すでに1ヶ月経つでしょうか。東芝の不正会計問題が、連日のようにあらゆるメディアで報道されています。私も強い関心を持っています。その理由は監査法人何故見抜けなかったのか。
上場企業またはこれから上場を考えている企業は、監査法人の監査を受け証明書を発行してもらわなければなりません。監査法人の役割は「正しい商取引」が行われていることを精査することです。特に厳しくチェックされるのは、売掛金と買掛金、それと棚卸高(在庫のことです)です。
私はある企業で約5年企業側の人間として監査に立ち会った経験があります。監査法人の担当者が最初に目を向けるのは、売掛金の回収が遅れている取引です。数字は全てコンピューターで管理されていますので間違いありません。
売掛金残高があるということは、売上高が発生したことになります。その残高が減っていかないということは「空売り」と見なされてしまいます。それが事実だとすると監査証明が発行されません。会計部門では経緯を説明することはできません。結局、営業担当者を呼んで説明をさせます。
東芝でも同じようなやり取りはあったはずです。それでも監査証明が発行されました。理由は単純です。担当者の説明を信用してしまうからです。
上場企業またはこれから上場を考えている企業は、監査法人の監査を受け証明書を発行してもらわなければなりません。監査法人の役割は「正しい商取引」が行われていることを精査することです。特に厳しくチェックされるのは、売掛金と買掛金、それと棚卸高(在庫のことです)です。
私はある企業で約5年企業側の人間として監査に立ち会った経験があります。監査法人の担当者が最初に目を向けるのは、売掛金の回収が遅れている取引です。数字は全てコンピューターで管理されていますので間違いありません。
売掛金残高があるということは、売上高が発生したことになります。その残高が減っていかないということは「空売り」と見なされてしまいます。それが事実だとすると監査証明が発行されません。会計部門では経緯を説明することはできません。結局、営業担当者を呼んで説明をさせます。
東芝でも同じようなやり取りはあったはずです。それでも監査証明が発行されました。理由は単純です。担当者の説明を信用してしまうからです。