空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

業界内輪話

2024-05-02 21:26:59 | Weblog


 これはなかなか興味深い発言で、私も”理論物理学出身者でこそ整理された頭脳を持ち、学校の運営を担うことができる”と繰り返し主張されたものだった。ぶっちゃけ、人数が多ければアタリも多く混じるだろ、ということと私は理解したが。



 これもその伝だという事は可能で、そりゃあ文系のなかでは史学系は多いだろう。しかし言うところは理解可能で、法学部と並んで文書の整理の専門家だものな。



 ほんとにねー…いえまあ「だったらお前がやれ」と実際に言い放ったことがある私としては、うんまあ。
 そしてさらに



 これが面白い。

研究以外の雑務は、研究成果のショボい分野の連中が多く担うのが当然」とある。「研究成果がショボい連中が雑務しろ」ではない。「~分野の連中が」である。従って、業績ゼロ・外部資金ゼロでも有力分野に所属していれば雑務をさせられる謂れはない、ということになる(まあ、そもそもそれで生き残れるわけもないというわけだろうが)。

 …まあ、しかし、ともあれ。私が他の分野のひとに直接正面から舐められないで済むのは(※分野で個人を評価する向きは除く)、そこらの理工系を正面から圧倒する業績数・外部資金取得の数・受領額・種類であることが大きいはずで―。

 ―これで「お前は***学なんだから格下だ」と10年そこらも研究代表者での受領がない人とかに言われたくはないし、ひとから聞かれたらそりゃ言った方が立場悪い。

 いいから論文を書け。学生指導のついでじゃなく、プロ向けの論文を書け。それなら評価されるだろう。その評価は研究費の形で表明される。極論、論文なくても研究費は通る。それは構想・計画の見事さによるものだろう。特許なりなんなりの成果をあげればいいだけだろう、よくは知らんが。どうでもいいから成果を出せ。まあ、私はすっかり、そんな具合な理工系脳になってしまったのである。自分の必要な研究費は自分で貰ってこようか、というような。だって学校は私みたいな隅っこ領域に出してくれないじゃない。
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