空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

承前。

2011-12-29 16:27:59 | Weblog
承前

@btnrouge k.hasunuma 蓮沼 賢志 「@somalia_watcher 私は「平和」の解釈は人それぞれであって、それは否定すべきでない(=どれもが正しい)と考えます。ただ、両者の解釈に相容れない部分があって、いつの時代もそれが原因で争いが起きる。ソマリアもスーダンもルアンダも、古くは十字軍とイスラム教徒の闘いも。」(2011/12/29 0:31)

 ルアンダ(日本語版Wikipedia)でも結構いろいろあったかもしれません(私は詳しくない)が,恐らくはルワンダのことをお言いですよネ。

 ところでsomalia_watcher氏は「ソマリアへの言及」について違和感を持ったのであって,平和についてのマイ定義が問題なのではない。

 某先生とお話したが,まあ世間の若いの人は,テレビに出るような評論家先生みたいなのになりたがっているようだ。なにか,世界の大問題を大上段に切って捨てて問題解決する,そんなふうなモノになりたいようだ。

 しかし,あの先生たちとて,実は地道な個々の仕事を積み重ねた上でモノを語っているのであって,一般のひとがスタイルだけ真似ても,どうも上滑りするかと思いますが。

 ―そのあたりが,哲学の訓練を経ずいきなり応用倫理の問題を語ろうとする若い学生に対する,ちょっと古株の哲学徒たちの危惧の出所かと思います。



 なお,表に出てきている人たちがみんなちゃんとしているとは限りません。
 マスコミさんだって商売ですから,売れる素材を出したいでしょう,商売の場面では。だからその商売に適切なアレなことを言ってくれる先生を使ってみるってことも大いにありましょう。

 そーゆーひとはちゃんとした学会では相手にされなかったりするもののようで,自分と仲間とでナントカ学会とか作って権威づけしてみたりするみたい? いやそーゆーひとたちの生態は,基本,私は知らんが。

 まーともかく生きていく必要もあるんで,大人しくネタやってる分にはご自由にという気はするはするのだが,ちゃんとした学会で真っ当な相手をしてもらえるとは思わないでほしいとは思う。
コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ファンタジー小説と現実を混... | トップ | シエラレオネ:麻薬密売を摘発 »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ftb)
2011-12-31 23:44:04
アンゴラもルワンダも、共にバントゥー語系らしいから、ルワンダとルアンダは同じ語源の地名かもしれないという気がします。信頼できない(ブログとかの)情報によれば、ルワンダとは元は「我々の土地」ぐらいの意味だったようです。とすれば、ルワンダかルアンダかというのは、単に音写の問題かもしれない。まあ、ルアンダ大使館がルアンダと自称しているんだからルアンダと書くのが妥当でしょうけど。(私は学者じゃないから気楽にテキトーに書ける点が便利。)
返信する
Unknown (ftb)
2011-12-31 23:45:10
あ、間違った「ルワンダ大使館がルワンダと自称している」ですな。
返信する
Unknown (teiresias@酔いもーど)
2012-01-01 00:40:17
>アンゴラもルワンダも、共にバントゥー語系らしいから、ルワンダとルアンダは同じ語源の地名かもしれないという気がします

まーそーかもしれませんけど,日本語での正記法ってのもありましてね?
いくら発音が「オマン」だからって「オマン国」「オマン国」って連呼されても困るんですよ。そこは正規表現に従っていただかないとある種の意味で区別がつかないのです!
返信する
Unknown (teiresias)
2012-01-01 00:41:15
新年入って初書き込みがこれか私。
エチオピアのベレトウェイン介入なんてビッグな話題があるっていうのに。
返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事