なんで二十代の立民支持者やれいわ新撰組支持者が少ないのかって考えないのかな。ネット上の運動家が痛いか煩いか怖いかの三択だからだよ。自民党支持者ってのも褒められたもんじゃないかもしれないが、少なくともネット上では説教がましくないし押しつけがましくないし、批判してもキレない。
— マンヤオベガススタイル 帰郷中 (@Nishimuraumiush) 2019年7月22日
なんてお言葉を見ておいてみよう。
日経新聞 改憲勢力3分の2割れ「ちょうどよい」41% 本社世論調査 2019/7/28 19:00
7/21投開票の参院選の国民的な評価は、憲法改定に「前向きな「改憲勢力」が非改選とあわせ、国会発議に必要な参院の3分の2(164議席)を割り込んだことを聞くと「ちょうどよい結果だった」が41%と最も多かった」あたりでよいのでは、と思う。
広報の甲斐あってというべきか、まあそれなりに世界の常識に適合するというべきか、「首相は総裁任期中に憲法改正の国民投票を実施したいと表明している。この首相の考えに賛成と答えた人は52%で反対の33%を上回った」とあって、現行憲法は不磨の大典ではない、時宜に応じて変更可能であると―70年以上前の社会契約を、まあたまには見直しても良かろうと―いう共通理解はそこそこ行き渡っている。
憲法は、必要があれば変えてもいいだろう、発議自体を不可とするのはやりすぎだ、自由に討議してよかろう―まあ変えるんだったら、それはいまじゃないけどな! …という。この辺が”サイレントマジョリティ”的な合意ではないかなあ。
「改憲勢力が参院の3分の2を割り込んだことについて「もっと多くてもよかった」は24%、「もっと少なくてもよかった」は22%と拮抗した」
とまあ、従来の護憲派からみて”極右”といいたくなるような方向には24%があり、対極側には22%。その真ん中に41%程度という、まあその、綺麗なもんじゃないだろうか(残余は13%)。
読みどころ・論点は、たとえば―自民党支持は37%とあるが、つまり与党勢力(自民+公明)支持層計41%について、自派勢力が「「もっと多くてもよかった」は24%」とあり、してみると、この「そこそこの負け(勝ちと主張することを妨げない)」でほどよいとする層が17%は存在する計算である。
「日本経済新聞社とテレビ東京による26~28日の世論調査で安倍内閣の支持率は52%と前回6月の調査から4ポイント低下した」
「内閣支持率を男女別に見ると、男性が57%、女性は46%だった。世代別では18~39歳が最も高い58%で40~59歳が56%、60歳以上が47%だった」
とあり、内閣支持層においてさえ、この「そこそこの勝利」はまあまあの満足をもって受け止め、これ以上の勝利を必ずしも望まないという傾向がみられる。
「今回の参院選では野党が定数1の1人区で統一候補を立てた。次の衆院選でも野党が統一候補を立てるべきか聞くと「立てるべきだ」が55%と「立てるべきではない」の25%を大きく上回った」
ともあり、野党の統一候補擁立を55%が支持する。そのほうが野党の勝ち目がまだしもありそうだ―というわけであろうが、その理解でいいとするなら、”野党のそこそこの勝利”を望むのは阿倍政権支持層(52%)の中にも相当数存在することになる。
ということは、野党に多少は勝たせて、政権与党を掣肘させようとするバランス方針を支持する層がまあ一定程度存在する、ということだろう。
さらに「調査は日経リサーチが26~28日に全国の18歳以上の男女に携帯電話も含めて乱数番号(RDD方式)による電話で実施し、923件の回答を得た。回答率は45%」とあり、しかしこの回答者によれば「投票に行った 79%」なのだ。
たしか投票率自体は50%を切ってたんじゃないか。とすると、以上の結果は投票に行くような、一定の意識をもった人たちの中での話であり―
―さあ、こういう状況でどういう作戦をとるべきかは、そりゃあ戦略担当者の腕のみせどころだろう。
確かに、選挙に行ってないひとたち(全体の50%くらい)をまるっと確保しちゃえれば大勝利は確定している。だが、そもそもめんどくさいからいかなーい!というひとをどう説得するのか。結果は予測の範囲だし、まー自分が行かなくてもいいんじゃなーい?というひとを、どう?
