昨日のブログ末に書いたことの要点・主旨は次の2つ。
(1) 自分の癌という病気のこと、昨年2月の前後からの1年間の振り返りから現状のまとめまでについて、しばらく続ける。
(2) 前回の診察日に「ホルモン療法を再開して」と求めたが、主治医には「その必要性がない。何もすることはない。」と却下された。しかし、抗がん剤治療も効果ないことが分かった以上、ベースの治療であるホルモン療法は続けて欲しいから、次回2月24日の診察日には主治医の見解を覆すべく再交渉する。
そんなことを念頭に、まず幾つか箇条書きして、後半で補足する。
今日は、(1)この1年の経過を表にもしたので、概要をまとめる。もちろん、後日、個々に詳しく書く。
ちなみに、現時点の最大の懸案事項は、最後の(6)に書くけど、抗がん剤を投与しても、年末年始に腫瘍マーカーPSAが140と急上昇、1月30日はなんと「322」と更に急上昇していたこと。
身体になんの痛みも不快も自覚症状もないのに、ますます不思議な話だ。
●-1 多くの人に聞くとされるホルモン療法も短期で効かなくなった
⇒自分の癌は、超最短コースで進んでいるかもと覚悟をもちつつ、とはいえ、そんなはずはないとも思う頃であった。
●-2 抗がん剤が効かなかった私の癌
⇒自分の癌がそこまで悪質だとは思わなかった。1月冒頭、主治医もあきらめ状態。
いやでも覚悟を決めるしかない、そう真面目に認識した。
●-3 ゾーフィゴ
⇒ PSAは上がっていくのに、転移カ所は減っていくという??? な進み具合。
●-4 ゲノム・遺伝子検査
⇒BRCA2変異陽性が分かった。その患者は、いろんな治療がほとんど効かず、結果として、癌の進行・悪化がとても早いタイプ、そんな旨が明らかになっている。まさに、最後の希望が開かけた、文字通りその印象。
●-5 ホルモン療法の再開をしてほしい
●-6 現に腫瘍マーカー PSAは更に上昇し続けている
なお、昨日2月21日の私のブログへのアクセスは「閲覧数2,047 訪問者数816」。
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今日は、(1)この1年の経過を表にもしたので、概要をまとめる。もちろん、後日、個々に詳しく書く。
(写真をクリックすると拡大)

●-1 多くの人に効くとされるホルモン療法も短期で効かなくなった
昨年2020年2月12日、前立腺がんの腫瘍マーカーは基準値が「4以下」だけど、そのとき私は「PSA2392」。
「前立腺がん」の告知を受けて、その日から、基本治療である従来からの薬、第1次ホルモン療法を開始した。
通常は、数年から5年くらいで第1次ホルモン療法が効かない癌が増殖してくる(去勢抵抗性前立腺がん)。長い人は10年、という人もいると医師は説明する。
去勢抵抗性前立腺がんになると、続いて、この7年位前から最近までに開発された新薬によっる第2次ホルモン療法が続けられる。
それも、いずれは効かなくなり、抗がん剤となる。(それ以前は、第1次で終わりだったのだから、時代は進んだ)
私の場合、第1次ホルモン療法は5月には腫瘍マーカー PSAが上昇、4カ月ほどで効かなくなったらしい。
6月から、新しい薬に替わった。
それも、8月から腫瘍マーカー PSAが上昇を始めた。
⇒自分の癌は、超最短コースで進んでいるかもと覚悟をもちつつ、とはいえ、そんなはずはないとも思う頃であった。
●-2 抗がん剤が効かなかった私の癌
抗がん剤ドセタキセルを12月1日、28日と2回投与下にもかかわらず、腫瘍マーカーPSAが、年末年始ともに140と急上昇した値となった。基準値が「4以下」なのだから、それはそれは高値。医師は、抗がん剤を投与しての値だから「困惑している」とし、抗がん剤は効果がないからやめる、と決定。あとは、2番目の抗がん剤カバジタキセルしかない、とあきらめ状態。
もし、2番目の抗がん剤カバジタキセルを使ったら、泌尿器科の標準療法では、もうすることがない、あとは「緩和医療」つまり、悪くなっていくに任せる、QOLの維持に努めるしかない、という状態。
⇒自分の癌がそこまで悪質だとは思わなかった。1月冒頭、主治医もあきらめ状態。
いやでも覚悟を決めるしかない、そう真面目に認識した。
●-3 ゾーフィゴ放射線治療(塩化ラジウムの注射)開始
保険適用できる治療はもう一つだけある。
それはゾーフィゴという放射線治療(塩化ラジウムの注射)をしたいと主治医に求めて放射線科へ回してもらった。
1月26日から毎月1回の6回コース。これは、私の場合に「骨転移」が著しい(昨年2月で90カ所、11月で 70か所)ところ、その治療法。
PSAは上がっていくのに、転移カ所は減っていくという??? な進み具合。
●-4 ゲノム・遺伝子検査
抗がん剤も効かない「たちの悪い癌」ということで別の途を探すしかない。
1月4日の「抗がん剤中止決定」の2日後に「ゲノム検査担当医」と面談、その日に自費診療として採血・検査に入った。
後日、「BRCA2遺伝子変異陽性」との通知と説明。
前年12月25日から前立腺がんの「BRCA2遺伝子変異陽性」患者に対する治療薬リムパーザ・オラパリブが日本でも保険適用になっていることも前提にしている。
現在、保険に基づく正式な検査も開始している(ここで、「BRCA2変異」が確認されれば治療に進める制度)。
⇒まさに、最後の希望が開かけた、文字通りその印象。BRCA2変異の患者は、いろんな治療がほとんど効かず、結果として、癌の進行・悪化がとても早いタイプ、そんな旨が明らかになっている。前立腺がん患者のおよそ10%位らしい。
昨年2月以来の自分の癌の進行が納得できる今。
とはいえ、BRCA2変異患者としての治療薬リムパーザ・オラパリブの対象であることが確定したとしても、治療開始はまだ先のこと。
●-5 ホルモン療法の再開をしてほしい
ともかく、抗がん剤治療するから、ホルモン療法は中止とする、という原則に基づき12月1日かは、ホルモン療法は行っていない。
しかし、抗がん剤も中止しているうえで、あとは何もしない、そんな状態では患者はたまらない。
それで2月4日に、主治医に「ホルモン療法を再開して」と求めた。
が、「ホルモン療法が効かないから抗がん剤治療に移ったのだから、今の寺町さんには、ホルモン療法は効かないと考える状態なわけで、再開の必要はない」という返事。
●-6 現に腫瘍マーカー PSAは更に上昇し続けている
年末年始ともに、腫瘍マーカーPSAが140と急上昇した。1月30日に岐阜のかかりつけ医のところで血液検査してもらったところ、なんと「322」と更に急上昇していた。
前立腺がん患者の除隊把握には、「PSAの倍化時間」という定義がある。4が基準だから、「1が2になる」「1.5が3になる」という倍になるのに要した期間のことで、通常は数年とかで考える程度。悪くても、「早くても数か月」という世界なのに、私の場合は、1ヶ月で倍になっていく。
1月4日 144 ⇒ 1月30日 322」とはなんとまあ・・・・
⇒ だから、今度の主治医の診察日(2月24日)にもう一度、「とりあえずホルモン療法を再開して」という状況。
その日のPSAは一体どうなっているか・・・ということは、重大な懸案事項である。
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