今日の日本経済新聞の一面記事は「ドコモがiPhone 新モデル、今秋にも」でした。
NTTドコモのシェアは、2003年3月末時点で56.3%でしたが、今年3月末時点では42.0%と10年で14.3%も下回る水準まで落ちてしまいました。この原因はKDDIとソフトバンクが販売するiPhoneであることはあることは紛れもない事実です。
NTTドコモは、この対抗策として、販売促進費をソニーと韓国サムスン電子のスマホに集中投入する「ツートップ戦略」を打ち出しましたが、狙った効果が出ていない模様です。これは、あくまで数字からの結論であって、ある側面でNTTドコモはiPhone導入を決断する答えを得たと思います。その答えとは「日本でサムスン製品は売れない」ということです。これはサムスンに限ってのことではありません。ブランド名「ヒュンダイ」を世界展開する現代自動車工業は、数年前日本から撤退しました。品質・デザインとも日本車と比較しても見劣りはしないのですが、売れませんでした。主に購入していたのは、経営者の多くが朝鮮半島出身者で占められているタクシーやパチンコ業界でした。
では、何故韓国製品が日本で売れないのでしょうか。ある時期、スーパーマーケットやディスカウントショップで、韓国製の白物家電が売られていました。ところが、デザインは日本製品に似ていたのですが、品質が低かったのです。要は故障が多かったのです。この頃を知る日本人は、まだ多くいると思います。これが韓国製品を購入しない理由の一つだと思っています。
結論として、NTTドコモは日本ブランドではソニー、海外ブランドではiPhoneと決めたのではないでしょうか。