空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

死体安置所への爆破テロ:イラク

2007-09-19 21:10:49 | Newsメモ
 BBCの報ずるところでは,イラク首都バグダット中心部のBab al-Muaddam地区にある保健省,死体安置所近くの駐車場で自動車爆弾が爆発。これに引き続き迫撃砲攻撃が加えられ。7名死亡,20名以上が負傷。

BBC news, Middle East Deadly attack on Baghdad morgue Tuesday, 18 September 2007

 駐車場は死体安置所に行こうとする人々で混雑していた。彼らは安置所で,彼らの身内の身元確認をしようとしていたものである。

 バグダット東部では警邏中の警官のそばで自動車爆弾が爆発,2名死亡。アルカイダは,ラマダン―先週始まったのだが―中に攻撃を仕掛ける旨,警告した。

 …そんなわけでして,死体安置所近くに対する攻撃は,慈悲深くも7名を,その親族の死体確認などという憂き仕事から永遠に解放したわけである―その命を奪う事によって。

 本blog,一個前の記事とはえらい違いである。
 ソマリアでは,反政府勢力は祖国を仇敵から解放せんと,果敢にも軍基地に攻撃を加えているのである。流れ弾で民間人が死んでますけど。
 他方イラクでは,死体置き場に迫撃砲を叩き込むわけだ。そこには米軍はいない。イラク軍もいないだろう。死者と遺族とがあるばかりだ。してみると,この攻撃を敢行した勢力の敵は,他ならぬ名もなきイラク人民であるに違いない。

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