空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

見ていた記事のメモ/講義の挿話用メモ

2013-12-28 17:43:56 | ノート
BBC Japan PM Shinzo Abe visits Yasukuni WW2 shrine 26 December 2013 Last updated at 08:41 GMT

 少なくとも私が見た時点ではBBC newsのトップにあった。駐日本米大使館のコメントは:Statement on Prime Minister Abe's December 26 Visit to Yasukuni Shrine December 26, 2013,『なぜ君は余計な波風を起こすようなことをするのか。きちんと説明するように』という意志がひしひしと伝わる。

HaffingtonPost 人工知能学会誌の表紙、女性イラストレーターが描いていた 投稿日: 2013年12月27日 19時02分 JST

一般社団法人「人工知能学会」の学会誌が2014年1月1日号から大幅にリニューアルした。女性型アンドロイドが手にホウキを持ち掃除する姿が表紙に描かれているため「男性の性幻想丸出し」「女性差別に見える」との指摘がネット上の一部で出ているが、この表紙の作者は女性だったことが12月27日、同学会への電話取材で分かった

 女性が描いたものであるということは問題を根本から揺るがすものにはならないのだが。

編集委員長の松尾准教授は、次のように話した。
「ネット上で広く議論をしていただくのは有り難いと思っています。学会としては、女性を差別したり蔑視する意図はありません。ただ、そういう意見もあるときちんと受け止めて、今後の表紙デザインを考える上で参考にしていきたいと思っています」


 妥当なコメントかと思われる。

 とりあえず,授業の材料に大変便利そうだなと。

 ダメな対応の人たちについては


 これで端的に説明されているか。






 でまあ,女性性を滅していくと場合によっては「「ロシアの女性を『スカートを穿いた兵士』と表現するのは完全な誤解だ。彼女たちは長いあいだ戦闘義務を果たす準備をしてきたし,能力を認められればどんな任務にもつく。ロシア兵はそういう彼女たちを大事にしている」(ビーヴァー『スターリングラード』朝日文庫版p.151)」ということになっちゃったりするが

 それはそれで抑圧的な体制ではあるまいか。多様なあり方を認めない,というあたりは,すくなくとも非難されるべきだろうなあと。 



 まあこういう話でもある。



 とりあえず,現状に不満がり,これを打破しようとする場合には,新たな状況へ人々を導こうという場合には,その素敵なヴィジョンを公衆へ(支持をうけたい人々へ)むけて提示する必要があるのだろうな―所謂アベノミクスが公衆に支持を受けているとするなら,そのある部分は「給料上がります!」という宣言であり,実際にちょこっとだけでも上がれば,『次のボーナスまでは政権を支持してやってもいいか』という流れになろう。

 最近の社会調査で,特に若い世代に専業主婦になる/ならせるという意見が増えている―なんていう話を聞き挟んだりするが,これに対しては,『他にも多様な人生がみんなにはあって,そしてそれは割と可能なんだ!』と説得し,その実質的な保証を提示すべきなんだろうな。

 つまり,(返済なしの給付型)奨学金の充実拡大とか。




 そんなわけで,ああ二流だなあとか我が身を振り返って思う事かな(詠嘆)
 もちろん訓練と言うのは学生時代に終わるものではなく,それからのアレコレで伸びも変わってくるのだということで,ひとつ。

 だからまあ,訓練,鍛錬をやめちゃった人たちは(ry


朝日新聞 南スーダン撤退を検討 自衛隊PKO、治安悪化受け 2013年12月25日12時46分

南スーダンの国連平和維持活動(PKO)をめぐり、安倍政権は24日、国連南スーダン派遣団(UNMISS)に参加している自衛隊を撤退させる検討に入った。現地の情勢が悪化しており、自衛隊のPKO参加条件が満たされなくなる可能性があると判断した。南スーダンから撤退すれば、自衛隊によるPKO活動は休止することになる
こうした状況から、政権内では「一日も早く撤退すべきだ」との声も出ていた。政権は、今の南スーダン情勢は、PKO参加5原則のうち「紛争当事者間で停戦合意が成立」の条件を満たしていない可能性があると分析。今後、UNMISSの活動状況を踏まえつつ、撤退時期などを慎重に検討する方針だ

 軍需物資(銃弾)供出なんて(日本国内的には)超タカ派的行動に出た割には腰が引けてるなあと思ったら

ロイター 安保理が南スーダンPKO増強を決議、官房長官「撤収検討せず」 2013年 12月 25日 14:47 JST

国連安全保障理事会は24日、内戦に突入する恐れのある南スーダンの国連平和維持活動(PKO)部隊を約2倍に増強する決議案を全会一致で採択した。菅義偉官房長官は25日午前の会見で、現地PKOに参加している自衛隊の撤収を検討している事実はないと語った

ロイター 南スーダンの自衛隊、撤収検討の事実はない=菅官房長官 2013年 12月 25日 11:42 JST

 尤も,増強も考えていないというものの,「25日付の朝日新聞は、現地の情勢が悪化していることから、安倍政権が南スーダン派遣団に参加している自衛隊を撤退させる検討に入ったと報じていた

 と,朝日新聞を名指しで”取材能力は足りてますか”と言っている。朝日新聞は,もしやこれを受けて次は”閣内の不一致が表面化した格好だ”と報じるかもしれないが,さしあたり官房長官がこの態度というのは大きい。”閣内不協和音”の音がどこから出ているのか,どれだけの大きさ・真剣さなのか,追及される可能性もある。

 ”不協和音”の出所解明までいければ倒閣運動と言うに相応しいが,そこまでもっていけるだけの腕の持ち主は―推定倒閣運動を担う政治家にしろ,煽る記者にしろ―いるのかどうか,協力者を確保してあるかどうか。
 そういった大それたことは考えていないという場合,朝日新聞担当者(陣)が政府の動向をまるっきり逆方向に読み違ったわけで(「慎重に検討する」の内容を読み違った),取材能力・分析能力の劣化を示唆する。

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