これ何かおかしくない?
— 山下238(内閣調査室) (@Yamashita238) 2019年7月16日
今まで与党や首相に公の場でさんざん罵詈雑言を浴びせ続けてきた民主党の候補が
一般市民の雑談レベルに報復を加えるの?
もしまた民主党が政権を取ったら一切政権批判できなくなったりしない?
タクシーの会話でさえこういう報復があるときては… pic.twitter.com/jnwirJTLeR
あーそーいや、安倍首相はちょっとめずらし目の病気にかかったんで、それをネタにして侮辱発言をさんざっぱらしてたように記憶しますな。下品だと思いますが。
政策批判はOK。差別はダメ。与党支持者は幼稚。例えば「安倍はG7で唯一、実質賃金を下げている」はムチャクチャな理屈でも一応反論可能だが、タクシー運転手が言った「同性愛者は気持ち悪い」は反論不可能。卑怯な政治に慣れすぎて気がつかない。あなたは差別主義者。https://t.co/PdNryGk8AP
— C.R.A.C. Okayama (@crac_cgk) 2019年7月16日
この「タクシー運転手が言った「同性愛者は気持ち悪い」」という追加情報でようやく理解できた。
ああ、たしかにLGBTに「気持ち悪い」は、素直な感情の表現ではあれ、適切ではない表現だな。それは反美男子・反美女に正直に「ブス」「ブオトコ」「キモイ」というのが適切でないようにだ。個人ではどうしようもない状態に対する侮蔑的発言は、そりゃあ行儀がよくない。
…けどこれ政治の場面の話なのよね、という問題もある。LGBTの、社会的パートナー契約を超える結婚の要求といった政治的要求に接しているわけでもあり、微妙なラインに近づいていく。
このスタッフは相当見事に言葉を操る。タクシーの運ちゃんの勝ち目はなさそうだ。つーか、敗北と断じるほかない。
石川大我と虹色としまの会 先日のタクシーでのスタッフへの発言について(本人投稿) 2019-07-16 14:25:39
「公示日を迎えてから10日間、毎日、そんな対応をされ、辛い事があっても頑張ろうと覚悟を決めて手伝っていた私も心への疲弊が積み重なってしまいました。
そんな最中、タクシーという個室空間で
「何が同性婚だ!どうせ落選するあんな候補者、気持ち悪い。あんなに喚きたてやがって!」
というような言葉を投げかけられ(多少省略してますが、ドライブレコーダーでで確認済みとのことです)」
ただなあ、ここで「小さな声を 聞き逃さずに」というような規範的な言葉を思い起こしてもいい。
男女関係、性をめぐる社会契約のわりと根源に近い感じの変革への運動を前にして、おそらくは無教養と評すべきタクシーの運ちゃんの”必死の声”は、当然に私的に処断されねばならないのだろうか。
先程石川大我事務所スタッフがスピーカーを雨の中運ぶために都内、新宿二丁目でもよく見かけるタクシーに乗りました。降車間近になり、『ここで停めて下さい』というと、そこには石川大我の選挙カーが停まってました。運転手さんは「あんな奴ら、気持ち悪い、落選しろ」その20代スタッフも当事者です。 pic.twitter.com/Y9OezfGPdS
— 『石川大我』参院選は2票目に個人名で投票! (@ishikawataiga) 2019年7月14日
タクシーの領収書の写真込み。まあ、リアリティは増すのだが、さらしもんにしかねないのであり、犯人探しになりかねないんではあり―
領収書にしっかり痕跡が残ってる(会社・車番〈ドアに付いてる方の番号〉)から、事業者とタクシーセンターに通報する時はそれが元になりますね。
— 修学院 七乃佐@667‰未満 (@kirara900) 2019年7月14日
せやからおまいら、嫌われるの、そーゆーとこやぞ、という気はする。
無教養で、自分の不満を適切に・公的なふうな言葉で表明することのできないそんなおっさん。その表出した見解は、あからさまに差別的ではある。まあ、それゆえに非難はされるべきではあるんだが、彼に必要なのは真に内発的な理解であって、給料の査定にも響くクレームと大政党の立候補者様から要請された会社から強いられる学習会だろうか?
