少なくとも私が見た時点ではBBC newsのトップにあった。駐日本米大使館のコメントは:Statement on Prime Minister Abe's December 26 Visit to Yasukuni Shrine December 26, 2013,『なぜ君は余計な波風を起こすようなことをするのか。きちんと説明するように』という意志がひしひしと伝わる。
HaffingtonPost 人工知能学会誌の表紙、女性イラストレーターが描いていた 投稿日: 2013年12月27日 19時02分 JST
「一般社団法人「人工知能学会」の学会誌が2014年1月1日号から大幅にリニューアルした。女性型アンドロイドが手にホウキを持ち掃除する姿が表紙に描かれているため「男性の性幻想丸出し」「女性差別に見える」との指摘がネット上の一部で出ているが、この表紙の作者は女性だったことが12月27日、同学会への電話取材で分かった」
女性が描いたものであるということは問題を根本から揺るがすものにはならないのだが。
「編集委員長の松尾准教授は、次のように話した。
「ネット上で広く議論をしていただくのは有り難いと思っています。学会としては、女性を差別したり蔑視する意図はありません。ただ、そういう意見もあるときちんと受け止めて、今後の表紙デザインを考える上で参考にしていきたいと思っています」」
妥当なコメントかと思われる。
とりあえず,授業の材料に大変便利そうだなと。
ダメな対応の人たちについては
差別認定をする人は最初からフルスロットルで差別認定しに行くよな。真意の確認をしに行かない。これはずっと気になってる。差別なのか微妙なラインで、作者や編者がそういう意図はないと説明しても、「よくわかりました。あなたは差別しているのですね」って自分基準で認定してドアを閉める。
— こなたま(CV:渡辺久美子) (@MyoyoShinnyo) 2013, 12月 27
それで、「最初からフルスロットルで差別認定」「真意を確認しない」「説明しても自分基準で認定」が積み重なってしまった結果、「フェミは話が通じない」「あいつらは自分の地位の為に差別を欲している」という認識が、差別認定する側以外の人に強く持たれていく。
— こなたま(CV:渡辺久美子) (@MyoyoShinnyo) 2013, 12月 27
これで端的に説明されているか。
もう言っちゃうぞ。「人工知能」の表紙がかわいい女の子のロボなのは、「召使は女であろう」という差別ではなく、「召使ロボっていいよね。でもそれがカワイイ女の子だったらもっとよくね!? ウヒョー! かわいいは正義!! 女の子ばんざい!!」という女性へのリスペクト以外に何があるんだっての
— こなたま(CV:渡辺久美子) (@MyoyoShinnyo) 2013, 12月 27
で、それすらも「女を性の対象として見ている証拠である」というのなら、それは異性から異性への興味や関心に対する、あんたの個人的な好悪であって、性差別という社会問題にすりかえるべきもんじゃないだろって。
— こなたま(CV:渡辺久美子) (@MyoyoShinnyo) 2013, 12月 27
一部の先鋭的なジェンダーフリー論者は、まるでイスラム教徒の偶像破壊のようにありとあらゆる表現から女性を消し去ろうとしているようにも見える。そういうのには与したくありません。
— こなたま(CV:渡辺久美子) (@MyoyoShinnyo) 2013, 12月 26
でまあ,女性性を滅していくと場合によっては「「ロシアの女性を『スカートを穿いた兵士』と表現するのは完全な誤解だ。彼女たちは長いあいだ戦闘義務を果たす準備をしてきたし,能力を認められればどんな任務にもつく。ロシア兵はそういう彼女たちを大事にしている」(ビーヴァー『スターリングラード』朝日文庫版p.151)」ということになっちゃったりするが
それはそれで抑圧的な体制ではあるまいか。多様なあり方を認めない,というあたりは,すくなくとも非難されるべきだろうなあと。
まあ「きちんと説明すればご理解いただけます」レベルのものを世界の視線にさらせば炎上するやろ。自分とは価値関心を共有していない人々が見る、ということに表向きの行動は配慮しないといけない。ああ、いや某学会誌の表紙の話ですよ。
— Takehiro OHYA (@takehiroohya) 2013, 12月 27
まあこういう話でもある。
