4行目「エサは,水深450 900m付近に生息する(後略)」で,「450」と「900」の間に「~」が抜けている。

p.56 「イタチザメ」のうち,「エサは生きていても,死んでいても問題外だ」は,…意図するところは分かりますが「エサは,生きていても,死んでいても問題ない」など,生き死に関係なしに食らいつく,という意味を強く出した方が理解がしやすいかと。

106頁 「棘」の頁。左コラム3行目,背鰭の前の長い棘についての記述中「鰭を支えるために進化したものかもしれない」の「鰭」へのルビが「えら」になってる。

p.139「バーサ」の項目,「彼女は,約400tの円形水槽に5匹の他のシロワニと…」とあるが,円形水槽を描写するのに,あまり「t」はないんじゃないかと。
 400トンの水の入る水槽―というのなら,1t(= 1000kg,概算1000l = 1立方メートル分の水)の400倍というと…十分大型水槽な気がするが,体長2mにもなる魚の水槽だから(っていうか,計9匹のサメ用だ,その水槽は)。円の計算したくないから直方体スタイルで概算。水深はものっそ甘く見て4mとし,縦横10m x 10m になります? なんか,東京住民もびっくりなウサギ小屋じゃないかそれは。

 400mかな,もしかしたら?

214頁「ヘンリ・マレーの事故」の項目,「逆にマレーはホホジロザメ連れ去られてしまった」は「逆にマレーはホホジロザメ に 連れ去られてしまった」の「に」が抜けているかと。

2010-02-11 21:22:30
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1 コメント

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ねこぱぶの教育書・実用書 (teiresias-memo)
2010-02-11 21:55:13
あ,カエル図鑑ほしいかな。
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