空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

現実の体積以上の無駄なプレゼンスを示す人たちは(色々)問題であり

2018-01-19 12:43:18 | ノート
毎日新聞 安倍首相 ICANと面会せず 毎日新聞2018年1月19日 東京朝刊

東欧を歴訪した安倍晋三首相は17日午後4時過ぎ、政府専用機で羽田に帰国し、同5時過ぎに東京都内の表千家東京稽古場で母洋子さんらと初釜式に出席した。同7時過ぎには東京・富ケ谷の私邸に帰宅した

 してみると大人の日程調整の話で想定した見積もりよりちょっと早く移動出来ている(「羽田着・一行の入国チェックを経て、午後5時には羽田からどこかへ移動できる。してみると、午後7時に都内中心部のどこかで会食くらいは可能だ」)。
 まあそうか,一行の入国チェック等々につき合う必然性まではない。

江川紹子さんは「外遊の疲れもあり、すぐに深刻な話ができないことは分かるが、平和賞への敬意を表してとりあえず面会し、『詳しい話は別の機会に』などと応じてもいいのではないか

 ともあるようだが,じゃあこれが深刻な外交的失点か,といえば―どう頑張るのかなあ,という気がするだろう。「ダライ=ラマに会わない」というのは相当重大な意味合いがあるが,「ベアトリス・フィンに会わない」というのは,「誰?」というものだろう。反核運動のノーベル平和賞の,と言われて,ようやく「それは言及する価値がある」といったところで,つまり当人にはさほど意義はない。



 これは真実を衝いたはずの言葉であり,『トランプ(米大統領)は別格の重要性を持つ』ことをこの人も認めている。

 他方『ベアトリス・フィン(や,ICAN)に重要性はない』ことも暗に認める。「核廃絶問題より初釜が」と書いており,「ベアトリス・フィンより」「ICANより」と書いていないことに注意してもよい。

 ベアトリス・フィンICAN事務局長では,トランプにまったく比肩もなにもできはしないと知っているからこそ,トランプに匹敵するような重大問題,「核廃絶問題」を代入しているわけなのだろう。

 こうして,安倍首相への攻撃者らしきこの人こそが,ベアトリス・フィンでは格式が低すぎることを認め,安倍首相の行動の妥当性を証してしまっている。



 ということにもなる。



 マジこれな,というところである。



 昔,金正日について”白痴の可能性がある””だから表に出てこない”だのと無体な誹謗中傷を繰り返し言い放ったひとがいて,いや我が国では滅多に報道されないにせよ,向こうの友好国では報道されているようだし,第一ド低能を国家指導者にわざわざする必然性がない,アレ以外にも後継ぎ候補はいただろう,少なくとも後ろ暗い政治闘争を勝ち残れるだけの能力はあると認めるべきだ―と言ったら,”朝日新聞の盲信者”扱いされたことがあった。

 そもそもそんなもんばっか見てるからそんなアレになるんだという正直な気持ちは言わずにおいた。

 とかく,その辺の安メディア,ネットの上っ面の記事やそれを斜め読みしたうえで斜め下の解説書くような水準のものを延々消費して「私こそは世界の真実を知るものでござい」とマウンティング仕掛けてくるアレが多すぎる…というのは作文であって,実数は実のところさほどでない。なにしろウザいひとたちなので,現実の体積以上の無駄なプレゼンスを示すだけのことだ。

 実数は少ない。選挙で勝てないことが示唆するし,「いつも同じメンバー」ということも示唆する。

 大衆の動員にも失敗し続けている―反原発デモあたりでは割と成功した,その成功経験程度か。それでさえ―



 ―こういうデモをしでかしたことで,一般人は潮が引くように去って行ったのと違いますかね,一部コア層にはまり込んでいった新規参入者の人たちの家庭を破壊しながら。

 やはり,思うに,例のベアトリス・フィン氏は日本におけるパートナー選びに決定的に失敗している気がするのである。
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