空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

北朝鮮:地味に社会の基幹たる人材をごそっと喪失していってないか、これ

2019-09-15 00:37:13 | Weblog
産経新聞 露、北朝鮮漁民250人超拘束 台風で多数転落の可能性も 2019.9.12 19:18

ロシア極東沿海地方の連邦保安局(FSB)は12日、日本海のロシアの排他的経済水域(EEZ)でイカを違法に漁獲していたとして北朝鮮の小型漁船16隻を拿捕し、250人以上を拘束したと発表した。タス通信などが報じた

一方でFSBによると、今月上旬の台風通過後に北朝鮮漁船とみられる32隻が損傷した状態で無人のまま沿海地方の沿岸に打ち上げられているのが見つかった。多数の乗組員が海に転落した可能性があり、北朝鮮漁民1人が洋上でロシア貨物船に救助された



 16隻で250人ということは、単純計算で1隻あたり15人。打ち上げられた船だけで32隻、ならば単純計算で480人が行方不明ということになる。拿捕された中には母船もふくまれていて、一隻あたりの平均人数が不当にあがっているんだ―という可能性もあるにせよ、まあ一隻10人位はあるだろうところ、打ち上げられる幸運に恵まれなかった船もあろうところ、500人とか喪失してるんでは。

 …いかに人命が安い(であろう)国とはいえ、漁師としての訓練時間等々は畑からとれるわけではなく、時間と予算と人的資源に依存するわけであり、なんぼなんでもこんなぐあいに一気に削れるのは難なのでは。

 ああ、ついでに関連するような話のメモもここに。



 こういうキッツイのは、まあ、反共主義者による捏造プロパガンダだ、と言い張る人もいるかもしれませんが。私としては、そうした見解が事実と相応していても別に知ったこっちゃ無いのです。常識的に考えて、上に引いた記事のように一般労働者の価値があまりに低すぎ、ざっくざく削れていってる推定からみて、背景の諸事実諸状況が根本的にダメというのは明らかですので。
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