空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

リビアからの難民,イタリアに着々と着

2011-03-28 14:02:49 | Newsメモ
 動乱のリビアから出国してきたボートピープル,第一陣がランペドゥーサ周辺に着:

BBC Boats from Libya join migrant influx in southern Italy 27 March 2011

 チュニジアの動乱から,今年1月以来15000人ほどが到来している。今回,土曜,初めてリビアからイタリア・Linosa島(ランペドゥーサから50kmほど北)に着。300名ほど。出産したばかりの女性も含む。まだ数隻の船が控えている模様。

 国籍/民族的には主にソマリ人,エリトリア人ないしエチオピア人であるという。

 どうもこれは,受け入れざるを得ない難民と見做されたもののようで:

BBC Italy blocks ferry of Moroccans fleeing Libya 15 March 2011

 二週間前の,モロッコ人が乗った船はシチリア接岸を拒否されている。
 Marine Le Penはランペドゥーサに来て,こうした人々のヨーロッパ入りを認めないよう促すコメントを出している。もし自分たちが,彼らに希望を―ヨーロッパに足を踏み入れさえすればヨーロッパに住めると―与えようものなら,彼らに危険な航海を勧めることになりかねない,のだと。

 例えば一隻,船が沈没して―その「彼らは8時間も水の中にあった。彼らは,ほかのボートが通り過ぎるのを見た―それは止まらなかった。他の一つは,助けてくれたが,既に45人のっていた。これもまた絶望的なもので―軍の艦艇がこれを救出した」。

 しかしリビアからの難民船にソマリ人やエチオピア人やエリトリア人が乗っていることからして,もうそれ以外どうしようもないくらい,最初っから絶望的状況の人々こそが海を渡っているのだと考えることは可能ではある。

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