空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

北朝鮮/グアム ミサイル危機:BBCがえらい勢いで記事を(2)

2017-08-12 12:46:35 | Newsメモ
BBC Trump threatens North Korea with "big trouble" over Guam 12 Aug 2017

"Nobody loves a peaceful solution better than President Trump, that I can tell you."

 ダンナ、昨日、どんな物言いをした…。外交交渉の場なら、恫喝と評価されるだろうよ、あれ…。
 あれが礼を失した恫喝まがい、ということについては、まあ北朝鮮の言い分にも理がある。あるだけだが。これで北朝鮮側がいつも上品な口をきき、国連決議違反もまあそこそこに抑えていれば…とは思われるが、アレなアレのあれこれを思うと…。

BBC Trump administration's mixed messages on North Korea 11 Aug 2017

 ともかくも。Trump大統領がtwitterであれこれ”個人的見解”をアップしつづけるため、リアルタイムでソレを追って記事も山のようにできる、という一面はあろう。これは思えば、わが鳩山政権時代を思えば、隔世の感である―首相のブレーンがつぎつぎ首になり、表にでてはひと世代前の内部事情を言っていたらしい時期を思えば。いまはトップのその時々の思いをリアルタイムのようにして追える。

 ティラーソンが「"We do not seek a regime change, we do not seek the collapse of the regime," he said. "We're not your enemy."」、他方「However, just days later Gen Mattis warned North Korea that its actions could usher in the "end of its regime and the destruction of its people"」。
 こういうのをmixed messagesというのは、ある意味ではあまり意味がなさそうではある。要は『体制はまあ、構わんよ、しかし核とか止めろ』ということだろうし。『下手に潰れられても、建て直し予算がかかるんだ、止めてくれ』ということもあろう。だがここで核開発を止めると国内の統制に難が出る、というのが北朝鮮指導部の見解だろう。

 ―”核開発を放棄すると、米国の陰謀で国家体制は覆される”という陰謀論的恐怖もあろうか。しかしまあ、それも、本質的には国内・民衆の統制に失敗したということでもあろうし―その側面は無視し得ないだろうし、となるとやはり核開発を止めるわけにはいかないのだろう、北朝鮮指導部は。

 何れにせよ

"You should listen to the president," Mr Gorka said. "The idea that Secretary Tillerson is going to discuss military matters is simply nonsensical.
"It is the job of Secretary Mattis to talk about military options."


 ここのあたりは「閣内不一致」が露出したところと見えよう。が、

On Wednesday, he said the situation had not changed dramatically in recent days and that Americans "should sleep well at night"

 まずは本土の住民に安堵を与えんとするのも、彼の任務のうちではあったろう。

 まあしかし

BBC Trump does not rule out military response to Venezuela crisis 12 Aug 2017

 言いたいことは分るし言いたくなる気持ちも分るが、軍はそう軽々に持ち出すものじゃないし、資源だって有限なんだぞとは。

BBC Venezuela's Maduro wants 'personal conversation' with Trump 11 Aug 2017

However, at other times Mr Maduro returned to more traditional anti-US themes, accusing "imperialists" of plotting against his government.

 延々悪口言われ続けてたらどうなるか位、わかるだろうが、というのは米国の報道官氏のいうことだったか? 「対話の提案」が真面目なものと受け取ってもらえるような努力も求められようなあとか思う。

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