実際上給料を人質にとられたうえでの学習会参加は、強制された労働の如くに思われはしないか?
それをする者たちは圧政者の如く思われはしないか?
たぶん、この辺の軋轢が動因になって、LGBT運動は日本では勝利しきれないのだと最近は感じるようになった。こうした「新しい倫理事項」の暴虐が西欧~米国で論われ始めたことは、こうした問題で後発のうちの国としてはちょっと厳しい情報と思う。
それになあ、ウチの国の場合、基本的には衆道等々、本来の文化コードの中に入っているからなあ。「それでいいんじゃね?」という庶民感覚はそこそこあろうところであり、輸入概念としてのLGBTは…受容されるかなあ…。
…従来型のひとたちの生存領域まで、西欧風味のLGBT運動で主体として目覚めたひとたちの過失で左右されかねないかもなあ、とかちょっと思う。つまりまあ、ethical Veganが最近、微妙にやらかし加減で、体調等々の理由でのVeganがちょいと口をさしはさみたくなりました、的な例をみたが、そんなかんじに。
タクシーセンターに通報すると大変なんです。
— 働く高齢者 (@yamabinbo) 2019年7月14日
このような案件だと会社に通報しただけでも青ざめます。
現役だった頃、非常に気を付けていました。
クレーマーのややこしさを知らしめる必要もありそうですが。
ちょっと違うのです。
— 働く高齢者 (@yamabinbo) 2019年7月17日
利用者に不快感を与えないのが大事なのです。
今は会社が丁寧に講習しているはずです。あるいは先輩が接客について教えます。
話題の運転手さん気がついていないみたい。誰かが伝えて欲しい
とまあ、職業上、当然知っているはずなのだ。そのはずなのだ。だが、彼は言わずにはいられなかった―のかもしれない。いずれにせよ、感情が走りすぎての発言であろう。さあ、かれはどれほどの罪人だろうか。
運動員の感情を害したというなら、運ちゃんも感情を害した結果の発言であろう。運動員のほうは、当人が受けた暴力の証拠をtwitterに写真入であげて、運ちゃんを全世界のLGBTに対する敵に仕立てて集団的な暴力行為の対象になる可能性を示唆した。では暴力の規模で罪を論じるならどうなるだろう。
では冷静に、まあ無理筋っぽくとも冷静な言葉で言えばよかったのだろうか。
…でまあ、結局は運ちゃんの無教養、馬鹿であることに問題を縮約したわけだろうが―
…私は、知識の足りなさを罪だとは、あまりいいたくない。
ヤジの市民を道警が排除 安倍首相の街頭演説中
— 『石川大我』参院選は2票目に個人名で投票! (@ishikawataiga) 2019年7月16日
→ 公選法の「選挙の自由妨害」は「聴衆がこれを聞き取ることを不可能または困難ならしめるような所為」
動画をみましたが、民主主義国家とは言えない警察の対応。批判を許さない安倍政権が独裁化している。止めなくては!https://t.co/SKWESzxqvZ
これも考慮すべき小さな声の一例ではある。選挙妨害ということで、そっちのルールに反するので、これはこれで制止対象になろうが(どこまで強制するのが妥当かはまた別の問題)。
「小さき者に寄り添え」と召命されるならば、私は言葉なき小さき者に寄り添いたい。その者は、あるいは強者として描写されているものかもしれない(つまりこの場合、ストレートのシス男性と言う具合に)。しかしそれゆえに言葉を発することをおしとどめられるものであれば、いやそもそも無教養であったり、公的な発言の機会を許されていないものであれば、それは言葉なき小さき者というに値しよう。
そんなわけで私の研究方針はそのようであるので、そのように。
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