議論の資料となるよう、裁判所が判決で述べた理由を紹介しました。司法への提言や制度の改善のためにも、判決や裁判記録にアクセスできることは必要と思います →裁判所はなぜ、娘に性的虐待を続けていた父親を無罪としたのか(江川紹子) - Y!ニュース https://t.co/KAUKg6dwff
— Shoko Egawa (@amneris84) 2019年4月28日
相変わらずというべきか、さすが江川紹子である。良質、上質と見える。
yahoo 裁判所はなぜ、娘に性的虐待を続けていた父親を無罪としたのか 江川紹子 | ジャーナリスト 4/28(日) 20:12 2019
「女性が性被害を訴えた事件で、被告人が無罪となる1審判決が4件相次いで報じられたことで、裁判所に対する批判が挙がっている。性暴力の問題に取り組む女性らが集まり、無罪判決に抗議し、「司法を変えていこう」「裁判官に人権教育と性教育を!」などと訴えるスタンディングデモも行われた」
「私が目にした限り、批判には検察官についての論評は見当たらなかった。判決文を読んだ弁護士による批判記事でも、本件についての検察官の捜査・立証活動については言及がない」
いわゆる「世間様」が見ていない観点をきちんとフォローする。よし、これでいけるな、と私は某評論について思ったのである(現在執筆中)。
「ここからは私見が入る。
検察が取り調べの際に、録音録画を行ったのは適切だった。
驚くのは、録音録画が行われている中で、被疑者が言ってもいないことを検察官が調書に書く悪弊が、今なお行われている、ということだ。こうした事実も、裁判所の姿勢を、より慎重に検察側の主張立証を検討する方向に向かわせたかもしれない」
きちんと事実説明と私見とを分けるのも宜しい。いやもっとも、事実の説明の順序等々に既に私見が入ると言うのもその通りだが。
裁判の結果についての評価は
「要するに、被疑者が言いもしない供述を言ったかのようにして調書に記載していた、ということだ」。
— 玉井克哉(Katsuya TAMAI) (@tamai1961) 2019年4月28日
検察の立証に甘さがあった、と。それなら無罪でも仕方がない。
こうなるかなあ、と。
「被害者のプライヴァシーを守りつつ、裁判所の判断や検察の捜査・立証活動をきちんと検証できるようにするにはどうするか。そのためのルール作りが必要だと思う」と江川がいう。
この点、
「BBC記事 「校長に体を触られた」と訴えた女子学生、焼き殺される バングラデシュ(2019-04-25)」
を思い出した。「校長先生に…セクハラを…」と警察に言いにいったら、取調室で警官が(私物でだろう)告白する彼女をヴィデオ撮影し始めたと。ひどいはなしである。そんなわけで、被害者側のプライバシーを適切に保護する必要を満たしつつ、さあ、どうするか―と。
以下資料集:
【裁判官をしばくキャンペーンの存在を伝えるもの】
件の性犯罪に関する無罪判決について,とうとう裁判官訴追委員会への請求キャンペーンが展開されるようになってる。雛形まで用意されて。
— Morgen Mondsichel (@ASax_MC_Legal) 2019年4月12日
万に一つでも通ることはなかろうけど,民意に反した判決を出すと罷免されるおそれがあるとか,どんなディストピアですか。
FF外より失礼します。あの一連の流れをざっと見てましたが、民意重視の判決をっていう流れは「国民情緒法」の精神を持ち出したお隣の国の悪いところを倣ってやしませんか?と思います。そのうち「『法の不遡及」までぶち壊せ」とまで言い出しかねないかと恐れてます。
— えきどな@大将&FF11バハ鯖 (@senryuu2) 2019年4月13日
ああ、朴ねーちゃんへのあれはひどかった。そんなわけで、「お気持ち」原理主義をどうにかすべき・実害を防止すべきころあいかなあと思ってみる昨今。
【類似例との対比】
今、「裁判やめて全部有罪」言うてるイカれた集団に、「なんでこいつら、言語は日本語のはずなのに話が通じねえんだ」と呆然となっている弁護士の皆さん。
— マクラナ・ガレ (@mcranagalle) 2019年4月13日
それが、「ホウシャノーコワイコワイ」とわめく連中に対し、多くの科学者や科学知識を持つ者が感じた絶望的な気分と諦観、そのものですよ
【人民裁判との対比】