とりあえず,現状に不満がり,これを打破しようとする場合には,新たな状況へ人々を導こうという場合には,その素敵なヴィジョンを公衆へ(支持をうけたい人々へ)むけて提示する必要があるのだろうな―所謂アベノミクスが公衆に支持を受けているとするなら,そのある部分は「給料上がります!」という宣言であり,実際にちょこっとだけでも上がれば,『次のボーナスまでは政権を支持してやってもいいか』という流れになろう。
最近の社会調査で,特に若い世代に専業主婦になる/ならせるという意見が増えている―なんていう話を聞き挟んだりするが,これに対しては,『他にも多様な人生がみんなにはあって,そしてそれは割と可能なんだ!』と説得し,その実質的な保証を提示すべきなんだろうな。
つまり,(返済なしの給付型)奨学金の充実拡大とか。
>RT 一方で昔は教育研究職についた場合の返還免除があり、大学の数が急増していた頃は結構な割合で免除されていたので事実上は給費制奨学金として機能していた側面もある。私もそうだが学部卒助手採用というのも、実質的にはそう。つまり奨学金負債に悩むのは二流の研究しゃ***ZAPZAP
— Takehiro OHYA (@takehiroohya) 2013, 12月 24
念のために言うと、免除は事後的にしか決まらないのでもらう段階では負債であって不安にかられるというのは間違いないし、免除される分野が限られていたので社会一般に高度の人材を供給するという目的は十分に果たせていなかったし、免除制度が猛烈に縮小してしまったのですでに教育ローンなのだが。
— Takehiro OHYA (@takehiroohya) 2013, 12月 24
そんなわけで,ああ二流だなあとか我が身を振り返って思う事かな(詠嘆)
もちろん訓練と言うのは学生時代に終わるものではなく,それからのアレコレで伸びも変わってくるのだということで,ひとつ。
だからまあ,訓練,鍛錬をやめちゃった人たちは(ry
朝日新聞 南スーダン撤退を検討 自衛隊PKO、治安悪化受け 2013年12月25日12時46分
「南スーダンの国連平和維持活動(PKO)をめぐり、安倍政権は24日、国連南スーダン派遣団(UNMISS)に参加している自衛隊を撤退させる検討に入った。現地の情勢が悪化しており、自衛隊のPKO参加条件が満たされなくなる可能性があると判断した。南スーダンから撤退すれば、自衛隊によるPKO活動は休止することになる」
「こうした状況から、政権内では「一日も早く撤退すべきだ」との声も出ていた。政権は、今の南スーダン情勢は、PKO参加5原則のうち「紛争当事者間で停戦合意が成立」の条件を満たしていない可能性があると分析。今後、UNMISSの活動状況を踏まえつつ、撤退時期などを慎重に検討する方針だ」
軍需物資(銃弾)供出なんて(日本国内的には)超タカ派的行動に出た割には腰が引けてるなあと思ったら
ロイター 安保理が南スーダンPKO増強を決議、官房長官「撤収検討せず」 2013年 12月 25日 14:47 JST
「国連安全保障理事会は24日、内戦に突入する恐れのある南スーダンの国連平和維持活動(PKO)部隊を約2倍に増強する決議案を全会一致で採択した。菅義偉官房長官は25日午前の会見で、現地PKOに参加している自衛隊の撤収を検討している事実はないと語った」
ロイター 南スーダンの自衛隊、撤収検討の事実はない=菅官房長官 2013年 12月 25日 11:42 JST
尤も,増強も考えていないというものの,「25日付の朝日新聞は、現地の情勢が悪化していることから、安倍政権が南スーダン派遣団に参加している自衛隊を撤退させる検討に入ったと報じていた」
と,朝日新聞を名指しで”取材能力は足りてますか”と言っている。朝日新聞は,もしやこれを受けて次は”閣内の不一致が表面化した格好だ”と報じるかもしれないが,さしあたり官房長官がこの態度というのは大きい。”閣内不協和音”の音がどこから出ているのか,どれだけの大きさ・真剣さなのか,追及される可能性もある。
”不協和音”の出所解明までいければ倒閣運動と言うに相応しいが,そこまでもっていけるだけの腕の持ち主は―推定倒閣運動を担う政治家にしろ,煽る記者にしろ―いるのかどうか,協力者を確保してあるかどうか。
そういった大それたことは考えていないという場合,朝日新聞担当者(陣)が政府の動向をまるっきり逆方向に読み違ったわけで(「慎重に検討する」の内容を読み違った),取材能力・分析能力の劣化を示唆する。
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