空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

みていた記事メモ(2014-10-26):エボラ関係他

2014-10-26 19:56:00 | Newsメモ
BBC Ebola crisis: 'Many exposed' to infected Mali girl 25 October 2014

 エボラ、マリに飛び火。ギニアから移動してきた2才の女の子が感染発覚、死亡確認。1000キロにわたって、症状を表しながらバスに乗って移動していて―ざっと40人には接触している模様と。この人々は隔離済み。

 なおこの赤子の母親はすでに死亡済み。親族女性がつれて帰ってきたもの。

 現地では、ホテルなんかには殺菌ジェルが置かれ始めたが、一般人には高くて手が出ない。せめて石鹸で手を洗ってくれ、と政府側は広報するそうだが、石鹸はさほど高価でないにもかかわらず、一般には水で手を洗うだけだとか。


 手洗いの水が確保されてるだけましだ、うん。


 握手を控える人も出始めたそうで。この地には、病気見舞いの風習が色濃く残っているとかで、いったんはやり始めたら…という懸念もある模様。そういう人間的な感情が病気をろくでもなく拡大するというのは、伝説に聞く中世のペストのようですな。健常者がさっくり村(と感染者)を捨てて生き残ったヨーロッパと、人道的に親族を末期まで看護して一族郎党村も文化も何もかも死に果てたイスラム圏、って対比の伝説。

BBC Ebola serum for Africa patients within weeks, says WHO 21 October 2014 By Michelle Roberts

 エボラ回復者から頂いた血清をもとに、数週間以内―2015年1月まで―にはエボラ対策の薬やワクチンが用意できそうだ、とWHOが言う。…どのくらいの量を提供できるか、とかはさておいて。

 他の展開としてあげられているうち、印象深いものとか:

・シエラレオネ、Konoで若衆が暴動。90才の婆様がいる家を、エボラ感染の疑いでquarantineしようとしたのを怒ってのことという。treatment centreがないのに、なにがquarantineだ、というわけ。

 人間的には正しい。検疫的にはまちがっているけど。

・ドミニカが西アフリカ三国からの移動者をシャットダウン。カリブ海諸国の相当数がこうした処置をとっている様子。


Reuters 欧州でのエボラ感染拡大は「避けられない」=WHO局長 2014年 10月 8日 08:48 JST



BBC  Shia Houthi rebels and al-Qaeda clash in south Yemen 15 October 2014

 シーア派Houthi民兵とアルカイダ系民兵とがBayda県Radaa付近で衝突した模様。死者10名ほどと。

BBC  Yemen Houthi rebels capture Red Sea port of Hodeida 14 October 2014

 HouthiがYemen第二の港町Hodeidaを確保したという記事。Sanaaへの物資補給の要地だそうで。
 また、首相としてイェメンの国連大使Khalid Bahah氏が指名されたと。

BBC Yemen's Houthi rebels reject Ahmed Awad bin Mubarak as PM 7 October 2014
BBC Vietnam tanker: Piracy 'very likely' cause of disappearance 8 October 2014

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