空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

みたきじめも(Merkaの公開処刑強制観覧の件含む)

2009-10-27 19:08:54 | Newsメモ
BBC Darfur gunmen kidnap aid worker  Thursday, 22 October 2009

 Darfur西部Gauthierにてフランス国籍の援助団体員Lefevre氏が武装した集団に誘拐されたと。真昼間にばっちり赤十字マークを付けた車に乗っててこのありさまだよ!なのはいつもの不穏地域クォリティ。


BBC Tunisian president in fifth win  Monday, 26 October 2009

 チュニジア大統領ベン・アリ氏,5期目を決める。投票率84%にして支持率90%ほど,これは大過なく治めているということか。尤も,94%を切ってるのはちょっとしたサスペンスであったご様子。


BBC Somali threat sparks Uganda alert  Monday, 26 October 2009

 ウガンダを訪問する・またはウガンダに住むソマリ人は当局の登録を受けるべきこと。というのも,アルシャバブがウガンダをテロ攻撃するぞとおどしつけたのだ。これに対する措置。ソマリ人コミュニティは叛乱者を摘発する当局の行動に協力することを約する。

 ウガンダでの避難民の地位は不確かであって,これを無駄に悪化させるのは些かどうかと私には思われる。

 ソマリ人コミュニティ指導者は言う,「我々は政府を助け,そうした人物の動きを通報する準備ができています」,「もし彼ら(アルシャバブ)がウガンダに現れたなら,我々は政府に通報しましょう」。


BBC Somalis 'made to view executions'  Sunday, 25 October 2009 By Mary Harper

 アルシャバブがMercaでスパイ容疑者を公開処刑する際,近場の子供たち・女性たちを中心に強制的に見学させたという話。学校は休校とし,銃殺隊に2名が殺害されるところを学童たちに見せることを切望したという。

 幼いうちから銃と暴力に慣れさせておくのが今後の勢力拡大に重要な意義をもつ,ということなんでしょう。

 先日のクイズ大会で一等賞品がAK-47という,あの件でも,その目的についてアルシャバブが説明するよう,若者たちに時間を無駄にするのを止めさせるのだ,その領土と宗教を護るという,より重要な事柄に集中させようというのだ,としたという。

 授賞式では一発演説ぶって,居並ぶご両親方に,その子女には幼いうちからat an early age武器の取り扱いを学ばせるべきだと言ったそう。

 ところで今手元にある,モハメド・ヘイカル『アラブの戦い―第四次中東戦争の内幕―』46頁にはこうある:

「イスラエルが見落としたのは八十万のエジプト軍のうち,十一万人以上が大学卒または高等教育の経験者であることだ。一九六七年以後,ナセルが国軍の再建に当たって採用した措置の一つは,戦車隊長や電子装置の担当責任者は高額ないし技術の専門学校の出身者に限るとしたことだった。このため,エジプトは,量的には数段の優位に立つことはもちろん,質の点でもイスラエルに対抗できるようになった」

 折角,地道極まりない努力で教育程度がそこそこ確保されてるところ,教育システムを破壊しようというのはお勧めできないですけどねぇ。
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