…まあ、ねえ…とまあ、多少。
30代以下支持、増す自民 60代以上と逆転 出口分析https://t.co/ENdsifjK8A30代以下で自民に投票した人は、2007年には21%だったが、13年は37%、16年には41%に伸びた。一方、民主系は30代以下で07年には48%を占めていたが急落、第2次安倍内閣以降は10%台で60代以上よりも低くなった。 #参院選2019 pic.twitter.com/W1JHBeFqhl
— 朝日新聞デジタル編集部 (@asahicom) 2019年7月21日
バカな若者が自民に入れるんだろうねー増税して欲しいのかな?ドMだな笑笑
— Masa(エルモ)節約 行動する 大麻解禁 (@hudannodoryoku) 2019年7月21日
「若者」と一括りにできなくなってきてるんでしょ。下層の若者は、虐げられることに慣れてますます従順になる。長い年月をかけて完成させた奴隷製造装置に従って生きるしかないというのは、楽に生きることと同義なので仕方がないともいえる。
— 蒼志☆おぶおぶぶじぇくとぉ (@aoshisss1) 2019年7月21日
まぁ、そういう奴隷根性の思考停止な若者を大量生産してるのが今の日本の教育ですもんね。確かにそうですね。楽な方に流れる。
— Masa(エルモ)節約 行動する 大麻解禁 (@hudannodoryoku) 2019年7月21日
まーそんなふうに”おれたち”をひたすら侮辱し、他方で”おれたち”を貧乏から救うための方策も何も一切無し、どころか足をひっぱる老害どもや御教養おありのお左翼様どもなんぞ…! と復讐されるってシナリオもあるんじゃないですかね。
中韓に汚染された既存マズゴミに誘導されるのではなく、様々な方面から情報を得てしっかりと判断できる若者が増えたという事だ。
— Don't KOREA (@yammy_tak) 2019年7月21日
「若者」概念について、まあえらく、なんとやら、という感。理由句・形容句にそれなりに面白みがある。何をどう思いたいのか、などの分析の対象になりえよう。
与党に投票した人の中にも、与党に任せていると酷いことになると思っている人もたくさんいると思うんだよね。では何故彼らが野党に投票しなかったかというと、野党に任せるともっとひどいことになると思っているから。
— 大貫剛 (@ohnuki_tsuyoshi) 2019年7月22日
自民党支持者定番のツイートですね。
— 東一 (@touiti_abann) 2019年7月22日
対象ツィートの後半部分:「何故彼らが野党に投票しなかったかというと、野党に任せるともっとひどいことになると思っているから」だけをみて脊椎反射的につぶやいた発言と評価されよう。なぜなら、前半の「与党に任せていると酷いことになると思っている人もたくさんいると思う」は、与党(この場合は自民党)支持の立場からは出にくいだろうからだ。
野党に投票しない人は自民党支持者、という勝手な決め付けは、特に旧民主党系の支持者に多い「甘え」だと思う。あいつらはおかしな奴だと決め付けることで、自分達が評価されていない事実から目を背けている。 https://t.co/vpS40Xg4z0
— 大貫剛 (@ohnuki_tsuyoshi) 2019年7月22日
その通りです。自民に投票した人の中にも、無党派層は含まれています。過去に民主党に投票した人もいるでしょう。野党はしっかり考えて自民党を脅かしてほしいものです。そうでなければ自民党も良くなりませんし。
— 大貫剛 (@ohnuki_tsuyoshi) 2019年7月22日
ある意味で所謂55年体制、旧世代の政治地図―2/3前後を自民党系がとり、1/3を社会党がとり、隙間に民社・共産がいる、みたいな―が懐かしいのはこの点だ。『5年後に自民党が出す法案を知りたければ、いま社会党が出している法案を見ればよい』的な世界。社会党=最強野党が未来を構想する力を持っていた、と信じることができる世界観。
いやファンタジーかもしれないが、『少なくともいまよりはマシ』程度の懐古の対象になりえる程度には野党の能力が高かった時代。そうでなければ与党も鍛えられまい。
鏡見て>あいつらはおかしな奴だと決め付けることで、自分達が評価されていない事実から目を背けている。
— エレクトラ (@KAWASAKI_Ki56) 2019年7月23日
自民党に投票した可能性が高いっぽいヒトを捕まえてそういうからには、今回の選挙でどこが多数の得票を得たのか、どこが得票を伸ばしたのか、承知の上なんだろうな、とかちょっと思う。
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