声の大きい人が人民裁判をご所望だからといって、それに応じるのが民主主義という話ではない。しかし何故そうした判決が出たのか分からないと外野からは何が本当に正しいのか分からないんだよね。でもそれは被害者のプライバシーと2次被害に直結する
— 楠 正憲 (@masanork) 2019年4月14日
【新利権の提案爆誕】
裁判官に人権教育と性教育を、か。目眩がする…。どうしよう?どこから手を付けたら良いのだろう?罪刑法定主義、利益原則、立憲主義、自由主義、民主主義。近代国家の諸原則が、現行憲法施行70年以上経っても、全く根付いていない。このままでは、安倍さんが何かやる前に、国民が勝手に戦前回帰する。 https://t.co/755rc0MDDk
— 芝原章吾 (@shogoshibahara) 2019年4月11日
【冷静な意見】
「これ以上の無罪判決は許さない」は駄目だと思います。事件はひとつひとつ全く違うし、性犯罪にも冤罪はある。「性暴力を許さない」ことは「無罪判決を許さない」ことではない。私たちにできることは、他にもあるはず。検察が無罪を恐れて起訴を絞るようになったら、被害者はむしろ辛い思いをする。 pic.twitter.com/XzrHVl3Mvx
— 佐藤倫子 (@sato__michiko) 2019年4月10日
【偶然にも三つとも3/29】
「痴漢冤罪なんて、現実には、ほとんどありえないのに、男さんは怯え過ぎ??」
— changeup (@changeupball) 2019年3月29日
?
とか言ってくる女いるけど、
?
ありえないどころか、
「きちんと裁判で、正式に無罪を勝ち取った人」ですら、根拠もなくこれだけ叩かれてる最近の風潮を見てたら、
?
冤罪に不安になるのも当たり前やんけ……
?
?
それどころか完全捏造でも:
BBCニュース - 「レイプされた」とうそ繰り返し 英女性に禁錮10年 https://t.co/hX9OGq8Axf
— ベホイミン (@tyahanset880) 2019年3月29日
「このような事件の影響で、実際に強姦もしくは性的に暴行された女性が、信じてもらえないだろうと警察に被害届を出さなくなる、そうした事態になる危険は本物だ」と裁判官は指摘した。
ここ重要
そもそも痴漢冤罪が認知されるきっかけとも言える事件が…
— Qazz@この世全ての欲 (@Qazz619) 2019年3月29日
『電車の中での携帯電話を使った通話がうるさいから注意しただけなのに、駅に着いたら痴漢で警察に連れてかれた…』
…ですからねぇ。
そもそものスタートがコレですから、この一件で完全に女性不信になった男は少なくないはずです。
とまあ、どんな世界観・社会状況が好ましいか、実際にどんな風に運用するか―ということも考えたい。
以前の日本のように―今もかなりそうであるらしいように―警察・検察が「もう完璧。俺たち100%伝説。」的なレベルまで固めたものでこそ逮捕・裁判、よほどのスカでもなければ確実に有罪99.9%、なんて状態を望むか。
ただ、そういう状況を悪用する者もいたわけだ、『私の電話する権利を邪魔するクッソうぜぇキモオヤジ。ああそうか、こんな性犯罪おかしそーなwwwオヤジwwwだからwwwハメちゃえ☆』みたいなのが。
ということで、最近は、まあ以前に比べれば逮捕の重みは減った―が、『女性様の宣旨―というわけでも、ないわなあ』と警察・検察も意識を変え始めた―というわけだ。なにしろ「被害女性の深刻な訴え」がそもそも虚偽ということが無視しきれないレベルで発生した、というわけだ。
とすると―相対的に女性の発言力が失われてしまったわけである。
ではあるが、これを男女の対立の話、男女間の権力闘争ととると、非常に不効率で正義にもとる話になる。
単純に、嘘つきを嘘つきとして取り扱えばいいだけのことだと、きちんと合意がとれればよいな、と。
【寺沢武一先生の件】
昨夜から、metooをした漫画家アシスタント女性を批判してるのに、12月にジェンダー法学会で一面識もない男性にまでmetooした女性を擁護し、私を叩きに来た完全に無関係の方々が、シーンと静まり返っている……。どうしたの、みんな? 最近、元気ないじゃん。w
— 森奈津子◆固定ツイにnote情報あります (@MORI_Natsuko) 2019年4月4日
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